川浪裕史さんのアレクサンダー・テクニック
去年の10月から12月にかけて、アレクサンダー・テクニックのレッスンを受けてきました。
講師は川浪裕史さん。

川浪さんはBODY CHANCEというスクールの講師養成コースにて
アレクサンダー・テクニックを学ばれ、
独立してレッスンを開始されてからは約1年とのこと。
アレクサンダー・テクニックとドラム、2つの教室を開講されており、
ご自身もドラマーとして、都内でジャズ系の演奏活動、
セッションホストなどされています。
先日も某ライブハウスでミュージシャン向けの
アレクサンダー・テクニックのセミナーを開催され、
20人満席の大盛況だったとか。
これからますます実績を積まれていくことでしょう。
さて、アレクサンダー・テクニックのことは僕も前から知っており
(K's musicでも紹介されていますね)
書籍は何冊も読んだりしていたのですが、
実際にちゃんとレッスンを受けるのは初めてでした。
貴重な知識、実践の機会をいただいたので、
どんな様子だったのかお伝えしたいと思います。
<レッスンのレポート>
レッスンはマンツーマンで、僕の場合はドラムの練習台、
キックペダル、そしてイスを使用します。

↑こんな感じ(これは僕の自宅のセットですが、内容は同じです)
最初のレッスンは、椅子に座り、立ち上がる動作の観察から。
まずはいつも通りに立ち上がり、その時の筋肉の使い方、
体重移動の様子などを自分で観察、川浪さんに説明します。
「モモ裏を使っている」とか、
「足裏にかかる体重がつま先に向かって移動している」とか、
そんな感じで言葉にして報告。
次に、頭の位置や背中の状態など、
いくつかアドバイスをもらい、姿勢を少しずつ変えていきます。
川浪さんは、ほんの少しだけ頭や背中に触れてくれます。
すると、自然と背中の力が抜けて、力みのない姿勢に。
「はい、ではもう一度立ってみましょう。」
ということで立ち上がってみると・・・
おお~!さっきよりラクに立てる。
さっき使っていたモモ裏の感覚が少なくなっており、
動作感覚が明らかに違います。
そこから、なぜそうなるのかという理屈の説明。
首の状態が体全体に影響するというお話を、
図や模型を使ってわかりやすく説明してくれました。
本で知っていたつもりだったのですが、
体験しながらだと、理解度がまったく違います。
いやー、やってよかった。(笑)
川浪さんの観察眼は素晴らしく、
他にもたくさん、クセを指摘していただきました。
特に首、肩、股関節についていくつも指摘、ヒントをいただき、
どんどん取り入れさせていただいています。
結果、前にもまして、力の伝え方が上手くいくようになっています。
<実践して「使える知識」にすることの大切さ>
で、感想ですが・・・
やっぱり、実際にやってみないとわからないことって
本当にたくさんありますね。
本をマジメに読めば、理屈はだいたい頭に入ります。
しかし、それを自分がどう実践するか。
自分のやりたいことに、どう応用するか。
こればっかりは、生徒が自分で試して、改善して、
質問が出たらレッスンでぶつけて、
そしたまた自分で試して・・・
ということを繰り返す以外に、自分のものにする方法はありません。
インプット(知識を得る)⇒アウトプット(試す)
⇒インプット⇒アウトプット⇒・・・
この繰り返し、バランスが大切だなと、
自分が「習う立場」になってみて、あらためて思いましたね。
知識は、知識のままでは意味がない。
自分の生活に取り込んで、使える状態にしないと意味がない。
モーラー奏法だって、脱力して、合理的に動けるだけでは意味がない。
それを使って何をするか。
自分がやりたいことは何なのか。
自分はなぜドラムを叩くのか。
なぜ音楽を演奏するのか。
なぜ自分は生まれてきたのか。
自分を含め、人はなぜ存在するのか。
人間や地球を作ったのは誰なのか。
・・・
おっと、行きすぎました~(笑)
が、行きすぎついでにもう少し。
作曲家の宮川彬良さんは、
「自分」というのは「自然の分身」である
と仰っていました。
人間が自然の一部であるとすれば、
神様に与えられた身体を最大限に活用し、
自然な動きを追及するのは、
人間として当然の営みなのかもしれません。
モーラー奏法もアレクサンダーテクニックも、
このへんに共通点があると思います。
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今回の受講を通してあらためて思ったこと。
これからも歩みを止めることなく、
演奏の「深み」とか、「凄み」みたいなところにたどり着きたいなと。
人として成長し続けたいなと。
人から影響を受け、
自分もまた人に影響を与えていることを感じていきたいなと。
新しいことを習うって、そういう可能性を広げてくれますね。
川浪さんのアレクサンダーテクニック
レッスン案内はこちら↓
http://www.ys-lesson.com/
山北
P.S.川浪さんとはそれ以後も親しくさせていただいており、
「一緒に何かしたいですね~」などとお話しています。
また展開があればお知らせしますね!


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