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今回は、秋の夜長にじっくりと味わいたい、そんな名作の深イイ言葉を紹介します。


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監督 ジュゼッペ・トルナトーレ

出演 ティム・ロス  プルイット・テイラー・ヴィンス 

 

「ニュー・シネマ・パラダイス」ジュゼッペ・トルナトーレ監督エンニオ・モリコーネの素晴らしい音楽が融合。ゴールデン・グローブ最優秀作曲賞をはじめ、数々の褒賞をうけた、言わずもがなの名作です。 

 

「都会には何でもあるが、
     終わりだけがない」

ByTD・レモン・ナインティーンハンドレッド(ティム・ロス)

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老朽化し解体のため爆破をまつばかりのヴァージニアン号の船倉で、無二の親友マックス(プルイット・テイラー・ヴィンス)に向かって、生涯を船上で過ごす決意をするナインティーンハンドレッド(ティム・ロス)が、言う言葉です。

 

客船の中で生まれ、船の中の世界しか知らないナインティーンハンドレッドは、やがて成長し陸へ降り立つ決意をします。偶然出会い、一目で心を奪われてしまった美しい少女との再会を夢見て、自分の生きる小さな世界から飛び出そうと決意したのです。

タラップを降りかけたナインティーンハンドレッドでしたが、葛藤した末に、結局、船から降り立つことはしませんでした。

 

ナインティーンハンドレッドは、言います。

「ピアノの鍵盤は88個、音階には限りがある。でもピアノで紡ぎだす音楽には限りがない」と。

つまり、目の前にある物質的な世界は狭くても、自分の心しだいでそれは無限に広がる可能性を秘めていると言っているのでしょう。

自分の知らない世界で道に迷い、過剰な情報に翻弄され本来あるべき姿を見失ってしまうより、確固たる信念を持って目の前の人生をしっかり生きたい!
そう言っていっているようにも聞こえます。

自分の住む世界に満足せず、新たな生活を夢見て努力することは大切な姿勢です。

しかし、それが故に本来あるべき本当に大切なモノを見失ってしまっては本末転倒です。むしろ、今ある目の前の幸せを失わないために、どっしりと地に足をつけ、1歩1歩、着実に歩み続ける事こそが必要であるのだと教えられます。

 

過剰な情報や便利な機器が氾濫する現代社会。

あらゆる選択肢が簡単に手に入るからこそ、逆に本当に必要なものが解らなくなってしまいがちです。

もしかすると、本当に大切なものは、すでに自分の目の前にちゃんとあるのかもしれませんね。

 

【あなたも見たくなるストーリー】

豪華客船ヴァージニアン号。ある日、パーティー会場のピアノの上に赤ん坊が捨てられていました。その赤ん坊を拾った黒人機関師のダニー・ブートマンは、「T.D.レモン・1900」と名付け、船の中でわが子のように育て始めます。

やがて成長した1900は、天才的なピアノの才能を開花させ、船内でバンド演奏をするようになりますが、ある嵐の夜、船酔いで動けなくなったトランペット奏者マックスと出会うことになります。

嵐の大海原に翻弄される船上で奏でた1900の卓越したピアノ演奏に魅せられたマックス。ふたりは、かけがえのない友情を芽生えさせ、船の上で生活を共にするようになるのですが・・。


【映画を楽しむプチ知識】

ナインティーンハンドレッドの卓越したピアノ演奏の噂を聞きつけてあらわれた、我こそが「ジャズの創始者」だという自信に満ち溢れた黒人ピアノ奏者ジェリー・ロール・モートン。船の中でピアノ演奏の対決シーンは圧巻ですが、モートンは、同名の実在したジャズ・ピアニストがモデルになっています。

1980年生まれのモートンは、ニューオーリンズで活動を始め、その後シカゴでビクターとレコード契約を結び、後のジャズシーンにも多大な影響を与えました。

映画のストーリーはフィクションですが、実際に1928年には、ニューヨークへ移り住みバンド活動をしていますので、まさにその頃の自信満々のモートンがモデルとなっているであろうと思われます。

自慢話が好きで派手な性格だったモートンは、自分の名刺にも「ジャズの創始者」であると書き込んでいた自己顕示欲の強い男で、周囲との軋轢も強く、ケンカで胸と頭を刺されたという逸話も残っているのだとか・・。

名盤CDも発売されていますので、興味を持った方はぜひ一聴してみてください!