おすすめ映画ブログランキング参加用リンク一覧感動・泣ける映画ブログランキング参加用リンク一覧 ⇐現在の順位はコチラをクリック!ポチッとお願いします。

いよいよ今年のアカデミー賞発表が近づいてきました。映画ファンの多くの方々が、あーでもない、こーでもないと勝手な予想を立てて楽しんでいる時期ですよね~。
そこで今回は、アカデミー直前、昨年のおさらいを含め、今年の注目俳優も出演しているこの作品にしてみました。
 


c0100195_10023042
 

監督:ビョルン・ルンゲ

出演:グレン・クローズ  ジョナサン・プライス  クリスチャン・スレイター

 

本年度(第92回)アカデミー賞において「二人のローマ教皇」で主演男優賞にノミネートされているジョナサン・プライスがノーベル賞を受賞した老作家役を演じ、虚構の陰で葛藤する小説家の妻役をグレン・クローズが巧演、昨年のゴールデングローブ主演女優賞を受賞しました。(アカデミー賞ではオスカー像を逃しましたが、放送映画批評家協会賞など数多くの褒賞を受け大絶賛されました)

封建的な社会に根強く残る「女性の社会的差別」という重厚なテーマながら、ミステリアスでテンポの良いストーリー展開が観るものを惹きこんでいく秀作です。


「作家の目的は本の出版じゃない。切実な思いを吐き出すために書くんだ」

By ジョゼフ・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)

 images


ノーベル賞を受賞したジョゼフ(ジョナサン・プライス)が、自分が小説と向き合い文章を書く意味について語る言葉です。成功を手にした多くの作家たちがそうであるように、名声名誉のために筆をとるのではなく、ほとばしる感情がその原動力になっているのだと言っているのでしょう。

日々、仕事に向き合う私たちの心にも刻まなければいけない、大事な信念でもあります。

そして、彼はこう続けます。

「息をするのと同じように書き続ける。なぜなら書かなければ魂が飢えてしまうから」と。

 

小説家のみならず、映画や音楽、絵画など多くのアーティストたちの創作への意欲も同じなのではないでしょうか。作家たちは、自分の内面に湧き起こる欲求を作品に置き換えメッセージとして発します。そのフラストレーションが強ければ強いほど、作品はリアルな質感を持って輝き、人々の心に強く訴える力を持つのかもしれません。

それは、ジョーン(グレン・クローズ)の創作の背景とも重なります。


 もう一度、冒頭の言葉に注目してみましょう。

栄誉を手にしたノーベル賞作家・夫ジョゼフが発した言葉でありながら、実はゴーストライターとして陰で彼を支え続けていた妻=真の作家であるジョーンの感情そのものを言い当てています。

 

皮肉にも、ジョゼフの浮気癖や中途半端な才能、妻への強い依存性という彼の持つ“負の部分”こそが、彼女の創作意欲の源、物語のプロットにもなっていたとすれば、ジョーンとジョゼフは、まさに表裏一体“真実と虚構”が互いに重なり合い、ふたりの小説は完成していたとは言えないでしょうか。

つまり、互いにどちらが欠けても成立しない必要不可欠なパートナーだと理解すれば、「だめんず」ばかり好きになってしまう女性の特性が理解できるのかもしれませんね・・。

 

【あなたも見たくなるストーリー】

アメリカ、コネティカット州。現代文学の巨匠として名高いジョゼフのもとにノーベル文学賞受賞の報せが舞い込み、ジョゼフは40年間連れ添った妻ジョーンと喜びを分かち合う。さっそく2人は作家となった息子を伴い授賞式に出席するためスウェーデンのストックホルムを訪れる。するとジョーンの前にジョゼフの伝記本執筆を目論む記者ナサニエルが現われる。彼は、作家として二流だったジョゼフがジョーンとの結婚を機に傑作を次々と生み出した事実を突きつけ、その裏には単なる内助の功以上の秘密があったのでないのか、とジョーンに迫るのだったが…。


all cinema
より抜粋引用→
コチラをクリック

公式サイトはコチラをクリック→https://ten-tsuma.jp/

 

【映画を楽しむプチ知識】

アカデミー賞において、本作品で7度目のノミネートを受けながら無冠というグレン・クローズは、劇中のジョーンの姿とも重なりちょっと皮肉な感じがしましたね~。
ちなみに、若き日のジョーンを演じたアニー・スタークは、グレン・クローズの実の娘さんだそうです。

 

映画では、1958年に大学の教師と教え子という関係で出会ったジョーンとジョゼフが夫婦となり、やがて1992年にノーベル賞を受賞するというストーリーだったはず(確かそうでしたよね?)ですが、どうも腑に落ちないのはなぜ40年目の真実」なのか?という点・・。

1992-1958=34年?

うーむ、四捨五入しても30年だしな・・、と思うのは私だけではないのでは??

 勝手な私見ですが、ラストでジョーンが飛行機の中、自分のノートを開き新しい白紙のページに手のひらをそっと置くシーンがあります。次のシーンで飛行機が大空を飛翔していく画像が挿入されるのは、夫の呪縛から解放され彼女が自分の名前で小説を書き始めることを示唆しているのでは?と感じずにはいられませんでした。つまり、6年後くらい・・=40年後に世間は彼女の作品を手に取り真実を知ることになる・・???なんて、深読みしてしまいました~。
真実はいかに・・・??
さてさて、アナタはどう思いますか?