冬の天然うなぎ

天然のうなぎは冬に向かって
寒さにそなえるために
脂肪を蓄えます。

この時期の良質の
脂肪をまとった天然うなぎは

温室育ちの養殖うなぎには無い
極上の美味しさがあります。

どんなにおいしい名店のうなぎでも
養殖うなぎとは脂の乗りが全く違います。

この時期の良型天然うなぎは
異次元と思うほどの美味しさです。

ただ、天然うなぎは
ほとんど市場に出ませんし

この時期の天然うなぎが
手に入る確率は
宝くじの1等並みかもしれません。

養殖うなぎが1番美味しいのは
冬の間に捕獲したシラスウナギを

温室で照明をつけて
寝る時間を少なくして
たくさん餌を与えて

短期間に一気に大きく育てた
土用の頃だといわれています。

短期間で大きく育てた
養殖うなぎは皮が柔らかく
身も大きく育っています。

うなぎ屋さんで
『しんこ』の看板が出る土用の頃が
養殖うなぎの1番美味しい時期です。

一気に成長した養殖うなぎは
皮も柔らかく身もふっくらとしています。

うなぎは養殖池で同じ餌を与えると
土用の頃までに短期間で
大きく育つ個体がいますが

全く成長しない小さい個体や
成長の遅い個体がいます。

『しんこ』と呼ばれる
成長の早い皮がやわらかで

身のふっくらしたうなぎが
だんだん少なくなる秋以降には

成長の遅かったうなぎが
提供されるようになります。

天然の脂をまとった
美味しい天然うなぎの旬といわれる
寒い時期になると

成長の早かった『しんこ
』に代わって
成長の遅かった中型のうなぎが
出てくるようになります。

この時期の養殖うなぎは
一気に成長した『しんこ』と比べると

皮のやわらかさや身のふっくら感が
土用のころと比べると違ってきます。


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