2005年10月09日

新日本/東京ドームで闘魂は創造されたのか

10月8日、ついにジャッジメント・デイを迎えた新日本プロレス、東京ドーム大会が開催されました。(試合結果はこちら、またはこちら、をご参照ください。)元WWE選手の参加、ゼロワンMAXとの対抗戦、大幅に遅れた全カード発表、猪木の大量リストラ発言、長州力の電撃現場監督復帰など、なにかとお騒がせだった今回のドーム大会。大会名に示された闘魂は創造されたのでしょうか。

試合結果だけから判断にくいところがあるのですが、感想を述べたいと思います。

初開催だった3WAY戦のIWGPヘビー級選手権、レスナーが新王者になったわけです。藤田が王者である限り今の新日本の選手の中でファンを納得させて勝てる選手はいないと思います。結果、蝶野がフォールされての王座転落ですが、同じ結果になったとしても最初からレスナーと藤田のシングルにしておいた方が良かったのではないでしょうか。結局、新日本の象徴となった蝶野がフォール負けで藤田が王座転落という不明快な結果になったのではないでしょうか。どうも、藤田が王座転落するときはスキッとしない試合が多いように思います。

中邑と棚橋、対戦相手に選ばれた川田と安生、この4人はかわいそうでした。4人ともプロだからきちんと仕事をするとは思います。ちゃんと事前に発表されておればモチベーションがもっと上がっていたでしょう。ハッスル色を出さずに川田と安生を組ます意味がわからない。なんせ、しゃあないからという感じで組まれてしまった4人がかわいそうです。

ゼロワンMAXとの対抗戦2試合も最初から「顔見せ」というか「ごあいさつ」というかカードを組んだ方もファンもそういう見方をしていたのではないでしょうか。確かに、いきなり主力クラス同士が当たれば後が続かないという問題はあります。大谷や高岩からすれば、5年ぶりの新日本マット上陸のカードとしては不本意だったのではないでしょうか。

元WWE選手vsチームジャパンの2試合もゼロワンMAXとの対抗戦同様、「顔見せ」というか元WWE選手のプロモーション試合といった感じがします。元WWEの選手はこんなにすごいんだというプロモーションです。一大会で複数の軍団抗争を混在させるというのは見る方が混乱すると思います。

現場監督就任が電撃的に発表された長州と藤波のリメンバー名勝負数え歌ですが、これもいきなりシングルでいって欲しかった。やること自体、懐メロで賛成とはいえない部分もありますが、もったいぶってる場合じゃないと思います。どちらもコンディション的には良好だったようなので、いきなりシングルでいって欲しかった。

今回のドーム大会から新章へ突入するという触れ込みでした。「顔見せ」のタッグマッチがが多く次につなげるための大会という位置づけなのかもしれませんが、軸になるシングルマッチが少なかった印象が強いです。背水の陣で挑んだはずですが、まだ余裕をかましている感じを受けます。しかし、観衆38000人動員ということでワースト2位で何とかクリアーしたという感じなのでしょうか。さあ、第二次長州政権でどこまでやれるのでしょうか。

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1. 新日本 10/8 東京ドーム大会  [ ジュウザのブログ ]   2005年10月09日 02:49
観衆3万8000人ということで、まあまずまずがんばった方でしょうか。 しかし1年半ブランクがあるレスナーがG1優勝者蝶野をフォールしてIWGPチャンピオンになるとはいかがなものかと。 新日って弱いなぁ〜ってイメージがより強くなってしまう最悪の結末でしたね。 ...
2. 期待の新作ドーム・クロスレビュー  [ 多重ロマンチック ]   2005年10月10日 00:02
それでは行ってみよう! 本誌批評家4人が織り成す どこよりもアレな新作ドーム・クロスレビュー。 「NEW DOME CROSS REVIEW!! START!!」
3. 10.8闘魂創造NEW CHAPTER東京ドームに行ってきました。  [ 悲しきアイアンマン ]   2005年10月10日 01:18
 えぇ、そんなわけでですね、新日本プロレスの東京ドームに行ってきましたよ。  試合開始が18時。オレが友人と待ちあわせたのが17時40分。青いビルの1階で待ちあわせたんですけど、なんか後楽園でノアを見る人たちがロビーにたくさんいましたよ。  で、目と鼻の先のド....

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