欲しいときに買うべきスポーツカーになった。はたしてリセールバリューのコントロールは?


スポーツカーといえば常に進化することで『最新が最良』であるべきと言われることもありますが、トヨタGRスープラもそうした路線の模様。フロリダ州デイトナでエンジンに改良を加え最高出力を高めたGRスープラ(3.0L)を発表であります(日本での発売は2020年秋以降)。

アメリカ表記における最高出力は、これまでの335hp/5,000-6,500rpmから382hp/5,800-6,500rpmへと約14%も向上。その手法について、日本のニュースリリースでは触れられていないようですが、北米のリリースでは以下のように記されているのでした……。


14%程度のパワーアップであれば、耐久性を無視すればブーストアップだけでもいけそうなものですが、トヨタ(BMW)の作るエンジンでありますから、そんなことはなく。エキマニの設計を変え、ちゃんと圧縮比を落としているのでした。ローコンプ化はブーストアップに対応して耐久性を確保する定番手法であります。
The increased output results from a slew of upgrades throughout the engine. The new dual-branch exhaust manifold, with six ports instead of two, improves heat management. A new piston design reduces the engine’s compression ratio from 11:1 to 10.2:1.
北米のリリースは日本版よりも内容が濃く、スープラGT4のスペックについても記載されております。その最高出力は320kW、スポーツATは市販車とは異なる7速を使っているとのことであります。
A three-liter inline six-cylinder engine with single twin-scroll turbocharger has been tuned to 320kW (430hp) with a 7-speed sports automatic transmission with paddle shifters and the mechanical limited slip differential driving the rear wheels. An Akrapovič exhaust system will be fitted and Ravenol will provide first-fill lubricants.


最近はグローバルに同じリリースを出すメーカーも多いのですが、トヨタの場合は仕向け地ごとに最適化しているようで、しっかりチェックしないといけないのでした。

スポーツカーの商品力を維持するにはイヤーモデルごとに進化させてライバルと比較されても見劣りしないパフォーマンスを保つ必要があるのでしょうが、それにしても2020年モデルと2021年モデルでこれほどエンジンを進化させてしまったことで、トヨタのモデルとして考えると買い時がわかりづらいスポーツカーになってしまったのも事実。当然、初期モデルのリセールバリューは落ちる方向なわけで、そのあたりをどのようにケアしていくのかも気になるのでありました。

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精進します。
  




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