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2020年06月08日

久々の映画館『パラサイト 半地下の家族』の感想

急に更新どうしたって話ですが深い意味はありません。競馬の話は、にて。

ようやく映画館も開き始めたということで、やっと観てきました。

『パラサイト 半地下の家族』

劇場で観ることはもうあきらめていたのですが、コロナの影響で新作をしばらくやっていなかったこともあって、ちょうど良いタイミングでまだ上映してきました。
これは余談になりますがソーシャルディスタンスの中でも映画館はとても快適です。私が行った映画館も3席空け。誰かと行くとちょっと寂しい…とか思うかもしれませんが、全然! どのみち映画の上映中って話もしないじゃないですか。だから、よほど匂いもかいでいたいとか同じ飲み物をシェアしたいくらいの付き合いたての若いカップルでもなければ、むしろ快適だと思います。

余談。

本題ですが、面白かった…けど、少々疲れました(笑)

以下、あんまりネタバレはないけど、多少あるかも。

内容はパラサイトというタイトルのごとく、いわゆる韓国の富裕層の豪邸に、ひょんなことから貧困層
(半地下に住む)家庭の家族が一人ずつ入り込んでいくという話。これが「パラサイト」ですね。

この入り込んでいく過程は、結構コント仕込みでもあり、コメディー要素もあり、面白い。一人ずつだまして、だまして、ある人は家庭教師になり、ある人は運転手になり、家政婦になり、家族揃って金持ちの家庭に入り込んでいくわけです。

※余談ですが運転手になるお父さん役は、韓国映画の『タクシー運転手』でやはり運転手をやっていたので妙にしっくりきます。タクシー運転手はかなりオススメなので、興味のある方は是非。個人的には韓国映画ならパラサイトより好きかな。

その中で様々なトラブルや悲喜こもごもが起こる…というのが前半〜中盤です。

日本映画だとココで静かに着地していくと思うのですが、良くも悪くも韓国映画は激しいですね。後半からのあまりの展開に、エンターテイメントとしては飽きないのですが、少々グロかったりエゲつなかったりして、

面白いんだけど、疲れる。

というのは正直なところ。

IT企業のCEOの金持ち家庭と貧困層、心が通じ合っているようで、やっぱりどこかでお互いのことをまったく信頼していない。

金持ちの側は、貧乏側をいい人だけど、あいつらは臭いというし、

貧乏側は、結局お金をくれるからいるだけで、どこかでいけすかない奴らだと思っている。

一方で、若い人同士はそんなことは考えず、お互い惹かれ合う。特に金持ち家庭の娘は、自宅に親のセレブ友人が集まるパーティーなんかよりも、ただ好きな人と一緒に居たいわけです。

他方、夫婦仲は表面上は仲良いけどどこかで信頼しているようで信頼していない金持ち家庭より、貧困家庭の方が良かったり、そこら辺もリアルです。

物語はクライマックスに近づくにつれて、劇的な展開になるわけですが、前半はコメディー、後半はホラーのような斬新な作りで、鑑賞後は結構グッタリしました。

半地下の家族っていうタイトルですが、韓国のソウルは映画の中に出てくるような半地下の物件が今でも多くあるようで、実際に数十万人の人が住んでいるみたいです。かつては地下シェルターとして機能していたのですが、そこを改装して貸し出すようになったという、そういう背景がある。

金持ちは丘の上の豪邸に住み、貧困家庭は川下の半地下に住む、これは日本でも似たような現実がよくあるいえばありますが、ここまで露骨に見せられるとちょっと辛いものがあります。当然川下の住人は、洪水が来れば最も水害を受けるわけですし、劣悪な環境ですから、そういった被害を受けやすい。

日本も例えば昨年の台風による水害では多数の家屋浸水などがありましたが、やはり被害を受ける多くは安めの地域。例えば大田区の六郷のホームレスの一角などは流されましたし、二子玉川近辺でも水害がありましたが、被害を受けた地域は、実は二子玉川の中では比較的安い場所、よくできたものでそこだけ家賃も少し安いんですね。

武蔵小杉のタワーマンションが別の意味で被害を受けて歓喜するアホもいましたが、ある種、貧困層にとって手の届かない生粋の都市部住人より、どこか成り上がりの香りがする武蔵小杉のタワマン住人は目の敵にしやすいわけでしょう。かつてでいえば、バブル期に開発された東急田園都市線沿線住人のようなものです。

余談ですが私もたまプラーザに住んでいるバブル世代の上司がクソほど嫌いだったから気持ちはわかるよ。笑

まぁ、話は飛び飛びですがそんな映画でした。強引な締め括り。

でも、骨太な作品でアカデミー賞受賞は納得といえば納得。好みか問われると微妙かなぁ…。個人的には誰も知らないみたいな、ディテールを切り取って、しかも、結論をあまり出さずスーッと終わっていく感じが好きだけど、でも観る価値はあると思いました。

まぁ、これは映画からは脱線しますが、あんまり格差が進む社会っていうのは良くないなと思う今日この頃です。私も高校〜大学くらいまでは、むしろ努力した人が報われるなら格差は容認せよという考えだったのですが、社会に触れるにつれて、また民主主義が瓦解していくゼロ年代以降の世界情勢を見るにつけ、もうちょっと再配分を考える社会構造の方が良いんじゃないかなという考えに変わりつつある今日この頃でございます。理由を述べれば機会が均等ではないことと、そもそも環境によって埋められない壁が存在しているからなのですが、では機会均等を実現できるかというと、世襲制の強い社会構造を変えない限り難しいですよね。映画の中で出て来る半地下の家族の息子はたぶん、地頭はメチャクチャ良いんですけどね、環境によって超えられない壁みたいなのも実際にあって、父親はそこを諦め
ているというか達観しているけど、息子は希望を持っていたりもするわけです。日本にも通じる話もあるのですが、それはまた別の機会に。

あと文中で触れましたが、同じ韓国映画なら『タクシー運転手』は面白かった。

機会があれば是非。

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TARO(管理人)

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1984年生まれ、栃木県出身。立命館大学卒。大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)。中日ファン歴20余年。競馬は勝つことももちろん大事ですが、”魅力ある予想”を目指しています。
→お仕事系・ご依頼・ご意見等は下記メールアドレスにてお願いいたします。
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