プルルル プルルル


ピッ


絹恵「どうもです霞さん!キックオアクラッシュ!」


霞「はいこんにちは絹恵ちゃん、キックオアクラッシュ~」


絹恵「今日はどうしはったんですか?」


霞「あのね、前からちょっと考えてたんだけど、 crush より grip の方がよくないかしら?」


絹恵「今のやつですか?」


霞「ええ」



絹恵「某翻訳サイトで「握り潰す」て入れたら crush やったんですし、これで悪うないと思いますよ?」


霞「えっとね、 crush ってとにかく粉砕するってイメージなのよね」


絹恵「そうですね」


霞「握り潰すじゃなくても、例えば棒で打ち砕くでも万力で押し潰すでも crush でいいじゃない?」


絹恵「はいはい」


霞「もっと「握る」って感じが前面に欲しいっていうのかしら。 grip の方が語感もこうグリッっていう感じがしていいかなって」


絹恵「うーん、ええとは思いますけどー」


霞「だめかしら?」


絹恵「バットとかラケットの握るところ、グリップって言うやないですか? grip ってどっちか言うとそっちの印象ですねー」


霞「うんうん」


絹恵「なんやろ、潰すってより、しっかり固定するってイメージですか?潰すって感じはあまりせーへんですよねー」


霞「そうなのよねー。 crush の方が潰れてる感は出るかな、とは思うんだけどねー」


絹恵「音で言うたら、 grip はグリッっていう感じで crush はグチャッっていう感じですか?」


霞「そうね。私も実際の感触でいえばグチャッっていうのがしっくりくるんだけど…。」


絹恵「語感が大事っていうのは、なんとなくわかりますよー」


霞「うん。あともうひとつ思うのはね」


絹恵「はい」


霞「絹恵ちゃんはキックした結果クラッシュするわけでしょう?だったら私もグリップしてクラッシュじゃないとおかしいかしら、っていうのも思うのよね」


絹恵「あーそれもわかりますわー、やり方の違いですもんね」


霞「そうそう」


絹恵「んー、どっちがええやろ。難しいなー」


霞「そうねー」


絹恵「いっそのこと、もっと別の言葉にしてみるのはどうですか?」


霞「うーん、いいのあるかしら?」


絹恵「今、英語の宿題してたんで辞書引いてるんですけど……、 break とか smash は前にボツやったですよね」


霞「そうね。それよりは、ってことで crush にしたんですものね」


絹恵「もう少し握るって意味の…、 seize とか grasp っていうんはどうです?」


霞「んー、いまいち単語がメジャーじゃないっていうのかしらねー。キックオアシーズ!って聞いてすぐピンとくるかしら?」


絹恵「あー」


霞「一瞬で伝わるインパクトとか威圧感はやっぱり、 crush の方があると思うのよね」


絹恵「そうですねー」


霞「うーん、どれも一長一短よねー」


絹恵「でも、霞さんが気に入ったほうでええと思いますよ!」


霞「そうねー、とりあえず保留かしらね。あさってまでに決めれば大丈夫よね?」


絹恵「はい、当日受付で言えばええと思いますよ、私たちのチーム名」


霞「了解~。決めたらまた電話するわね~」


絹恵「はい!楽しみですね、雪合戦大会!」


霞「ええ、がんばりましょう。それじゃあね~」


絹恵「はーい、またー」


プツッ


ツー ツー ツー