2006年02月12日

実話?創作?2ちゃんで拾った物語3

続きがUPされてたので投稿しておきますね。

397 :オンサラスバティエイソワカ ◆PQGuXzf8Ck :2006/02/11(土) 03:26:23
私は慌てて木箱をあけ、包みの新聞紙を取り出して床に放った。
Bは「やばい」と口をぱくぱくさせて卒倒しかけた。
Bによれば例の物体の記事はこの新聞社で日付もまちがいないらしい。
しかし、肝心の紙面はない。いまからひと月ほど前の新聞である。
点と点がみるみるつながってゆく。
Aがこの分野に明るいことを考えると、かなり早い段階から情報をつかんでいたことは
想像に難しからずだ。ヤツはとうにこの山に来ている公算が高い。
白々しく同行しておきながら我々を問題の物体から遠ざけ、発見させない
ように仕向けたのではないか?との推論が導き出せた。
「Aはここをベースにしているな。あれを見つけたのだろうか?」
Cは苦々しく言うと、隅にあったもう一方の木箱をそっと蹴り倒した。
足元に散らばったごたごたした物のなかからカメヤマと書かれた紙箱が真っ先に目に止まり、
ロウソクを消したあとのつんとしたパラフィン臭が広がった。
ひと足ちがいだったことに私は内心安堵した。
とにかく山上でのもめ事は避けたかったのだ。
次の瞬間、轟音とともに背後の窓ガラスが吹き飛び、こぶし大の石が屋内に転がりこんだ。
全員がのけぞって「う゛ぁああ!」と叫んだ。
私は気が動転したままランタンを消火、それと同時に二人は懐中電灯とヘッドランプを消した。
私たちは窓のある壁づたいに這いずり、背中をはりつかせて顔を見合わせた。
まだ割れていない窓ガラスに一番近かった私は、できるだけ顔を出さないように
注意しながら窓の外を確認した。霧が濃厚に立ちこめていたが木立はぼんやりと見える。
よくよく目をこらすと、木立の向こうに何かが規則的に動いているのがわかった。
「はっきり見えないがなにか動いている」そう小声で呟くと背後でBが待てと言い、
ザックから素早くズーム付の一眼レフカメラを取り出した。
私は窓際に肩を固定して潜望鏡を覗く心持ちでファインダーをとらえた。
左右にヘリコイドを振って木立に焦点を合わせた瞬間、
あっと叫んでカメラを落としそうになった。
だれかが阿波踊りのようなかっこうで壊れたように乱舞していた。

つづく


yamasann0940 at 02:28│Comments(0)TrackBack(0)インターネット 

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