ここ数年は紅葉の山というと栗駒山をメインに歩いていたので、今回は趣向を変えて蔵王連峰随一の紅葉が楽しめる水引入道に行ってきた。

【 10/7 水引入道(1656m) 宮城・蔵王連峰 】
刈田峠~前山~杉ヶ峰~芝草平~屏風岳~水引入道(往復)

現在、刈田峠の駐車場が工事中のため使えないので,刈田リフト方面に車を停めて歩かねばならない。
天気予報は晴れだったが、ガスが去来し、寒い風が吹き抜ける中、エコーラインを歩いていく。
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刈田峠南側の湿原を下る。
湿原の草は枯れ色に変わっていた。

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唯一、チングルマの紅葉が映える。
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前山の登り。
暗く曇っているため、周辺の紅葉の色合いは赤黒く冴えない。
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後烏帽子岳を眺めると山頂付近が赤くなっているのが分かった。
実は、この日は蔵王観光道路を使って、聖山平からろうづめ平を経て屏風岳に登る予定だった。
しかし観光道路も同様に工事規制が入っており、車の進入ができなかったため、刈田峠から往復するコースを採らざるを得なかったのである。
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杉ヶ峰の手前で稜線にガスがかかってきた。
稜線の西斜面のみ紅葉が見られる。
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ガスで視界不良の杉ヶ峰山頂は休まず通過。
芝草平の上段の湿原にドライフラワーになったヤマハハコが群生していた。
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ガスは短時間で霧消し、屏風岳北尾根の西斜面が見えてきた。
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芝草平に到着。
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木道の西端まで行ってみる。
この一帯もオオシラビソが立ち枯れてしまい、過日の北方的な景観が無くなってしまったのは残念である。
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屏風岳北斜面の紅葉。
陽の光が差し込まないので鈍色がかった色彩になっている。
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屏風岳を登る途中、杉ヶ峰を振り返る。
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そして宮城県の最高峰・屏風岳山頂に到着。
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東側からどんどん湧き上がってきたガスが切れて、目指す水引入道が姿を現した。
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所々、東側の展望が開ける屏風岳の頂稜を歩く。
後烏帽子岳も見えてきた。
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かかっていた雲がなかなか切れなかった馬ノ神岳(左)も全貌を現し、水引入道と二山並んだ姿がやっと望めた。
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水引入道の分岐から見た南屏風岳。
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分岐を左折し、水引平まで激下りが始まる。
急坂に加え、泥が凄く滑るので、登山道脇のササや灌木にしがみ付いて慎重に下った。
しかし下る度に少しづつ姿を変えていく水引入道の紅葉を纏った姿に、何度も立ち止まって写真を撮ってしまった。
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小さな池溏がある水引平を俯瞰する。
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コガ沢側を見下ろすと、ダケカンバの白い木肌が印象的だった。
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水引入道の山頂付近は真っ赤か。
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コガ沢の山襞が影を帯びて印象的だった。
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自然が創り出す見事なパッチワークに見惚れてしまう。
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屏風岳の東斜面と後烏帽子岳。
この斜面は黄葉が主体だ。
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足元にはゴゼンタチバナの赤い実。
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水引平から屏風岳を見上げる。
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さらに一段下った鞍部から水引平の黄色い台地を見上げる。
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南側、不忘山を望む。
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真っ赤なドウダンの紅葉が見事だ。
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水引入道の登りから屏風岳を振り返る。
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陽の光が差し込むと、紅葉は一気に華やかさを増していく。
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水引入道の山頂直下。正に色の洪水。
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写真ばかり撮っていて全然先に進まない。
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秋山沢側からガスが湧き上がってきた。
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ガスがちょっとしたアクセントになっている。
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水引入道の山頂に到着。
ここで山仲間のmayuさんに偶然会えてお互いに驚いた。
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紅葉時期の南屏風岳の景観も素晴らしい。
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ザックを山頂に置いて、南側の大日向方面に少し下ってみると、水引入道南面の紅葉も見事だった。
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水引入道は屏風岳から南屏風岳に連なる、いわゆる屏風の壁と呼ばれる爆裂火口壁が一望できるアルペン的な景観が最大の魅力なのだ。
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コガ沢側から雲が渦を巻いて湧き上がってきた。
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山頂にて昼食をとる。
雄大かつ紅葉が美しい景観を眺めながら食べるおにぎりは美味しい。

やがて不忘山を隠していた雲が途切れた。
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帰路はmayuさんと一緒に歩く。
相変わらず紅葉に見惚れてしまい、立ち止まる機会が非常に多かった。

黄葉の奥に大日向の岩峰が見えている。
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リンドウの花も水引平付近には健在だった。
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屏風岳東斜面の一角を切り取る。
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南蔵王の主稜線に出てから、急に雲量が多くなり、陽が全く差し込まなくなってしまった。
紅葉も映えないので、黙々と刈田峠を目指すのみとなる。

杉ヶ峰の登りから屏風岳(左)と南屏風岳を振り返る。
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杉ヶ峰の山頂から、朝方見えなかった熊野岳を一望する。
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杉ヶ峰を振り返る。
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前山を下って行くと、刈田岳がどんどん近づいてきた。
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そして登山口に戻ってきた。
ここから再びエコーラインを歩いて車に向かう。
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宮城県において紅葉が一番見事な山は栗駒山であると異論はないだろうが、個人的に水引入道はナンバー2の山だと思う。
紅葉の最盛期に歩けてとても充実した山旅だった。


GPS軌跡。
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