徒然雑記

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ガーリー・エアフォースXII ★★★★   



【ガーリー・エアフォースXII】 夏海 公司/遠坂 あさぎ  電撃文庫

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米国で新たなドーター適合機が発見された!調整のため小松にやって来ると聞き、妹ができると期待に胸を躍らせるグリペン。しかし、覚醒前で眠りについたままのそのアニマの少女、XF‐108‐ANM、レイピアを巡り、慧たちは不可思議な事態に巻き込まれてゆき…?その他、グリペン、イーグル、ファントムそれぞれの前日譚に、健気で人気なベルクトとロシアンアニマ三人衆の交流も収録。癖の強い先輩アニマに困惑するベルクトは、果たして任務を達成できるのか!?バラエティ豊かなエピソード満載でお贈りする、美少女×戦闘機ストーリー最終章!

「Episode1 ドリームウィーバー」
「レイピア」ってなに!? こんな戦闘機知らないよ!? と、思ったら形式番号にXがついてた。試作のまま終わった機体か。その印象的なシルエット、ペンシル型と言って差し支えないだろうデザインは過渡期のジェット戦闘機を象徴しているかのようで面白い。
と、それはそれで新アニマとか本編では出てこなかったのに、どう展開を処理するんだろうと思っていたらまたぞろ凄い展開に。いやこれ、レイピアを表紙にって微妙に詐欺じゃないですかぃ!? このアニマの子って、殆ど活動してないじゃないですか。
アニマがどういう理屈で誕生しているか、をザイの正体が明らかになった上でその仕組の詳細が自明の理になっていたからこその大胆な展開で、いやこれこのレイピアのパターンが可能ならアニマを作るのって戦闘機に限定されなかったんじゃなかろうか。真面目な話、空母とかイージス艦でも可能っぽいんだよなあ。ともあれ、同時にその定義の不安定さこそが、この第一話の大混乱にも繋がっているわけで、概念が現実世界に侵食してしまったという話なんですよね。物理的には何も変わっていないにも関わらず、人間の認識だけが世界規模で塗り替えられていくって、やばすぎるにも程があるじゃないですか。
それがまた、戦略空軍マフィアの夢、というのが実にイキっていて大好物なのですが。そうだよね、ロケットやミサイルのたぐいの開発が失敗した世界なら、弾道弾も存在せず宇宙開発もなく、人工衛星による地上偵察もネットワークの構築も存在しませんよね。そこから派生していく戦略空軍という滅びた概念の可能性。これ、爆撃機の類のアニマを直接誕生させるのではなく、新世代戦略爆撃機ノースアメリカンXB-70の護衛機として計画されモックアップで破棄されることとなったレイピアを持ってくるのはまた乙だよなあ、と。
今回の自体が進むに連れて狂想曲と化していく展開に対しての、グリペンの塩対応がまたひどいんですよねw いや、わりと大変な事態なんですからもっと一緒になって慌ててくださいよ、と言いたくなるけど、グリペンからすると何やってんだこいつら、という事になってしまうんですかねえ。こういう時にいつも慧の側で一緒に共感し一緒に奔走してくれるのがファントムというのは、やはり相棒感は緑髪の彼女の方が強かったなあ、と思う次第です。
この話はオチがまたキマってて凄く好きですw

「Episode2 プリンセスイーグル」
自由奔放なイーグルに八代通さんが振り回されるお話。おっさん、それはアニマだから精神構造が謎、なのではなくて年頃の女の子に共通する最大の問題、というやつなんですよ、きっと。
娘が出来たら同じことになる予感。まあこの人が結婚するというのが少しも想像できないのだけれど。

「Episode3 シアターブルー」
自由奔放すぎるイーグルにファントムが振り回される話。いつものことながら、策士策に溺れるを地で行くファントムである。我に秘策あり、何て言うのは失敗フラグだ、と自分で言いながら「我に秘策あり」と自分で言ってしっかり失敗するあたり、律儀ですらある。そして、何かあると基地からの逃亡を図るな、このファントムさん。本編でも何度もエスケープしてたし、この巻の第一話でも脱走してたし!


「Episode4 フェイクモキュメンタリー」
広報用ビデオの作成まで担当する八代通さん。広報というよりも資金源のためのPVなわけだけれど、この人技官なのにホントなにやってんだろう。


「Episode5 トリコロール・ヴィント」
本編の前日譚。まずはグリペン。あの上海からの脱出船団を急襲したザイを迎撃に現れたグリペンが、どのような過程で出撃したのかを描いたエピソードである。本来なら戦闘どころか飛ぶことすら、それ以前に覚醒しかままならなかったグリペンが、どうしてあの場面で救援に訪れて、慧の前に現れたのか。
すべてが明らかになり、そして終わったあとになってみると、偶然などではなくまさに会うべくしてあった再会だったんだなあ、と。

そしてイーグル。整備員のフナさんとのお話。慧を除くとあのヒゲの整備長なフナさんが一番アニマたちを人と同じように慈しんでいたんだろうなあ、と想像してしまう一編でありました。

最後にファントム。これは前日譚ではなく作中時間内での掌編という感じだけれど、やっぱりいちばん乙女な側面を見せてたのってファントムだよなあ、と思わせてくれる一片でありました。

「Episode6 ザ・ラスト・バタフライ」
最終決戦前に、宇宙から舞い戻ったベルクトが一時期ロシア組に加わっていた時のお話。新参者としてうまく馴染めるかどうかドギマギしているベルクトが、ロシアアニマ三人娘たちに一人ひとり配属のご挨拶していくお話。
いきなりラーストチュカへの印象がひどいベルクトである。眉毛ないです。触れる者皆、傷つけるような目をシています怖いです、て。いやそりゃ実際怖いけどw
そしてなぜか出会って即数秒で何故か愚痴られ悩み相談されてるベルクト。そして、なんでかスランプに陥っていたジュラーヴリクのカウンセリングをして、相変わらず逃げ回っているパクファを追いかけ回し、と最終決戦前に何気にヤバイ状態に陥っていたロシアチームの救世主となってしまうベルクト。この子、日本に亡命してきたときも癒し系だったけれど、ロシアでも頼られ系だったのか。長らく、具体的には6巻分ほど物語上から消えてしまっていたのがやっぱり勿体無いイイキャラクターだったんですよねえ、ベルクト。
それにしても、いつも強気なジュラーヴリクの姐御が弱気でヘタレている姿はなかなか新鮮で良かったです。慧たちに、そんな弱気な姿見せるわけなかったですしねえ。

というわけで、短編集はあくまで作中時間内か、前日譚のみという形で終始しました。あの本編でのエピローグ以後の後日談をやらなかったのは、それだけ本編で全部書き切った、このガーリーエアフォースという物語が映し出される情景はあそこまで、という自負が伝わってくるようです。
とはいえ、何がきっかけになってもう一度はじまるかわからない、というフリはかましてくれてますが、あとがきで。
ともあれ物語の余韻もここまで。良きSF作品であり、物語でありました。


シリーズ感想

Landreaall 33 ★★★★★   



【Landreaall 33】 おがき ちか ZERO-SUMコミックス

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アトルニア王国の地下ダンジョンを巡回する騎士団の大哨戒に参加したDXたち。
無事討伐と巡回を終えた迎えた帰還の日--地脈に変動が起こり、坑(ピット)の座標が狂ってしまった!
閉じかける門に飛び込み、DXたちの部隊に合流したイオンだったがそこにはDXはおらず--!?

緊迫と興奮のダンジョン編を収録した第33巻!!

いかん、面白すぎて久々に感想手がけてしまった。
ダンジョン遭難編、大事件大事件大事件! スピンドル事件以来の学園での大トラブルである。今回は学園そのものじゃなくて、騎士見習いたちが巻き込まれてしまった事件ということになるけれど、いつものメンツだけじゃない総メンバーでの大事件となるとやっぱり盛り上がるんですよね。
浅層での探索のはずが、階をワープするための坑(ピット)の行く先がランダム設定となってしまい、未倒の深層に落ちてしまう、という展開は定番ながらやっぱり盛り上がるんですよね。
ただ、完全に音信不通になってしまうのではなく、ランダムに通路が繋がる坑や王城の転送門から聞こえてくる声や、コンタクトを取ることで設置された救出本部が着実に状況を把握して、各小隊の現在位置を特定して、可能な限り誘導を開始する展開は凄く好き。相変わらず、この作品の大人たちなみんな優秀なんですよねえ。
それでも、転送ゲートが時間とともに狭くなっていって、閉じてしまうというタイムリミットが設定されてしまったので、上で救出の指揮を取る人たちも地下に救出に向かった人も遭難している面々もそれぞれがいちいち迷っている暇なく、キビキビとスピーディーに即断していく、その決断や行動の速さが物語自体をグイグイと推し進めて、目まぐるしさに必死についていきながらついついワクワクしてしまうんだ、これが。
一応、地下王城ダンジョンは徒歩でも上がり降り出来るようにもなっているらしく、ピットや転送ゲートが使えなくなっても行き止まりになってしまう、というわけではないのだけれど、それでも入念に準備をして潜ったわけじゃなく突然放り出されてしまったわけですから、食料やキャンプするための準備もこれまで消費した分もあるわけで、そう簡単にはいかないものなあ。

ともかく、みんな判断が暴走していないんですよね。止める間もなく飛び込んでしまったイオンにしても、飛び込んだ先で現状を確認したらそこのメンツを取りまとめて、上層へのルートを確保して脱出するためにDXたちを探しに下に行くわけでもなく、ちゃんと的確に動いてますしねえ。
ルーディーと五十四さんとのやり取りも、忍者な五十四さんが主人である竜胆のもとに戻ることに拘らずに、ルーディーの意見を汲み取って彼に竜胆の刀を託してけが人込みの隊を上層に誘導する役を負ったりするの、意見と指摘と説得の肯定がほんとにしっかりしていて、何もかもが速いにも関わらず各人の発言行動にはちゃんとした中身が詰まっているので性急さが全然ないんですよね。最適に速い、というべきか。
おかげで、本当に危ない場面に陥りそうだったところにしっかりと手が届いていて、最悪の展開は避け続けられることに。これ、ほんとに現場と後方が速攻でガッチリ噛み合って最善を尽くせる体制を作れたからですよね。イオンやライナスの突入など、ほぼほぼなし崩しに突貫で応急を繰り返して綱渡し出来たからでもあるんだろうけど。
ゼクスレン教官の腕を犠牲にする覚悟の転送門の確保や、神官騎士長の活躍など後方支援体制の確立が肝だったんですよねえ。特に神官騎士長、いや転送門が異常をきたしたときの反応みて、この人大丈夫かと思ってたんだけど、蓋を開けてみるとなにこの折衝の神様w 後方支援体制の確立、ほとんどこの人が立役者でしょう。こういうトラブルになると真価を発揮する人、組織間の折衝、仲介、こういうおじさんの仕事しっかり書いてくれるの、ほんと好きです。アンちゃんの「名もなき国宝級の能力があるものだなあ」というセリフには、思わずニヤニヤしてしまいました。

しかしまー、こういうトラブルになると真価を発揮するのはイオンとDXの兄妹もおんなじで。イオンちゃんの大暴れっぷりが清々しくて笑えてきます。オズモおじさんの「あれは小型のDXと思え」というコメントには思わず爆笑。いやそうだけどさ、そのとおりだけどさ。そろそろ、イオンも淑女淑女で押し込めているの限界になってきてるんじゃないだろうか。スピンドル事件でもイオンだいぶ動き回ったから彼女についてはだいぶ知れ渡ってきていますし、マジで女子の騎士枠誕生しちゃうんじゃ……。
いやでも、イオンの場合は騎士じゃないしなーw 完全ニンジャ互換である。敢えていうなら傭兵枠。
これに関しては相変わらずDXの方もおんなじで、騎士装備で全力戦闘するのってもしかして初めてでしたっけ? あの飛んでハネての戦闘法、鎧着て剣持ってだとやりにくそうとは前々から思ってたんだけど、実際動きにくかったのか!
ルーディーにそれでふてくされてるのか、とか指摘されてて目を丸くしてるDXにちと笑ってしまった。そんな風に屈託なく指摘してくる人ってそういえば居なかったなー、と。思い返してみると、DXってあんな表情してテンション下がってる時度々あったような覚えあるんだけれど、もしかしてその時もふてくされてたりしたのかw

なんやかんやで合流したり別れてしまったりの末に、いつものメンバー、DX、竜胆、ライナス、ルーディー、ティ・ティ、フィルの六人が揃うと、ああいつものメンツだ、とばかりに一気にテンションあがってしまいますわ。安心安定のメインメンバーズ。合流した途端、混乱している状況をDXがあれこれ指示して指揮することでストンと状況が整理されて混乱が収まるシーンは、爽快ですらありました。
DXをパーティーリーダーにして、地下34階から全員で踏破脱出、と目標も定まり、いざ地下王城ダンジョン編、クライマックスへー。

……やっぱり面白いなあ、ランドリオール!! 楽しい、ひたすら楽しい!!


巻末のプチリオールでは、あのクエンティンとユージェニのその後の詳報が。クエンティン、生き残ったとはいえ、あんな有様になっていたとは。かなりギリギリの状態だったんですね。この掌編での出会いによって、最悪は逃れられたみたいですけど。
にしても、この作品世界の「馬」はほんと素敵な存在だなあ。この馬、ユルドゥの姉のフルムって、砂漠編でDXと出会ってたあのレディのことなのか。これもまた縁だなあ。


おがきちか作品感想

幼なじみが絶対に負けないラブコメ ★★★★★   



【幼なじみが絶対に負けないラブコメ】 二丸 修一/しぐれうい  電撃文庫

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幼馴染みが負けフラグの時代は終わった? 予測不能なヒロインレース開幕!

幼なじみの志田黒羽は俺のことが好きらしい。家は隣で見た目はロリ可愛。陽キャでクラスの人気者、かつ中身は世話焼きお姉系と文句なしの最強である。
……でも俺には、初恋の美少女で学園のアイドル、芥見賞受賞の現役女子高生作家、可知白草がいる! 普通に考えたら俺には無理めな白草だけど、下校途中、俺にだけ笑顔で会話してくれるんだぜ! これもう完全に脈アリでしょ!
ところが白草に彼氏ができたと聞き、俺の人生は急転直下。死にたい。というかなんで俺じゃないんだ!? 俺の初恋だったのに……。失意に沈む俺に黒羽が囁く――そんなに辛いなら、復讐しよう? 最高の復讐をしてあげようよ――と。
うん、タイトルがさ、ほら、【幼なじみが絶対に負けないラブコメ】じゃないですか? 普通、幼馴染が他のヒロイン蹴散らして圧倒的な勝利を掴む、言わば幼馴染TUEEE作品だと思うじゃないですか。古来より幼馴染ストとして肩で風を切って生きてきたわたくしとしましては、到底無視できる作品ではなく、ダラッシャー!とばかりに幼馴染蹂躙戦を堪能スべく手にとったわけですが。
あれ? 思ってたのと違うよ?
幼馴染の黒羽ちゃん、冒頭で既にフラれてるよ? 負けてるよ? 敗北してるよ? いいのこれタイトルと違うよ?
と思ったところから、思わされたところから、この最凶のラブコメは駆動を開始するのである。

もう笑った笑った。ヤバイなんてもんじゃなく、面白すぎて笑い倒してしまいました。バカウケ!
これね、主人公の丸末晴も、幼なじみの志田黒羽も、丸くんが焦がれる可知白草も、みんなぶっちゃけて言ってしまうと……人間としてちっちゃい!! 人としての器が小さい、狭い、せせこましい! そんでもって、心が醜い! 暗黒面拗らせすぎ!
そもそも、主人公からして好きになった人に彼氏が出来てしまった事実を前に……俺の初恋弄びやがって、許せん! 復讐してやる!! と、黒羽に煽られたからとはいえ、好きな人の幸福を祝福するどころか、自分を袖にしてくれたこと後悔させてやるのだ、と妬み嫉み僻みと負の感情を滾らせまくってしまうわけですからね。
そして実のところ、ヒロインである黒羽も白草もまた、丸くんと同レベルで人としての狭量さ、人間ちっちゃ! と言いたくなってしまう心の狭さを誇る同類項なのであります。
でもね、そんな人間としてダメダメだろう、という部分が彼らの場合なんでかねー、可愛いんですよ。凄く可愛くてしかたない。人の暗黒面なんて見てて不快になるものなのが普通なんでしょうけれど、彼らのはなんでか凄く微笑ましく、そのネガティブ全開な言動が愛おしくすら思えてくる。

だってこの子ら……アホですものw

そう、アホなんです。まあ自分の好きという感情よりも、復讐する方を優先してしまう時点で大概なのですが、彼らのアホの子としての資質はそんな程度でとどまらず、本末転倒、自爆特攻、一体何がしたかったのか!?とまず誰よりも彼ら自分自身がツッコむんだろうドツボのハマり方を自在にやり倒すありさまで。その自爆の仕方はもはや芸術的とすら言えるほど。
ほんともう、なにやってんのこの子らは、と思ってしまうそれは、まさにアホの子ほど可愛い、という格言のそれではないのでしょうか。
いやそれにしても、この丸くん、黒羽、白草の三者三様の目的と作戦と実行はほんと見事なくらい絡まり合ってて、物語の構成としてもエンタメの盛り上がりとしても抜群の一言なんですよね。
ラブコメ、と呼ばれるジャンルのコメディとしての部分をこれほど昇華さしめて成り立たせた作品もそうはないでしょう。ノリとテンポの良さでコーティングしつつ、根底の部分で構成の技巧の素晴らしさを感じさせてくれる作品でもありました。
それに、復讐だなんだ、と人としての醜さ、負の感情を全面に押し出しているにも関わらず、徹底して明るく痛快で気分爽快な仕上がりになっているのはなかなか特筆すべきところだと思うんですよね。やってることだけ見ると陰湿なはずなんだけれど、その陰湿さたるや非常にカラッとしてサッパリした陰湿さで、陰湿とは……と思わず言葉の意味を考え込んでしまうほどだし、彼らの内面と来たらひたすらネガティブな方向に凝り固まり拗らせまくっているにも関わらず、そのネガティブさと来たら何故か陽気でアップテンポのお祭り騒ぎ。いやだから、ネガティブとは……と思わず首をひねってしまう感じなのが、描写のやり方として何気に物凄く難しいことをヒョイヒョイっとやっちゃってるんじゃなかろうか、と思わず感心してみたり。
ともあれ、彼ら彼女らの復讐は、可愛さ余って憎さ百倍、という体を装いながらも憎しみの類などかけらもなく、ひたすら好き好き大好きを拗らせて、好きを暴走させているようなものだったので、それこそが作品全体を陽性たらしめていたのかもしれません。主人公の丸くんの、その人間性、キャラクターが掘り下げられ伝わってくる中盤以降、あっこいつすげえアホだ、とはっきりと分かってしまったからなのかもしれません。
いずれにしろ、物語が進むに連れて登場人物たちの思惑が明らかになっていき、抱える事情が自明のものとなっていくたびに加速していくこの面白さ、愉快痛快爆笑コメディ。それと同時に甘酸っぱさで絶妙な部分をくすぐってくれるラブコメのラブの部分も実に素敵で、黒羽と白草、その二人のヒロインの魅力で牽引してくれました。二人のヒロインとしての色んな意味での凶悪さがなければ、そもそも成立しない物語でありましたからねえ。さり気なく、あのカス極まる悪友の甲斐哲彦も折に触れていい動きしていて、あれはあれで助演男優賞でした。ああいうサブキャラが居ると物語として強い。
しかしこれ、やっぱりタイトル詐欺なような気もするし、あれは負けじゃないよノーカンだよ、とも言えるのでこれはこれでありなのか。
あれ、思いっきりフラれた方も実は挽回可能であることをもう片方が全編を以って証明してしまっただけに、完全にドローではあるんですよね。いやもう、改めて考えてみるとほんとアホだなあー!! やっちゃった方ww
いやもう、最高のラブコメでした。これ、きれいに終わっているとも言えるのですけれど、続くとしたらどう展開するのか、興味深いところです。

FGO 第二部第三章「人智統合真国 シン 紅の月下美人」 その6  

第15節「人理の在処」その2から第16節「紅の月下美人」終了まで。

というわけで、韓信率いる兵士16連戦、衛士長戦、項羽・虞美人戦、始皇帝戦、項羽戦、空想樹戦と激闘六連戦でした。

いや、兵士16連戦もガッツと回避が付与されるせいかかなり苦戦させられたのですが、一番キツかったのは衛士長・李書文戦でしたよ。正直、項羽・虞美人よりキツかった。結局もうフルボッコにされて、令呪使ってようやくギリギリでした。強い、師父強すぎる。さすがは武の極地というべきか。師の極地たる韓信とのコラボレーションは、悪夢的ですらありました。たまらんわー。

項羽・虞美人戦の方は最初の2ターンでフレンドに借りた三蔵ちゃんに虞美人を仕留めてもらって何もさせず、あとはジャンヌの宝具や孔明やマシュの防御で攻撃をしのぎつつ、三蔵ちゃんやオリオンで適度に損害を与えて、最終的にヘラクレス様にお出ましいただいて、さほど危なげなく退けることに成功しました。ぶっちゃけ、途中での項羽戦の方がクリティカル連発でバタバタと殲滅されてキツかった気がする。こちらの準備がきちんと整えられたからなのかしら。

始皇帝は、フレンドのジャンヌオルタが猛威を奮って、途中無敵状態に入ったにも関わらず邪ンヌの宝具無駄打ちしてしまったにも関わらず、クリティカル連発でほぼ瞬殺。ホームズも語ってたけど、始皇帝のスタイルはあくまで守備的なんですよね。いや、あのクリティカルの威力はたまらんのですけど、宝具で攻撃くらわないというのはこの場合大きいです。
空想樹戦も殆ど苦労せず、イリヤの宝具連発でバスター不利にも関わらず無理押しして落とすことに成功。やっぱり衛士長が強かったなあ。

始皇帝はもうなんというか、完璧超人な為政者そのままで。結果として殴りあって決めよう!には笑ってしまいましたけれど、わざわざ相手のステージまで降りてきてくれて、奪い合うのではなく競い合う形で行く末を決める選択といい、禅定へのきっぱりとした態度といい、完璧すぎる個であったが故に未来を終着させてしまった方でしたが、だからこそ見送り方もスッキリしていたなあ、と。
史実でもこれくらいスッキリと禅定できてれば、秦ももっとちゃんと続いたかもしれないのに。まあ法治国家としてあまりに厳しすぎた体もありましたから、あのままならどうせ長続きしなかったかもしれませんが。
さらっと完璧すぎるが故に、自分の異聞体が幕を引く前に先んじてウチのカルデアに乗り込んできてしまったのは苦笑モノでしたけど。

ぐっちゃんはあれ、死んだんじゃなくて自力で英霊の座まであがってこれる、ということなのね。さすがは真祖精霊種、無茶苦茶だなあ。しかし、まるっと始皇帝に言いくるめられてしまうあたり、ちょろいことこの上なし。カルデアに来てもチョロいみたいだし。
色んな意味で項羽さまが、虞や虞や 若を如何せんと心配するのも無理からぬ。でも、再び二度、潰えるときに愚の行く末を嘆いて果てる、というあたりに項羽さまの愛情の深さを思い知る。世界を守るために創られた存在が、ただ一人の愛した女の安息のために戦う姿は機械などでは決して無く、ただただ英霊の在り方だったのではないでしょうか。
格好いいのう。
そして、また世界が終わる。上から見下ろすでなく、最後は人民とともに大地から月を見上げ詩に想いを馳せた始皇帝。この地に降りた始皇帝なら、編纂事象を成し得たのではないかと思えてしまうのは皮肉な話なのか。

馬は即座に召喚対象に成り上がりましたけれど、陳宮はまだなんですよね。あの別れ際のセリフからして、いつでも呼んだら来ますよー、てなもんだっただけにそのうちサーヴァント化してくれるのでしょうけど、いつになるのか。韓信と陳宮はどのタイミングになるか興味深い。

さて、なんとかこれで第三章をクリア。FGOを始めてから、初めてストーリー本編が最新まで追いつきましたよ。長かった。本編進めようとしても、そのたびにイベントの開始に阻まれて、イベントたのしーなー、ってやってたら終わった途端に次のイベントがはじまって、本編に触れる余裕がなく、今時分のような合間合間にようやくチビっとずつ進めていたところでしたからねえ。
……忘れてた。まだアビーのところのセイレムやってないじゃないか!?
第四章がはじまるまでにまだ少し時間があるようなので、その間になんとかセイレムの方も頑張らないと。

ストライク・ザ・ブラッド 20.再会の吸血姫 ★★★★   



【ストライク・ザ・ブラッド 20.再会の吸血姫】 三雲 岳斗/マニャ子 電撃文庫

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戦場と化した絃神島で、古城はアヴローラと再び出会う!

真祖たちの乱入によって混迷を深めていく絃神島の領主選争。事態収拾の切り札である十二番目のアヴローラを連れて、志緒と唯里は絃神島へと向かう。しかし彼女たちを待ち受けていたのは、第二真祖“滅びの瞳”。包囲された志緒たちを救うため、第二真祖の支配地へと単身で乗りこむ雪菜だが――
そのころ古城は原因不明の飢えと渇きに苦しんでいた。集結した真祖たちと共鳴した眷獣たちの活性化が原因だ。そんな古城に第一真祖が告げる、眷獣たちの暴走を防ぐ恐るべき方法とは――
世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第二十弾!
ついに、あの。あのアヴローラが再臨である。やっぱりこの娘、別格である。偉そうな古めかしい喋り方のくせに内気で弱気、儚げで可憐で健気で一途。このギャップは本編での再登場となっても凶悪極まる。ちょっと一緒にいたら好きになっちゃうのも無理がない可愛い生き物なのである。
事実、アヴローラのあまりの可愛さに次々と陥落していく彼女と行動することになった登場人物たち。だって可愛いもの、仕方ないよね?
だから、志緒と唯里が話していた、古城が雪菜と付き合わないのは他に本命が居るからだ、その相手こそアヴローラなのだ! という話、あながち間違いじゃないと思うんですよね。古城の心の中でアヴローラこそがずっと大きなものを占めていたのは絶対的に確かな話なのですから。
とはいえ、アヴローラと古城が付き合いだしてしまうと、雪菜が監視役というよりもただのヤバイストーカーと化してしまう、という想像図には吹いてしまいましたが。雪菜、同僚からも概ねそんな風に見られているのか。
まあアヴローラという大本命の再臨という自体ではありますけれど、雪菜もこれまで正妻として積み重ねてきたものがありますからね。何気に一番苦労しそうなのは浅葱の方かもしれない。浅葱はねえ、古城ベッタリじゃなく独自に頑張ってる自立した部分があるからこそ、という可哀想な面もあるんだけれど。本人のなかなか直截的な行動に移れない性格も大きいんでしょうけれど。
そうこうしているうちに、今回一番躍進していたの、カス子ですよね。何気に古城の面倒を甲斐甲斐しく見る、という部分で雪菜と張り合えるヒロインここまで居なかったですし、領主選争編ではドメインの領主の一人として大いに活躍しつつ、イロワーズ魔族特区の生き残りとしての生き様戦いっぷりも見せてくれましたし、その上で堂々とヒロイン戦線への名乗りあげですもんね。ここまでストレートにちゃんと好意を古城に突きつけた子って、なかなかいませんでしたからね。まあ優麻とかいましたけど。ラ・フォリアは腹黒すぎてカウント外w
それにしても、夏音、カス子、雪菜の三連夜這いは笑いましたけど、その子らみんなJC……。
そして、その一方で古城当人ではなく、牙城と深森の暁夫婦に勝手にご挨拶している煌坂紗矢華w 

三人の真祖たちの介入で大混乱に陥る領主選争は、終焉教団の主たる吸血王の目的とMARが黒幕という事実が明らかになり、ようやく全貌が明らかになってくる。その中で、アヴローラと古城の再会は決して幸せな再会とは行かない様相を呈してしまう。アヴローラこそ最後の贄。古城を第四真祖にした彼女こそが、古城を第四真祖として完成させるもの。しかしそれは同時に、幾つもの悲劇を招いてしまう。それを避けるために、真実を知った者たちはアヴローラを抹殺スべく動き出す。その中には雪菜の姿も。
果たして、古城が選ぶべき選択は。とクライマックスと盛り上がってきたところで、古城くんの雪菜への信頼がまた厚いんですよね。誰よりも大切なアヴローラを託すに足るは誰なのか。
その上で、ラストシーンがまた熱い。第四真祖という力も肩書も失いただの少年となった暁古城と、血の従者でもなくなり監視者としても意味を失ったただの少女、姫柊雪菜。そんな何者でもなくなったが故に、ありのままのただの古城と雪菜となった二人の、彼らの戦争(ケンカ)が今まさにはじまるのである。
まさにシリーズのクライマックスのはじまりに相応しい、次回への期待を膨らませてくれるシーンでした。これは次が楽しみ楽しみ。

シリーズ感想

ミリオン・クラウン 4 ★★★☆  



【ミリオン・クラウン 4】 竜ノ湖 太郎/焦茶  角川スニーカー文庫

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刮目せよ、人類最強の力――決戦の刻、来る。

遂に動き出した王冠種・大山祇命。三四に刺され、倒れ臥す一真を尻目に、九州は死地と化した――。
中華大陸連邦、シャンバラ、そして極東都市国家連合は、共同戦線を張りながら大山祇命に対抗を続ける。そして、迷いながらも立ち上がった一真は、三四の真実に思いを巡らすことで、一つの結論へとたどり着く。
一真の覚悟、三四の決断、ジャバウォックの変心――死地と化した九州にて交錯した想いが結実する時、遂に人類最強戦力と王冠種が激突する! 竜ノ湖太郎が放つ新シリーズ第四幕―――刮目せよ、人類の力!!
純情かよ、ジャバウォック。
前回でその虫酸が走る悪辣さから、霊長を争うライバルとして相応しいのかとすら疑問を覚えたジャバウォックなのですが、蓋を開けてみるとなんだろう、この迷子の子供みたいな存在は。
死の価値を知らず、生を冒涜する存在。でもそれは裏返すと、生まれたてでまだ何も知らない無垢な存在であるとも言えるんですよね。さり気なく語られていましたけれど、死体を操るような冒涜的なやり方も、実のところ人間の真似をしたみたいなこと言ってましたし。
同種同類の存在しない唯一無二の存在であるが故の孤独。最初からそう生まれたのだからそれが当然と感じることが出来たのなら、ジャバウォックは完全であったのかもしれません。でも、彼はその在り方に孤独を、寂しさを感じてしまった。だからこそ、集である人間の存在に惹かれ、その他者を虐げる実態を目の当たりにして失望し、人類史で人類が重ね続けた悪行を真似することで蔑み、突き放そうとする一方で、他の王冠種のように人の群れを配下に置こうとしたり、三四に入れ込んだり。
効率の問題だの契約を果たしているだけだ、なんて言ってるけれど終わってみるとどう考えても建前ばかりで、そこには寂しさを埋めようとする感情があり、繊細な情動があり、未練があり、捻じくれた悪意ある言動の裏には素直なほどの愚直さと誠実さが伺えてしまう。傷つきやすい柔らかな心根が伺えてしまう。
三四に問いかけた、自分が醜い龍だから? なんてセリフはそれを気にしていないと出てこない言葉ですもの。
それだけてひどい裏切り、と捉えられかねない選択をされたにも関わらず、激高して何もかも潰してしまうような感情的な行動を選択せず、最期に彼が行った幾つかの行動は、お前どれだけ純情少年なんだよ、と言いたくなるような振る舞いなんだよなあ。

那姫を一度信じると決めたら、どんな疑わしい側面が彼女に現れだしても疑念を挟むことすら無く信じ抜く一真もまた、恐ろしいほどに愚直で誠実である。その傾向は殆どの登場人物、ミリオンクラウンと呼ばれる人類最強たる逸脱者たちも、双子のような将来の幹部候補とはいえ一兵卒な若者たちまで、みなこの人類退廃の生き残ることからまず困難な時代でありながら、それとは裏腹にあまりにも誠実な生き様を示しているのが印象的なのだ。それが、この生き苦しい時代を生きる上で、未来を指し示す上で必要なことだからなのだろうか。
一方で三四たちを生贄にするような実験を強行していたような原罪を生み出し続けるような人間たちもいる。だけど、恩恵を一方的に享受しながらその犠牲に真摯たろうとしない面々もいるけれど、この実験を主導していた九州の指導部は、それはそれで生き残るために誠実であったとも言えるんですよね。
でも、三四はそんな彼らを拒絶し、でも双子たちに出会い、友のために自分の役割を受け入れてしまった。それで、怪物と少女は共に行く未来をなくしてしまったのが、こうなってみると少し哀しい。ジャバウォックは、無知であったがゆえに人との関わり合い方を知らなさ過ぎた。露悪的な言動は、憎しみをもって共感を抱こうとしたやり方は、結局不器用に過ぎたのだろう。それでも、三四には彼の一番根っこの部分は伝わっていたはずだ。だからこそ、自己評価の低い彼女は自分では彼には相応しくない、と思ってしまったのかもしれない。
ジャバウォックにとって、三四こそがアップルパイを一緒に食べてほしい人であっただろうに。残念ながら、彼がそれに気づけたのは多分、彼女にフラれたその時なのだろう。
ともに生きる、寄り添う相手が果たしてこれからの彼に見つかるのか。三四を助けて、新たな共生者の誕生を選ばず孤独に去っていったジャバウォックの行く末を、今強く想う。

茅原那姫の実体というか正体らしきものも見えてきた上で、ついにまたぞろ「ウロボロス」なる暗躍者も姿を見せてきた。ミリオンクラウンも王総統にカルキと登場して、そのキャラ以上に現在の人類における存在意義みたいなものも伝わってきて、同じミリオンクラウンとなるだろう一真が今度どう在っていくのかの指標ともなるのではなかろうか。まあ、彼はどうあっても彼らしくしか在れないのだろうけど、さてそのまま那姫といい雰囲気になるんだろうか。
お膳立てが整って、これから大いに物語が動き出しそうな予感。の前に、次回ははじめての日常回、らしいけどそれで果たして済むのか否か。

シリーズ感想

ラストエンブリオ 7.吼えよ英傑、甦れ神の雷霆! ★★★★  



【ラストエンブリオ 7.吼えよ英傑、甦れ神の雷霆!】 竜ノ湖 太郎/ももこ  角川スニーカー文庫

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箱庭第二桁、ギリシャ最強の魔王・テュポエウスとの一戦を終えた「問題児たち」。辛くも一時的に撃退したものの、しかしアトランティス大陸の異変は収まることがなく――。
巨人族が溢れ大陸全土が混乱する中、第二次太陽主権戦争・第一回戦は終わりを迎えようとしていた。謀り企てる"ウロボロス"のゲームメイカー、奮戦する問題児たち、『王の在り方』を問われるアステリオス――激動の中で様々な想いが交錯し、遂に"大父神宣言"の真実が解き明かされる時、英雄英傑、そして問題児たちは再び魔王・テュポエウスとの決戦に臨む!!
竜ノ湖太郎の大人気シリーズ、アトランティス大陸編、完結!

なんだろう、ようやく様々な謎が薄っすらとだけれど一つに繋がって見える範囲まで浮き上がってきた気がするぞ。破局的大噴火(ウルトラボルケイノ)による人類史の終焉、星辰粒子体(アストラルナノマシン)の研究の暗躍者、血中粒子加速器(Blood accelerator)の存在、第二次太陽主権戦争が行われる意味、星霊の定義。多種多様な用語が飛び交い、そこに秘めたる関連性がずっと示唆されつつも実際に紐づけするには複雑に絡み合いすぎていて、全体像が掴めなかったのも確かなんですよね。大まかな意味において、十六夜たちは何を目指すのか。近しい視点観点においては目的は個人的にもコミュニティ的にも色々とあるものの、大局的な俯瞰的なマクロな視点としては十六夜たち、方向性こそ見出しつつあったものの、それそのものを見出すためにもこの今回のギフトゲームに参加している、という感もあったんですよね。
まだあまりにも、あまりにも謎でわからないことも多く、真意が掴めないキャラクターも多いのですけれど、一つだけ……少なくとも一つだけははっきりとわかったことがあるんじゃないだろうか。
敵はジェームズ。ウロボロスのゲームメーカーを名乗るあの男だ。
魔王テュポエウスが義憤により立ったように、絶対悪アジ=ダカーハが偉大なる悪であったように、殿下が救世の英傑として再起したように、敵として立ちふさがった者たちにもそれぞれに戦うべき理由を矜持とともに持っていた。
あのクリシュナの皮を被ったナニモノかですら、その意図が悪しきものであったとしても真正面から自らの意志を貫こうと襲いかかってきた。あれもまた、絶対に相容れぬ戦うべき敵なんだろうけれど、あれですらまだ戦いが成立する、とも言えるんですよね。
対してジェームズである。意図を隠し思惑を秘し虚言を弄し他者を陥れ騙し公然と利用して、愉悦する。もう邪悪極まるんですよね。あれだけみんなから胡散臭くて信用出来ないと思われているにも関わらず、彼を排除できず彼の言葉に踊らされざるを得ないこのもどかしさたるや。その上で、今箱庭も外界もまとめて悪い方悪い方へと持っていこうとしているナニモノか、その起点となっているのがどうにもジェームズっぽい、という証拠と言えるのかわからないけれど、つながりのようなものが見えてきて、芋づる式に今あれもこれも全部見事に繋がっているんじゃないか、という感覚が引き釣り出されてきたっぽいのが、今回の話の肝の一つだった気がするんですよね。ぽい、だったり気がする、と断言できないところにやっぱりもどかしさもあるのですけれど。それでも、はっきりと目に見える形で、こいつが悪い! という相手が確定したというのは随分スッキリしたわけですよ。的がついに確かになったんですから。盛大にぶっ飛ばすべき怨敵が。許されざる真の外道が。
ウロボロス自体は、旧知の人物や以前の仲間が加わっていたり、決してそのもの全体が敵、というわけではなく内部でも意思統一がなされていないような感じもあるので、まるっとあいつら敵、とはならずモヤモヤしていただけに、余計に元凶がはっきりしたというのは物語としても焦点があってきたんですよね。
それでもまた新たに謎や設定も増えて来ているのですけれど。

ともあれ、大父神宣言の真実はこのアトランティス大陸編の決着を決定づけるに相応しい大解答でありました。いやこれ、大神ゼウスの有名な女癖の悪さからくる悪名を根底からひっくり返してしまう話だったんじゃないでしょうか。この解釈だと、ゼウスのあのレイプ魔としか言いようがない因業が、まるで真逆の意味になっちゃいますもんね。一つの神話大系の主神に相応しい偉大さとして語れるものじゃないでしょうか。ついでに女神ヘラのアレも一緒に意味づけてほしいところでありますけど。
他にも先代?問題児の一人であるあのアルゴールがついに出番だとばかりに登場したり、アルマテイアがいきなりひげをつけて解説をはじめたり、ケツァルコアトルさんがやたらイイ人だったり、と見どころは沢山あったわけですが、やはり一番の見せ場はアステリオスの王としての決断であり覚醒であったのでしょう。なにしろ、サブタイからして「甦れ神の雷霆」なのですから。かつてミノス王が乗り越えられなかった壁を、今息子たるアステリオスが乗り越え、箱庭世界に名乗りを上げる。
一方でまた魔王テュポエウスももうひとりの主人公なんですよね。アバターとなっている実験体の少年が宿していた、父とも思った相手からの裏切りによる悲嘆と絶望、そして怒りに義憤を覚え戦うテュポエウスもまた、父であるゼウスに裏切られたもの。その傷ついた心を目の当たりにした十六夜の行動は、あの抱擁は……なんていうんだろう、十六夜くんって色んな意味でこの子やっぱり「お兄ちゃん」なんだよなあ。

次の舞台はどうやら「ローマ」。コンクラーベという単語が出てきたけれど、果たして二回戦はどんなギフトゲームが用意されているのか。ジェームズが本格的にノーネームを敵と見定めた節もあり、ここからどんどん核心へと突き進んでいきそう。さあ、ワクワクしてきましたぞ。

シリーズ感想

幼女戦記 5.Abyssus abyssum invocat ★★★★   



【幼女戦記 5.Abyssus abyssum invocat】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ  エンターブレイン

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金髪、碧眼の愛くるしい外見ながら『悪魔』と忌避される帝国軍のターニャ・フォン・デグレチャフ魔導中佐。
冬までのタイムリミットを約二ヶ月と見積もった帝国軍参謀本部は積極的な攻勢か、越冬を見通した戦線再構築かで割れていた。激論の末に導き出された結論は、攻勢に必要な物資集積の合間での『実態調査』。実行部隊として、ターニャ率いるサラマンダー戦闘団は白羽の矢を立てられる。
進むべきか、踏みとどまるべきか?逡巡する暇はない。
地獄が地獄を呼び、止めどなく激化してゆく戦争。誰もが、守るべきものを心に抱き戦場に向かうのだ。すべては「祖国」のために。
デグさん完全に便利屋扱いだよなあ、これ。有能さを示せば示すほど際限なく仕事を割り振られていくのがこの世の真理。その上、現場と上との現状認識の乖離は容易に無茶振りへと繋がっていってしまうのである。デグさんもなまじ、その無茶振りを熟しちゃうから、上もそれが当たり前だと思っちゃうのがまた問題で。
戦闘団の即応編成って、これデグさん以外に務まるものなんだろうか。彼女はあくまで戦闘団の諸兵科連合としての有用性を示したつもりでいるようだけれど、参謀本部の方が重視しているのは即応性の方であってその点でも認識がややズレているみたいだし。

しかし泥沼である。参謀本部の冬季突入までに攻勢で押し切るか、越冬を見越して踏みとどまるか、の意見対立、なにがヤバイってどちらも間違っていなくて現状に対する危機感も同等に有しているところなんですよね。どちらかが明らかに間違えているなら、正しい方を選べば戦局は良い方に進むのでしょう。でもどちらも間違えていない、どちらも正しいということは、どちらを選んでも先に見通しが立たない、泥沼必至というところなんですもんね。
進むも地獄、引くも地獄。
そんな消耗戦の中で、ついにデグさんの子飼いである「第二〇三魔導大隊」からも戦死者が出てしまう。替えの効かない精兵の喪失である。特に航空魔導師の隊は大隊と言っても48名しかいないので、一人でも抜ければそれだけで相当の被害になってしまうのに、今回の戦闘で食らった損害はそれどころではなかったですからね。
あのデグレチャフ氏をもってして痛恨事と言わしめ、彼女自身ショックと後悔でのたうち回る事態に陥る凄まじい大損害だったのである。戦争中にもう同じレベルの精兵を集めるのは不可能でありますし、一から新兵を鍛えなおしている余裕など便利屋扱いでたらい回しにされているデグさんの部隊ではあり得るはずもなく。それでも、君なら出来るだろう、これまでも出来てたし、と臆面もなく要求してくるのが上なんですよね。
人材の払底を身をもって痛感させられているデグさんにとって、こうなってくると手元の能力在る部下たちは以前にもまして宝石のように思えてくるわけで。要求する能力にまったく足りていない未熟な兵や士官、それどころか無能の烙印を連打しても飽き足らないような士官まで回されてきた日には、それまで自分の手元で働いてくれていたヴィーシャやヴァイス中尉がどれほど有能で行き届いた手腕の持ち主か、というのを改めて実感させられるわけで。もう文中からデグさんの、ヴィーシャたちへの絶賛に絶賛を重ねるような賛辞の連発と、こいつらが居てくれてよかった、ほんとよかった、もうこいつら居なかったらと思うとゾッとする。凄い! 素敵! もう最高! 抱いて! 結婚して! とでも言いたげな想いがビリビリと伝わってくるのですよね。
大隊結成当初なんぞ、部下に対してはもっと冷めているというか、利用価値のある出世のための道具、自分の安全を保証するための肉盾、みたいな認識があったと思うのですけれど、まあ根本のところでは変わっていないのかもしれませんけど、喪うことなど想像もしたくない大事な大事な部下たちという想いは間違いのないものになってきてるよなあ、と思うところなんですよね。

さて、ひたすら打開の方法すらない泥沼一直線かと思われた東方戦線も、連邦の一般将兵の認識がイデオロギーのための戦争ではなく、祖国を守るためのナショナリズムの戦争だと気づいたデグさんによっての、上層部への意見通達によって、東方戦線は戦争のやり方そのものを変えていくことに。連邦が真の意味で青ざめることになる、帝国の戦争方針の大転換は果たして戦局の打開に繋がるのか。少なくとも一方的にどうしようもなくなっていくだけの行き詰まった展開からは、希望が見えてきたのだろうか。

それにしても、思いの外連邦のロリヤが有能で驚かされる。保身と組織防衛と政敵を追いやる謀略だけに長けているのかと思ったら、先の魔導師の復権の提案もそうでしたけれど戦争に勝つために真に必要なことをイデオロギーなどの建前を排除して、ちゃんと提案し用意し準備することができてるんですよね。これ、連合のチャーブル首相なみに手強い相手になってるんじゃなかろうか。
デグさんもえらいのに目をつけられたなあ。

シリーズ感想

あやかし同心捕物控 とんちんかん ★★★★   



【あやかし同心捕物控 とんちんかん】 霜島 けい  光文社時代小説文庫

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盗人と疑われ、番屋につきだされてきた青物売りのお駒を放免してやった同心の柏木千太郎。跳ねっ返りで威勢はいいが、早くに両親を亡くし、十一で人買いに売られ苦労して生きてきた娘だ。そんなお駒を陰から見守っているらしき謎の男がいた―。その正体とは?(表題作)顔はないけど男前。のっぺら同心と仲間たちがあやかし騒ぎ解決に走る、妖怪捕物帖第三弾!


前の出版社でのシリーズは2巻までで止まっちゃったのですけれど、光文社から改めて再版されたのがこの「のっぺら坊」の同心柏木千太郎が活躍する【あやかし同心捕物控】でした。
でもそれって、同じ光文社から霜島先生が出されている【九十九字ふしぎ屋 商い中】との兼ね合いで再版しただけで、それでお終いだと思ってたんですよね。
まさか、新たに第三巻が出るとは。嬉しい……(しみじみ)

時代小説の醍醐味の一つに「人情物」があると思うのですけれど、本作はまさにその人情物の極みなんですよね。人情とはすなわち、人としての情け。他人への思いやり。これが、本作には目一杯詰まっている。情に厚いのは決してメインの登場人物たちだけではなくて、無名の人々もみんななんだかんだと優しいんですよ。
たとえば、第一話の主人公となるお駒。まだ十を幾ばくか過ぎたばかりの子供である彼女。人買いから逃げ出した子供に過ぎないこの子が、なんだかんだと長屋に暮らせて仕事も貰えて働いて生きていけているのって、様々な人たちがなにくれとなくこの身寄りのない娘を助けてくれたからなんですよね。住むところを世話してくれて、仕事も世話してくれて、と何の得もないのに手を尽くしてくれる情け深い人が幾人もいたわけだ。
お駒も、そんな情けに報いるために懸命に頑張るんだけれど、儘ならないのもまた人の世。人買いの追ってに追いかけられたり、見覚えのない金が手元に現れ盗人に間違われ、と苦労に苦労を重ねている。でも、そんな境遇に挫けることなく拗ねることなく、胸を張って真っ直ぐに生きてるんですよ、このお駒は。
もうメチャクチャいい子なのですよ。それも世間知らず故の苦労も知らない世の中の闇も知らないが故の気軽な善性ではなく、苦労に苦労を重ねた上でなおどっしりと揺るぎなく据え置いた貫目のある善性というべきか。まだ子供にも関わらず、お駒の言葉には人生の苦味を味わい尽くしたような悟りがあり、その上で人の善性を体現するかのようなセリフを誇るでもなくただただ自然と口ずさむのである。
イイ子を描くことはさして難しいことではないかもしれない。でも、倫理的にも当たり前のことを行い、口にすることでここまで「ああ、この娘は本当に良い子だ」としみじみと感じ入ってしまう、相変わらず霜島先生の人物描写たるや、尋常ではないと改めて思い知らされる次第である。
そんでもって、こういうホントにイイ子が、イイ子であるからこそきちんと報われることこそが、人情物の醍醐味なんですよね。それを主導するのが、我らがのっぺらぼうの千太郎とその一党。自分は盗みなんかしていない、と言い張るお駒を、お前は盗んでいない、と即座に信じて解き放つ千太郎、このシーンが好きでねえ。自分の潔白を、自分の在り方を、自分という人間そのものをこんな風に信じてくれることが、辛い思いを幾度もその身に、その心に刻んできたお駒にとってどれだけ嬉しいことだったか。
それからも、雨が続いて仕事が捗らずその日の食うものにも困っていた時に、さり気なく自分の子供の子守の世話なんかを頼んだりして、あれこれ世話を焼くわけですよ、千さんたら。
こういう、町の人達一人一人をよく見てくれる、見守ってくれる同心がいるわけですから、相手が人間じゃなくのっぺらぼうであろうと、そりゃ江戸の街の人々に慕われますわなあ。

第二話の憑き物のお話も、一度は途切れてしまった親子の縁、親子の情を人知れずつなぎ直す、そんなお話。本来なら既に潰えてしまったはずの絆であったものが、偶々最期を看取ったのが千太郎であったが故に、千太郎たちの尽力によって想いと願いを託して残すことが出来たというお話だったんですよね。本来ならもっと切なくも物悲しい話になりそうなところを、どこか心安らぐコメディチックなノリとテンポで描かれるのがまた良い味が出てるんですよね。暗い雰囲気などどこにもなく、どこか明るく脳天気に、しかししっとりと温かみの余韻を感じさせてくれる、思いやりをじっくり噛み締められる作品でありました。

しかし、正悟はまだぐだぐだしていて、おようさんとくっつけてないのか。じれったいというかなんというか。はやく所帯持ちなさいよ。

葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王 ★★★★   



【葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王】 一ツ屋 赤彦/紅緒  角川スニーカー文庫

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第24回スニーカー大賞≪金賞≫受賞作!
様々な種族がひしめき合い、“葡萄”のように国が乱立する大陸の小国ランタン。流浪の少年メルは、多言語を話せる特技をランタン王に買われ、豹人族の姫シャルネの教育係に抜擢される。己の奔放な振る舞いにも常に優しいメルに、徐々に惹かれていくシャルネ。そんな折、大国との政略結婚を控えた彼女は相手の王を怒らせ、婚姻は最悪の形で破談に。二国間の緊張が高まる中、次期ランタン王に任命されたのは、なんとメル!? 王として彼が取った起死回生の策は、“シャルネと結婚し、豹人族の支援を取り付ける”というものだった! 言葉を操り、人を繋げ、敗戦必至の大戦に挑む! 弱小王国の下克上ファンタジー、ここに開幕! ※電子版特典として、電子限定書き下ろし短編『キリン様の憂鬱』を特別収録!

先代ランタン王が偉大すぎるんだよな、これ。
実のところ、本作のこの一巻ぶんにおけるランタン国が辿った道筋はほぼ先代ランタン王が描いた筋書き通りに進んでいる。自らの病による死の時期すらも織り込んだ大戦略は、恐るべき事に受動的な部分が殆ど見当たらない。未来を予測して備えるのではなく、望んだ道筋に誘導し現実を予定の方へと引きずり込んでいるのだ。これは自国のみならず敵国となるバツ国ですら変わらない。どころか、バツ国と敵対状態になりバツ国が攻め込んでくることすら、誘導によるものだというのだから戦慄すら覚える。
これ、バツ側からするとどこからどう見てもバツ側の意志によって侵略を開始しているはずなんですよね。しかも、大陸中に知れ渡った英雄であったランタン王の死を契機として攻め込んでいるのだから、ただでさえ普通に攻めても簡単に滅ぼせるだろう弱小国に、万難を排して挑もうという戦いであったはずなのだ。尤も、バツの政治を司る宰相アーデルハイドから言わせれば、早すぎる侵攻であったわけだけれど、宰相たる彼をして開戦を遅らせられないほどに政局が固められてしまった段階で、先代ランタン王の掌の上だったんですよね。
そして、ランタン王の大戦略の最後にして最大のピースであったのが、本作の主人公、流民の少年であったメル・アルカートなのでありました。
すべてはランタン王の掌の上、と言いつつもお膳立てされた舞台の上で踊るのは言われた動きしか出来ない駒などではなく、自分の意志で立ち自分の胸で理想を抱き、そして夢を語ることの出来る人間なのであります。駒では、決して自体を打開できない、この場をしのげても、ランタン王亡きあとのそのサキを続けていくことが出来ない。そして何より、そこにはランタン王が思い描いた夢が無い。
王が求めたのは、国の行く末……夢を託せる次代なのでありました。だから、彼が用意したお膳立ては、黙って乗っかればそれで全部キレイに片付く、なんて簡単な代物などではなく、そこに立った者たちが皆全力を尽くさねば乗り越えられない試練であり、その試練を超えてこそランタン国を、夢の地を続けていける、その先へ広げていける可能性を得られる、そんな残された者たちへの、託された者たちへの宿題でもあったのです。
ランタン王がその生涯をかけて築き上げてきた宝を、メルとシャルネに継承するあのシーンは、この巻においてもっとも美しい場面でもありました。王の言葉には力があり、想いがあり、慈愛があり、その一言一言が胸に響く玉音でありました。これほど強く優しく染み渡る言葉の連なりが果たしてどれほど今までに目の当たりにしたことがあったでしょうか。
感じ入るばかりでした。

先王に託された夢は、メル少年にとって彼自身も抱き続けた夢でした。しかしそこに、国という重石をつけられて、それまで流民として彷徨い続けた子供にすぎない彼は一人ではとてもその重さに耐えきれなかったでしょう。しかし、王はこうも言い残したのでした。
「君は人に支えてもらえる王になれ」
そして、彼の隣には勇気ある姫シャルネがいる。表紙絵で、二人背中合わせでしかししっかりと手を握り合っている姿は象徴的だ。彼らは二人でこのランタンの王となる。そして、ここで冒頭でメルがシャルネの無聊を慰めるために語ったこの葡萄大陸の主となる王の資格を語るおとぎ話が、差し込まれてくるんですよね。きれいなきれいな伏線の回収でありました。あの荒唐無稽とも矛盾の塊で実現の可能性がかけらもない、だからこそおとぎ話にしか思えなかったあの話が、こういう形で実在性を帯びてくるなんて。

実際のバツ国の侵攻に対する防衛戦も、非常に面白かった。ここで軍師ギンが存在感を増しましてくるんですよね。戦争にも関わらず人の死をなるべく回避しようとするメルの願いは、甘いもののようにも見えますけれど、実際のところこの戦場、この戦争だけに終わるものではない将来のランタン国の進むべき道を思えば、そして何よりランタン国が体現しようとしている人々の夢を思えば、それは大局的に正しい方針なのでしょう。感嘆するべきは、メルの方針を将来の布石にするまでもなく、この場の負うべきリスクにせず、この戦局における極めて強力な武器へと昇華せしめた軍師ギンの奸智でしょうか。裏で現実主義者を気取ってるわけでもないんですよね。理想を叶えるために汚れ仕事を引き受ける、なんて後ろ向きな真似……理想や夢を神輿にして現実から遠ざけて守ろうなんて真似をせず、きちんと一緒に真正面から夢を叶える同志として寄って立つ、そんな気概を見せてくれる軍師っぷりでありました。性格はひねくれてるっぽいですけど。
バツ国側も面白くて、侵攻軍の最高司令官である宰相アーデルハイド。彼は間違いなく傑出した人物なんですよね。その才覚は、組織運営者として極まったもので運用が極めて困難な大軍を全く何の問題もなく滞りなくスムーズに他国の首都まで進め、その後も全軍の手綱を握ってほぼ思う通りに動かせていたことからも明らかで、数々のシーンから彼の並外れた能力が伺えるわけです。同時に、その才覚はあくまで軍政家であり、組織運営者であって作戦家ではなかったというあたりが非常に面白かった。軍事的に無能、というわけではないのは現場での対応能力の高さや速さからも確かだと思うのですが、教科書以上の対応が取れないというのはホント、アーデルハイドさん前線指揮官向いてなかったんだろうな、というのが伝わってくるわけです。ただ彼の場合、それが無能に見えるのではなく逆に、明らかに向いていないにも関わらずここまで出来てしまうその能力のべらぼうさに度肝を抜かれてしまう、という感じなんですよね。
今回の適性ではない仕事を押し付けられてた件に代表されるように、アーデルハイドさんそのバグってんじゃないかとすら思える能力を十分に発揮できない環境に置かれているの、敵ながらもったいなさすぎと感じていただけに、ギンちゃんの「貴方の使えるべき国はそこではない」という伝言には、グッと来たんですよね。然り然り、と。

未だ幼き二人の子供、大陸すべての種族の言葉をしゃべることの出来る少年メルと、野良猫と呼ばれる豹人族の姫シャルネ。二人は出会い、恋をして、共に同じ夢を頂いて、偉大なる王から未来を託された。
彼らは二人で一つの王。幾多の種族が混在し手を取り合って暮らす小さな国を統べる王となった。
これはそんな二人が治める小さな国が、葡萄大陸と呼ばれる世界に大きく羽ばたく、そんな歴史の幕開けの物語である。

2019年5月読了ライトノベル系書籍からのお勧め  

読んだ本の数:38冊 うち漫画:3冊

GWもあったおかげで一日一冊ペース超え。【継母の連れ子が元カノだった】はウェブ版も読んでましたけれど、改めて読み直してもメチャクチャ面白くて、二人の次元の違うイチャイチャに悶絶してしまいます。そう言えば【Unnamed Memory】も種類は違うとは言え、イチャイチャしまくってるなあ、ティナーシャとオスカーw
それに比べて【七つの魔剣が支配する】のひたすらのディープさですよ。しかし、これもまた極まった愛を語る物語なんですよねえ。



★★★★★(五ツ星) 1冊

継母の連れ子が元カノだった 2.たとえ恋人じゃなくたって】 紙城 境介/たかやKi  角川スニーカー文庫(2019/5/1)

【継母の連れ子が元カノだった 2.たとえ恋人じゃなくたって】 紙城 境介/たかやKi  角川スニーカー文庫

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元恋人同士の微妙極まる兄妹生活第二弾。恋人時代とは決定的に異なる距離感にも関わらず、むしろ枷から解き放たれたようにお互いに遠慮がなくなってるのがまた、もう、ねえ?
そこに現れる新たな文学少女。もうこの人間関係面白すぎる。

★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

七つの魔剣が支配する 3】 宇野 朴人/ミユキ ルリア  電撃文庫(2019/5/10)
Unnamed Memory II 玉座に無き女王】 古宮 九時/chibi  電撃の新文芸(2019/5/17)


【七つの魔剣が支配する 3】 宇野 朴人/ミユキ ルリア  電撃文庫

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魔法使いの業と悲劇を嫌という程痛感させられる非業の第三巻。魔に呑まれ、それでも人としてのたうち回り、求めるものを最期に手にする。それは未来のオリバーたちの写し鏡であるというのか。
圧倒的なダークファンタジーである。


【Unnamed Memory II 玉座に無き女王】 古宮 九時/chibi  電撃の新文芸

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ティナーシャの抱える壮絶な過去と、女王としての決意を知ることで尚更に彼女を求め選ぶオスカーの男前さに惚れてしまう。それにしても、お互い叱り叱られする案件が減らないの、お互い全然懲りないからなのよね。そういうとこ似た者同士だこれ。


★★★★(四ツ星) 10冊

お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 2】 竹林 七草  集英社文庫(2018/3/20)
妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ】 峰守 ひろかず/七原しえ メディアワークス文庫(2019/3/23)
転生したらスライムだった件 11】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ(2017/12/8)
聖なる騎士の暗黒道】 坂石遊作/へいろー  HJ文庫(2019/2/28)
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 五】 秋田 みやび/しの とうこ 富士見L文庫(2019/5/15)
野生のラスボスが現れた!8】 炎頭(ファイヤーヘッド)/YahaKo  アース・スターノベル(2018/10/16)
転生したらスライムだった件 12】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ(2018/3/9)
我が驍勇にふるえよ天地 9 ~アレクシス帝国興隆記~】 あわむら 赤光/卵の黄身  GA文庫(2019/1/12)
転生したらスライムだった件 13】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ(2018/9/28)
転生したらスライムだった件 14】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ(2019/3/29)


【お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 2】 竹林 七草  集英社文庫

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【妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ】 峰守 ひろかず/七原しえ メディアワークス文庫

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【転生したらスライムだった件 11】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ

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【聖なる騎士の暗黒道】 坂石遊作/へいろー  HJ文庫

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【ぼんくら陰陽師の鬼嫁 五】 秋田 みやび/しの とうこ 富士見L文庫

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【野生のラスボスが現れた!8】 炎頭(ファイヤーヘッド)/YahaKo  アース・スターノベル

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【転生したらスライムだった件 12】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ

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【我が驍勇にふるえよ天地 9 ~アレクシス帝国興隆記~】 あわむら 赤光/卵の黄身  GA文庫

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【転生したらスライムだった件 14】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ

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今月のピックアップ・キャラクター

伊里戸水斗 (継母の連れ子が元カノだった)
伊里戸結女 (継母の連れ子が元カノだった)
東頭いさな (継母の連れ子が元カノだった)
ギルセリオン (ファイフステル・サーガ)
四糸乃 (デート・ア・ライブ)
時崎狂三 (デート・ア・ライブ)
高月マコト (信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略)
夕霞 (お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課)
神代宇路子 (妖怪解析官・神代宇路子の追跡)
御堂陸 (妖怪解析官・神代宇路子の追跡)
リディヤ (公女殿下の家庭教師)
セイン (聖なる騎士の暗黒道)
北御門芹 (ぼんくら陰陽師の鬼嫁)
オスカー (Unnamed Memory)
ティナーシャ (Unnamed Memory)
ルファス (野生のラスボスが現れた!)
リティシア (スコップ無双)




以下に、読書メーター読録と一言感想。続きを読む

ゴジラ キングオブモンスターズ 見てきました。  

ラドンくん、お前……お前w



映画見て帰ってきてから、さらっと検索してみたら、みんな「ラドン、お前」ってなってて吹くw
いやでも、そうなるよね。ラドンお前、てなるよね。




一応、ネタバレも満載なので畳んでおきます。


















続きを読む

転生したらスライムだった件 14 ★★★★   



【転生したらスライムだった件 14】 伏瀬/みっつばー  GCノベルズ

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帝国からの侵略をなんなく退けたリムルは、これ以上の戦争はごめんだと大本を叩くべく帝都へと乗り込む。
事前の計画は帝国幹部へとのし上がっていたユウキが国内でクーデターを起こし、皇帝の座を簒奪する手はずとなっていた。だがリムルは思い知らされる、先遣軍などとは比較にならない、帝国の真の戦力たちの実力を……。

むぎゃーーー! そこで終わるんかー!
なんか一番いいところで終わっちゃいましたがなッ。そこで、そこで止めですの!? このシリーズ、最近購入してこの14巻まで一気読み、というにはたっぷり三ヶ月位かけているのですが、最新刊まで手元において淀み無く読めていただけに、まだ次の巻が発売されていないまさにここで「レイニー止め」な展開をされてしまうとは。おおぅ、おおぅ。

帝国の西方侵攻軍の大半を撃滅してのけ、その論功行賞を行うことにしたリムルさん。そこで貯めた魂を使って大盤振る舞い、大レベルアップ、大覚醒祭りの開幕である。いやいや、そこで覚醒魔王を大量生産って、そりゃガゼル王以下周辺各国の皆々様が白目剥くのも当然ですわな。
リムル本人はもうノリノリで夜通し、覚醒した連中の称号とか考えるの楽しそうでしたけど。この人、八星魔王(オクタグラム)を即興で名付けたときもそうでしたけど、こういう名付けするの好きでしょ、絶対。そして、特に深慮遠謀とかじゃなく、ただ単に部下たちも覚醒させられる条件が整いました、と言われたから、出来るの?じゃあやっちゃおう!と特に何も考えずにやっちゃってますよね、この人絶対。
もうここまで来ると警戒するのも馬鹿らしいというか、西方諸国では抵抗しようのない戦力になっちゃってるのですが、それでもまあリムルなら大丈夫か、とみんなが仕方なさそうにため息つきながらも信頼して信用してくれるのは、リムルさんの人徳ですなあ。まあリムル側だけではなく、そうして信頼してくれるガゼル王たちの人となりもそれだけ大したものなのでしょうけれど。
サリオンのエルメシア皇帝とリムルとミョルマイルの三人の酔っぱらい談義は笑いましたけど。各国の国主のなかでこのエルメシアさんが一番リムルとノリあってるんじゃないだろうか。お互い楽しそうだし、まあいいや大丈夫大丈夫、という楽天的なところが異様に噛み合ってしまってる。おかげで、どんどん相乗効果で暴走しそうな組み合わせですが。

と、論功行賞にあわせてベニマルが無事年貢を納めることに。ベニマルは相手は一人と宣言していましたから正直、モミジの完勝でアルビスの方はちと苦しいかとも思っていたので、これは実質アルビスの粘り勝ちなんじゃないでしょうか。魔物の子作りに関する設定はこうなってくると結構面倒くさいものになってしまってる感もありますけど、望めば即子供が出来るというのはそれはそれで美味しいなあ。

というわけで、覚醒大祭りのおかげで世界の戦力バランスは見事に崩壊。西方を担って当方の帝国とゲームをシていたというギィもまたすっ飛んできたわけですが、これはまあリムルさんが悪いですよね。悪いというわけじゃないけど、誰の責任かというとリムルさんですね。いやまあ、リムルさんからすると知ったコッチャないのですが。そんなゲームとか行われてるの知らないし。
でも、クライマックスの展開を見てしまうとギィってばもうちょっと対戦相手の情報くれても良かったんじゃないだろうか。ヴェルドラがとられてしまう、というのはギィの側からしても殆ど詰みになってしまいかねない展開なわけですし。
いやそもそも、そうなり得るという事自体、ギィもヴェルザード姉さんも知らなかったのかしら。ヴェルザードもヴェルドラに会いに来てるわけですから、何の対策もとってない様子なのは相手の手の内知ってたら変な話ですもんね。
ユウキはこいつホントにやることなすこと何一つうまいこといかなさすぎて、実はガチで無能なんじゃないですか疑惑が。なんかやたらと本人自信満々だから周りも流されて騙されてるだけでw
それにしても、ダムダラの立ち位置というか何を考えているのかが未だに錯綜してよくわかんないですなあ。皇帝に忠誠を誓いつつも近藤中尉とは根本的に方針が違っているみたいですし。これも、今の皇帝ルドラの怪しい状態が関わっているのか。マサユキくんがここに関わっているらしいのは、本人まったく知らないっぽいけれど確実なようですし。まだもう一捻り一筋縄ではいかない展開が待っていそう。
次は9月だそうで、けっこう待つことになりそう。

シリーズ感想

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 13 ★★★☆   



【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 13】 羊太郎/三嶋 くろね  富士見ファンタジア文庫

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それは突然にやってきた。後期学期がスタートし、学院が浮き足立つ中、リィエルが教室で倒れてしまう。病名、『エーテル乖離症』―。『Project:Revive Life』の産物であるリィエルに訪れた寿命。その治療のため、方々手を尽くして残った一縷の望みは、特務分室の持つ極秘資料だが―。新室長・サイラス=シュマッハから交換条件として言い渡されたのは、女王陛下暗殺を企てた逆賊アルベルトの討伐で!?「外道に堕ちたってんなら…やつをぶん殴るのは俺の役目だ」その偶然は運命の悪戯か。リィエルの命を救うため、そしてアルベルトの真意を問いただすため、愚者のグレンは帰還する!

何気にリィエルってヒロインの中でもピーチ姫役が多い気がするんですよね。囚われのお姫様、敵の手中で助けられるを待つお姫様。
女性陣の中でも特に戦闘特化型なリィエルがそういう役回り、というのは不思議な気もするのだけれど、考えてみると納得でもあるんですよね。本来、そのお姫様役が一番相応しい本当のお姫様であるルミアは、意志力の化け物みたいなところがある少女でありその意志の強さ故に独走してしまうこともあるのだけれど、最終的には親友や先生の力を借りたとしても自力で壁を打破する自立したキャラクターでもあるだけに、大人しく自分の命運を他人に託すような役回りに収まっているタマではないのである。
白猫はその点、気持ちに弱さがあるぶん囚われのお姫様役は相応しい部分もあるのだけれど、それを拒絶したのもシスティーナなんですよね。彼女は弱い自分を克服し、常に先生とともに最前線で戦えるように自分を規定しているのである。先生の相棒であることを望む白猫にとって、今はグレンたちの横に立つために頑張っているのであって、囚われのお姫様をやっている暇も余裕も彼女にはないのである。それを受け入れてしまうと、物語の本流から脱落してしまいかねないのが白猫なのだ。
イヴもこの点は白猫に似ていて、散々憎まれ役をやった後に立場も何もかもを粉々にされてしまった今のイヴは、新しい立ち位置を構築中で現状は半分リタイア気味なセリカに代わってグレンが苦手な分野から彼を助けるサポート役であり参謀役であり司令塔でもある、というメチャクチャ頼もしいイヴ隊長という立ち位置なのである。実家であるイグナイト家が不穏なことになっているのだけれど一旦家のしがらみから解き放たれ、今開き直って自分の道を歩みだしている彼女にとってイグナイト家は克服するべき壁のような存在として機能しそうな雰囲気でも在るので、彼女もまた今となってはお姫様役はお断りなのだ。
こうしてみると、戦闘特化型とはいえリィエルは基本受動的であり、ルミアや白猫を守るという意志は自分の存在意義として持っているものの、自分からガツガツと目的に向かって突き進むタイプでもないし、出自の危うさやみんなのマスコットらしいキャラクターなど何気にお姫様役がうってつけなんですよね。
何気にセリカも、リィエルと似た部分があるので先々この人が取り戻さなければならないお姫様役を担う可能性は十分高そうな感じもあるんですよね。
そして、何気に独り勝手に突き進んで決死の思いで連れ戻さなければならない展開になりかねなかった可能性筆頭が、アルベルトだったのである。そう、彼がこの作品のメインヒロインになる、という展開もアリ得たんですよね。イカレ狂ったジャスティスと違って、彼は真っ当な信念に基づいて真っ当な道を踏み外しかねない真面目さんでしたからね。
なので、この巻でのアルベルトと図らずも本気で敵対する、という話は大きな分水嶺でもあったのだ。アルベルトの行く末を決める、という意味でも。まあ、そうなったらなったでジャスティスと被ってしまう部分も多分にあっただけに、アルベルトのあの強迫観念に近い何を犠牲にしても救うという自らを孤独に追い込む信念を、良い方向に変えることが出来たのは頼もしい味方がもっと頼もしい味方になってくれたという意味でも、ホッとした。すごい安心感である。
ようやく黒幕らしき存在が顔を見せて、なかなかキツイ展開になってきたところでアルベルトの新生は閉塞感を払拭してしまうほどの強いインパクトだったんですよね。
でも、それを成したのが男同士の本気のドツキ合い、本音をさらけ出し合いぶつけ合い殴り合うという「喧嘩」だった、というのはこっ恥ずかしいけれど、これはこれで素敵な話だったと思います。
こればっかりは女相手にゃなかなか出来ない感性のことですからね。男同士の特権だ。

シリーズ感想

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 3 ★★★☆  



【真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 3】 ざっぽん/やすも  角川スニーカー文庫

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温暖な地域の辺境ゾルタンにも、冬の寒波がやってきた。
「寒い日だからこそ来たくなるような薬でもあればいいのに」
リットのそんな提案から、レッドはかつての冒険で得た知識を駆使し新商品の開発に取りかかる。やがて、ゾルタンでは珍しい雪が降り始め、夜の林で雪を眺める2人は顔を寄せ合い温め合う―
「あなたの身体ってあったかいねぇ」
愛しい人と温もりを分かち合う2人の日常は幸せいっぱい。一方、“勇者の加護”による衝動から解き放たれる為、ルーティは暗殺者ティセと共に辺境の地・ゾルタンへと向かうのだが!?加護により引き離された兄妹、2人の運命が交錯する第3弾!

うげうげさん、なんなのこの子、この蜘蛛。蜘蛛なのに、人の心の機微に聡すぎる。勇者の加護に塗り潰されて殆ど機能を停止してしまっていたルーティの気持ちを察して、ティセとの間を繋ごうとするその聡明さは、もはやこのうげうげさんこそが賢者じゃないの? 賢き者じゃないの? と思えてくる。アレス? 知らないこですね。
一体あれのどこが賢者なのか真剣にわからないんですけど。賢者と書いて愚者と読むのか。賢者の加護って一体どういう方向で作用してるんだろう、かなり謎である。まあその彼も僅かながら良いこともしていて、その最たるものが暗殺者ティセを勧誘して仲間に引き入れたことなのでしょう。自分の手駒として招き入れたのに、ティセの方はアレスのこと全く眼中になかったのは苦笑してしまいましたが。ティセは普通に勇者パーティーの一員として頑張ろうとしているだけの真面目な娘だっただけなのですけど。
しかしこのティセも面白い子で、地の文の彼女の独白は雄弁というかおしゃべりというか結構頭の中では早口にいろいろなことを考えていて意外と落ち着きが無いと言うか浮ついてるところも目立つ娘なのだけれど、あれって地の文だからであって、傍から見るとだいぶ寡黙でおとなしい娘っぽいんですよね。
なので、今の勇者の加護に塗り潰されて人格が機能不全を起こしているルーティとのコンビって実は相当無言で会話のない旅だったんじゃないだろうか。
ルーティが兄であるギデオン=レッドと再会したときの様子を見ると本来のルーティとはかなり様子が違うようになっているみたいなんですけど、兄の述懐からすると元々あんまり喋る方でもなかったみたいで。ただ、感情の起伏は喋らなくてもその態度からよく見える子だったみたいですし、今のルーティの勇者の加護によって感情が押さえつけられ、体感のための様々な機能が停止してしまっている現状は本当に痛ましい。例の悪魔の加護によって勇者の加護がやや効果を落としてようやくこの状態ですからね。
こんな妹を置いていってしまったのですから、兄はもっと反省するべきですよ。勇者の加護への懸念はずっと持っていたのですから。ってか、あのアレスを信用して妹を任すとか、人を見る目がなさすぎじゃあなかろうか。
人助けという衝動から逃れられず、それどころか人を助けるために感情も削ぎ落とされ、身体の機能も改造され、人助けの装置のようになってしまう勇者という存在。ならば、その勇者を助けるのは誰なのか。
勇者ではなく、一人の少女ルーティの想いを、今まで抱えていた苦しみを悲しみを、彼女の助けを求める声を聞いたティセの、勇者を救う……いや、友達を助けるための冒険が今、はじまるのだ。って、なんかティセが主人公っぽくなってきましたよ?

ラブラブの同棲生活に突然現れた妹という小姑。これは修羅場発生か、とも期待?したのですが、その点に関してはルーティ、思ったよりも激烈な反応を示しませんでしたね。レッドが早々にリットを改めて紹介する時に結婚宣言したのも大きかったのでしょうけれど。ってかこれ、ルーティにティセがいなかったら、ルーティ本当に独りになってしまってて結構ヤバかったんじゃなかろうか。レッドくん、そのへんちゃんと考慮してただろうか。
意外と言えば、リットもまたしばらくずいぶんとおとなしかったんですよね。突然現れたルーティにどういう反応を示すのかと思ったら、しばらく距離を置く感じでしたし。ひさびさに会う兄に甘えるルーティに遠慮して、というのもあったんでしょうけれど。むしろ、ルーティの方からリットに踏み込んで自分の胸の内を明かしてきたのは意外でした。逆にリットの方から歩み寄るというか、ルーティと仲良くなろうとするかと思ってただけに。まあ以前勇者なルーティにリットは会ってるし、こてんぱんにやられてたというのもあるので、距離の詰め方に迷ってたのかもしれませんが。
ルーティ、絶対お前なんかお兄ちゃんにはふさわしくない! 的な牽制いれてくると想像していたので、ごめんなさい妹ちゃんちゃんとイイ子でしたわ。
なんとかこの可愛い妹を、加護という呪いから解き放ってやれないものか。とりあえず、本編の目的地はこの妹の解放、ということになるのかな。さすがにもう、この状態に妹を放っておいてリットとイチャイチャなんて出来ないでしょうし。

シリーズ感想
 
7月20日
デート・ア・ライブ アンコール 9
 橘公司(富士見ファンタジア文庫)

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放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 6
 風見鶏(富士見ファンタジア文庫)

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非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 11
 滝沢 慧(富士見ファンタジア文庫)

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好きすぎるから彼女以上の、妹として愛してください。
 滝沢 慧(富士見ファンタジア文庫)

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黒猫のおうて!
 八奈川景晶(富士見ファンタジア文庫)

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同棲から始まるオタク彼女の作りかた 3
 村上 凛(富士見ファンタジア文庫)

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はしたない姉妹ですが、躾けてもらえますか? 獣魔導士は服従の首輪にて姉妹と契る
 ツカサ(富士見ファンタジア文庫)

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異世界でロリに甘やかされるのは間違っているだろうか ぱーと2
 長岡マキ子(富士見ファンタジア文庫)

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魔王討伐したあと、目立ちたくないのでギルドマスターになった 7
 朱月十話(富士見ファンタジア文庫)

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【乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…8】
 山口 悟(一迅社文庫アイリス)

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7月19日
【神呪のネクタール 7】
 吉野弘幸/佐藤健悦(チャンピオンREDコミックス)

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【ジョジョリオン 21】
 荒木飛呂彦(ジャンプコミックス)

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【かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜15】
 赤坂アカ(ヤングジャンプコミックス)

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【姫ヤドリ 4】
 やまむらはじめ(サンデーGXコミックス)

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【姫ヤドリ 5】
 やまむらはじめ(サンデーGXコミックス)

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7月18日
夏へのトンネル、さよならの出口
 八目 迷 (ガガガ文庫)

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先日助けていただいたNPCです ~年上な奴隷エルフの恩返し~
 秀章(ガガガ文庫)

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空飛ぶ卵の右舷砲 3
 喜多川 信 (ガガガ文庫)

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史上最強オークさんの楽しい種付けハーレムづくり
 月夜 涙(ガガガ文庫)

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出会ってひと突きで絶頂除霊!5
 赤城 大空(ガガガ文庫)

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魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました。3
 森田季節(ガガガブックス)

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最強職《竜騎士》から初級職《運び屋》になったのに、なぜか勇者達から頼られてます 4
 あまうい白一(ガガガブックス)

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5分間SF
 草上 仁(ハヤカワ文庫JA)

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疾走!千マイル急行 (上)
 小川一水(ハヤカワ文庫JA)

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疾走!千マイル急行 (下)
 小川一水(ハヤカワ文庫JA)

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【天野めぐみはスキだらけ! 16】
 ねこぐち(少年サンデーコミックス)

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【湯神くんには友達がいない 16】
 佐倉準(少年サンデーコミックス)

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7月17日
リビルドワールドI〈下〉 無理無茶無謀
 ナフサ(電撃の新文芸)

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英国幻想蒸気譚 1 ーレヴェナント・フォークロアー
 白雨 蒼(電撃の新文芸)

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マギステルス・バッドトリップ Season 2nd
 鎌池 和馬(電撃の新文芸)

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【渋谷隔絶 東京クロノス】
 小山 恭平(講談社タイガ)

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【透明なきみの後悔を見抜けない】
 望月 拓海(講談社タイガ)

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【ブラッド・ブレイン 2 闇探偵の暗躍】
 小島 正樹(講談社タイガ)

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【ギルドレ 3 滅亡都市】
 朝霧 カフカ(講談社タイガ)

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【化物語 6】
 西尾維新/大暮維人(KCデラックス)

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【化物語 6 特装版】
 西尾維新/大暮維人(講談社キャラクターズA)

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【マコさんは死んでも自立しない 4】
 千田大輔(講談社コミックス)

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7月16日
戦国小町苦労譚 11 黎明、安土時代の幕開け
 夾竹桃(アース・スターノベル)

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転生してから40年。そろそろ、おじさんも恋がしたい。1
 清露 (アース・スターノベル)

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ドラゴンは寂しいと死んじゃいます ~レベッカたんのにいたんは人類最強の傭兵~ 5
 藤原ゴンザレス(アース・スターノベル)

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【急募】捨てられてたドラゴン拾った【飼い方】
 アッサムてー (アース・スターノベル)

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私、能力は平均値でって言ったよね! 11
 FUNA(アース・スターノベル)

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攻略対象たちに気に入られるとかどうでもいいです。私は私らしく、自由にさせていただきます!
 斧名田マニマニ(アース・スターノベル)

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転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~ 10
 猫子(アース・スターノベル)

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傭兵と小説家
 南海 遊(星海社FICTIONS)

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令和元年のゲーム・キッズ
 渡辺 浩弐 (星海社FICTIONS)

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異セカイ迷子の半透明とやさしい死神
 漆原 雪人 (星海社FICTIONS)

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7月15日
【転生幼女はあきらめない 2】
 カヤ(サーガフォレスト)

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【呼び出した召喚獣が強すぎる件】
 しのこ(サーガフォレスト)

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7月14日
百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い
 佐藤二葉(星海社FICTIONS)

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7月13日
戦国昼寝姫、いざ参らぬ
 尼野 ゆたか(富士見L文庫)

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わたしの幸せな結婚 2
 顎木 あくみ(富士見L文庫)

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鎌倉お寺ごはん あじさい亭の典座さん
 遠藤 遼(富士見L文庫)

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翠玉姫演義 三 ‐泥に咲く花‐
 柊平ハルモ(富士見L文庫)

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旺華国後宮の薬師
 甲斐田 紫乃(富士見L文庫)

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民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき
 神尾あるみ(富士見L文庫)

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7月12日
処刑少女の生きる道(バージンロード) ―そして、彼女は甦る―
 佐藤 真登(GA文庫)

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 12
 大森藤ノ(GA文庫)

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友達の妹が俺にだけウザい 2
 三河ごーすと(GA文庫)

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その劣等騎士、レベル999 2
 白石新(GA文庫)

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【配信中】女神チャンネル! え、これ売名ですの! ?
 徳山銀次郎(GA文庫)

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小泉花音は自重しない 美少女助手の甘デレ事情と現代異能事件録
 高町 京(GA文庫)

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帝国の勇者 世界より少女を守りたい、と“まがいもの"は叫んだ
 有澤 有(GA文庫)

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たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 7
 サトウとシオ(GA文庫)

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6歳の賢者は日陰の道を歩みたい
 斧名田 マニマニ(GAノベル)

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【異世界賢者の転生無双 2 〜ゲームの知識で異世界最強〜】
 進行諸島(GAノベル)

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【ピーター・グリルと賢者の時間 4】
 檜山 大輔(アクションコミックス)

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【ちはやふる 42】
 末次由紀(BE LOVE KC)

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【無能なナナ 5】
 るーすぼーい/古屋 庵(ガンガンコミックス)

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【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア 14】
 大森藤ノ/矢樹貴(ガンガンコミックスJOKER)

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7月11日
【Fate/Grand Order アンソロジーコミック STAR RELIGHT 1】
 アンソロジー(星海社COMICS)

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【京都寺町三条のホームズ: 祗園探偵の事件手帖 12】
 望月麻衣(双葉文庫)

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【道後温泉 湯築屋 3.今宵、神様のお宿は月が綺麗ですね】
 田井ノエル(双葉文庫)

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【さくらい動物病院の不思議な獣医さん 3】
 竹村優希(双葉文庫)

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【後宮の花は偽りを散らす】
 天城智尋(双葉文庫)

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【召喚軍師のデスゲーム 3 〜異世界で、ヒロイン王女を無視して女騎士にキスした俺は!〜】
 雪華慧太(アルファライト文庫)

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【異世界で怠惰な田舎ライフ。1】
 太陽クレハ(アルファライト文庫)

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【この世界の平均寿命を頑張って伸ばします。2】
 まさちち(アルファライト文庫)

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7月10日
ワールドエンドの探索指南
 夏海公司(電撃文庫)

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異世界帰りの俺(チートスキル保持)、ジャンル違いな超常バトルに巻き込まれたけれどワンパンで片付けて無事青春をおくりたい。
 真代屋秀晃(電撃文庫)

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淫らで緋色なノロイの女王
 岩田洋季(電撃文庫)

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破滅の義眼と終末を望む乙女 〈方舟〉争奪戦
 秋月陽澄(電撃文庫)

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秋山野要は愛されている。
 石崎とも(電撃文庫)

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つるぎのかなた 2
 渋谷瑞也(電撃文庫)

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湖底ゆらめく最果て図書館 光の勇者と涙する姫君
 冬月いろり(電撃文庫)

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新約 とある魔術の禁書目録 22.リバース
 鎌池和馬(電撃文庫)

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キノの旅XXII the Beautiful World
 時雨沢恵一(電撃文庫)

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錆喰いビスコ 4.業花の帝冠、花束の剣
 瘤久保慎司(電撃文庫)

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数字で救う! 弱小国家 4.平和でいられる確率を求めよ。ただし大戦争は必須であるものとする。
 長田信織(電撃文庫)

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そして異端の創換術師 現代魔術師、千年前に転移させられたので新たな歴史を創る
 えいちだ(電撃文庫)

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【俺にはもうNとファンタジーの定義が見えない】 鎌池和馬(電撃文庫) B☆W

私はおとなしく消え去ることにします 2
 きりえ(カドカワBOOKS)

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大公妃候補だけど、堅実に行こうと思います 2
 瀬尾優梨(カドカワBOOKS)

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魔石グルメ 3 魔物の力を食べたオレは最強!
 結城涼(カドカワBOOKS)

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世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 5
 とーわ(カドカワBOOKS)

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外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者 2
 ケンノジ (カドカワBOOKS)

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役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、今さら最強の冒険譚 2.青銅と赤鉄の章
 しゅうきち(カドカワBOOKS)

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最強の鑑定士って誰のこと? 7 ~満腹ごはんで異世界生活~
 港瀬 つかさ(カドカワBOOKS)

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蜘蛛ですが、なにか? 11
 馬場 翁(カドカワBOOKS)

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目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい
 リュート(カドカワBOOKS)

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追放された勇者の盾は、隠者の犬になりました。
 家具付(TOブックス)

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特級ギルドへようこそ! 〜看板娘の愛されエルフはみんなの心を和ませる〜
 阿井りいあ(TOブックス)

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継続は魔力なり 3~無能魔法が便利魔法に進化を遂げました~
 リッキー(TOブックス)

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眠れる勇者と夢見る大賢者の協奏曲2
 夜赭翼アルタ(TOブックス)

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勇者によって追放された元国王、おっさんになってから新たなSSSランク勇者に指名され、玉座に舞い戻る
 いらないひと(TOブックス)

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おかしな転生XII~学生たちには飴と鞭~
 古流望(TOブックス)

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7月7日
コボルドキング 2 騎士団長、辺境で妖精犬の王になる
 Syousa.(レジェンドノベルス)

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白の魔王と黒の英雄
 ずくなしひまたろう(レジェンドノベルス)

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最強船長と最高に愉快な仲間たち 2
 宮澤花(レジェンドノベルス)

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迷宮の王 2.勇者誕生
 支援BIS(レジェンドノベルス)

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7月5日
【ぐらんぶる 13】
 井上堅二/吉岡公威(アフタヌーンKC)

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【てんぷる 1】
 吉岡公威(アフタヌーンKC)

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【ウチの使い魔がすみません 6】
 櫓刃鉄火(アフタヌーンKC)

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【サタノファニ 10】
 山田恵庸(ヤンマガKCスペシャル)

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【アトム ザ・ビギニング 10】
 手塚治虫/ゆうきまさみ(ヒーローズコミックス)

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THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ!
 天河信彦(ドラゴンノベルス)

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極振り拒否して手探りスタート! 特化しないヒーラー、仲間と別れて旅に出る2
 刻一(ドラゴンノベルス)

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宵の国戦記 2.暴蝕の森
 長月 東葭(ドラゴンノベルス)

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【魔王軍四天王の面汚しと呼ばれた俺、今は女勇者のお兄ちゃん】
猿渡かざみ(BKブックス)

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【転生した受付嬢のギルド日誌】
 Seica(BKブックス)

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7月4日
【それでも歩は寄せてくる 1】
 山本 崇一朗 (KCデラックス)

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【ワンパンマン 20】
 村田 雄介/ONE(ジャンプコミックス)

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【鬼滅の刃 16】
 吾峠 呼世晴(ジャンプコミックス)

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【ONE PIECE 93】
 尾田 栄一郎(ジャンプコミックス)

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【アクタージュ act-age7】
マツキタツヤ/宇佐崎しろ(ジャンプコミックス)

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【Dr.STONE 11】
 Boichi/稲垣 理一郎(ジャンプコミックス)

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【神緒ゆいは髪を結い 1】
 椎橋寛(ジャンプコミックス)

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【双星の陰陽師 19】
 助野 嘉昭(ジャンプコミックス)

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【ド級編隊エグゼロス 7】
 きただ りょうま(ジャンプコミックス)

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【ド級編隊エグゼロス 7 特盛版】
 きただ りょうま(ジャンプコミックス)

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【魔都精兵のスレイブ 2】
 竹村 洋平/タカヒロ(ジャンプコミックス)

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【からかい上手の高木さん 11】
 山本 崇一朗(ゲッサン少年サンデーコミックス)

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【からかい上手の(元)高木さん 6】
 稲葉 光史/山本 崇一朗(ゲッサン少年サンデーコミックス)

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【くノ一ツバキの胸の内 3】
 山本 崇一朗(ゲッサン少年サンデーコミックス)

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【千年探偵ロマネスク 大正怪奇事件帖】
 囲 恭之介(宝島社文庫)

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7月3日
【身売りっ娘 俺がまとめて面倒見ますっ!】
 エール(MAGNET MACROLINK)

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7月1日
上流学園の暗躍執事 お嬢様を邪魔するやつは影から倒してカースト制覇
 桜目禅斗(角川スニーカー文庫)

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異世界転生アンチテーゼ 転生魔王はチート転生者をチートで殺します
 小路 燦(角川スニーカー文庫)

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理系な彼女の誘惑がポンコツかわいい
 長田信織(角川スニーカー文庫)

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スーパーカブ 5
 トネ・コーケン(角川スニーカー文庫)

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子守り男子の日向くんは帰宅が早い。2
 双葉三葉(角川スニーカー文庫)

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回復術士のやり直し 6 〜即死魔法とスキルコピーの超越ヒール〜
 月夜 涙(角川スニーカー文庫)

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世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する 2
 月夜 涙(角川スニーカー文庫)

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フリーライフ 〜異世界何でも屋奮闘記〜 7
 気がつけば毛玉(角川スニーカー文庫)

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八大種族の最弱血統者 〜規格外の少年は全種族最強を目指すようです〜
 藤木わしろ(HJ文庫)

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剣と魔法とセーラー服 〜ときどき女神にアイアンクロー〜
 三条ツバメ(HJ文庫)

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魔王を倒した俺に待っていたのは、世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。 4
 かじいたかし(HJ文庫)

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嫌われ魔王が没落令嬢と恋に落ちて何が悪い! 3
 猫又ぬこ(HJ文庫)

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六畳間の侵略者!? 32
 健速(HJ文庫)

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悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 5
 永瀬 さらさ(角川ビーンズ文庫)

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【はやめブラストギア 6】
 竹山 祐右(YKコミックス)

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6月29日
恋愛カルテット リトルプリンセスの恋愛相談
 箕崎 准(ファミ通文庫)

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賢者の孫 10.不撓不屈の魔王さま
 吉岡 剛(ファミ通文庫)

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誰が為のアルケミスト 砂の彼方の刹那
 はせがわみやび(ファミ通文庫)

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ファントムオブキル 時と絆の紡ぐ針
 櫂末高彰(ファミ通文庫)

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お姉さん先生は男子高生に餌づけしたい。
 朱月十話(ファミ通文庫)

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【じんるいのみなさまへ −わたしたちの場所−】
 伊西殻(エンターブレイン)

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【ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!3】
 彩戸ゆめ(エンターブレイン)

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【聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~ 6】
 ブロッコリーライオン(GCノベルズ)

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【ご主人様とゆく異世界サバイバル!2】
 リュート(GCノベルズ)

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【出遅れテイマーのその日暮らし 3】
 棚架ユウ(GCノベルズ)

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【冒険者をクビになったので、錬金術師として出直します! ~辺境開拓? よし、俺に任せとけ!2】
 佐々木さざめき(Mノベルス)

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【パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき 2】
 影茸(Mノベルス)

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【村人転生 最強のスローライフ 10】
 タカハシあん(Mノベルス)

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6月28日
 【未完結ラブコメと運命的な運命論
 ゆうび なぎ(講談社ラノベ文庫)

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お隣さんな教え子と甘い○○
 望月唯一(講談社ラノベ文庫)

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2年B組は反逆しました
 天宮 暁(講談社ラノベ文庫)

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幼なじみは負けフラグって本当ですか? 2
 猫又ぬこ(講談社ラノベ文庫)

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勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う 2
 深山 鈴(Kラノベブックス)

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よくわからないけれど異世界に転生していたようです 2
 あし(Kラノベブックス)

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二周目チートの転生魔導士 〜最強が1000年後に転生したら、人生余裕すぎました〜
 鬱沢色素(Kラノベブックス)

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異世界チート魔術師 10
 内田 健(ヒーロー文庫)

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その最強、神の依頼で異世界へ 4
 速峰 淳(ヒーロー文庫)

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いずれ最強へと至る道 2
 藍澤 建(ヒーロー文庫)

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ネクロマンサー少女 1
 天乃 聖樹(ヒーロー文庫)

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神様は少々私に手厳しい 6
 守野 伊音(ヒーロー文庫)

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傭兵団の料理番 7
 川井 昂(ヒーロー文庫)

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最強騎士団長の世直し旅 1
 佐竹 アキノリ(ヒーロー文庫)

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無属性魔法の救世主(メサイア)6
 武藤 健太(ヒーロー文庫)

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【神スキル【呼吸】するだけでレベルアップする僕は、神々のダンジョンへ挑む。4】
 妹尾尻尾 (モンスター文庫)

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【アラフォー社畜のゴーレムマスター 6】
 高見梁川(モンスター文庫)

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【髪結師は竜の番になりました(やっぱり間違いだったようです)】
 三国 司(PASH!ブックス)

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【神統記(テオゴニア) 3】
 谷舞 司 (PASH!ブックス)

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【気ままに東京サバイブ。もしも日本が魔物だらけで、レベルアップとハクスラ要素があって、サバイバル生活まで楽しめたら。】
 まきしま 鈴木(PASH!ブックス)

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チート薬師のスローライフ 〜異世界に作ろうドラッグストア〜 3
 ケンノジ(ブレイブ文庫)

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【ギャルごはん 7】
 太陽まりい (ヤングアニマルコミックス)

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【無人島に何か一つ持ってくとしたら何持ってく?って話 1】
 大塚志郎(バンブーコミックス)

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【楽園 Le Paradis 第30号】 (白泉社)

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6月27日
【NEW GAME!9】
 得能正太郎 (まんがタイムKRコミックス)

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【ニジとクロ 1】
 武梨えり(REXコミックス)

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【インフィニット・デンドログラム 5】
 今井神/海道左近(HJコミックス)

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【最強の黒騎士、戦闘メイドに転職しました 3】
 百門一新(幻冬舎コミックス)

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6月26日
【キノの旅 the Beautiful World 4】
 郷/時雨沢恵一(電撃コミックスNEXT)

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【航宙軍士官、冒険者になる 1】
 たくま朋正/伊藤暖彦(電撃コミックスNEXT)

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6月25日
【Fate/Grand Order コミックアンソロジー THE NEXT 6】
 アンソロジー(DNAメディアコミックス)

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【ゴブリンスレイヤー:ブランニュー・デイ 2】
 蝸牛 くも/池野 雅博(ビッグガンガンコミックス)

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【ゴブリンスレイヤー 7】
 蝸牛くも/黒瀬 浩介(ビッグガンガンコミックス)

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【ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 4】
 蝸牛 くも/栄田 健人 (ビッグガンガンコミックス)

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【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 -妄言録(モノローグ) 14】
 渡 航,/佳月 玲茅(ビッグガンガンコミックス)

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【兄の嫁と暮らしています。6】
 くずしろ(ヤングガンガンコミックス)

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【ユーベルブラット 23】
 塩野 干支郎次(ヤングガンガンコミックス)

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【異世界食堂 4】
  犬塚 惇平/九月 タカアキ (ヤングガンガンコミックス)

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【武装少女マキャヴェリズム 9】
 黒神遊夜/神崎かるな(カドカワコミックスA)

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【悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 2】
 柚アンコ/永瀬さらさ(カドカワコミックスA)

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【狐のお嫁ちゃん 4】
 Batta(カドカワコミックスA)

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【Fate/Grand Order コミックアラカルト PLUS!3】
 アンソロジー(カドカワコミックスA)

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【フレームアームズ・ガール カナガタ・デイズ】
 常石ツネオ(カドカワコミックスA)

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【それゆけ! 異世界チート魔術師 2】
 川村 拓(カドカワコミックスA)

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【ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり15】
 竿尾悟/柳内たくみ(アルファポリスCOMICS)

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Re:ゼロから始める異世界生活 20
 長月達平(MF文庫J)

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「キミ、どこ住み?え、俺は空中要塞住みだけど」
 川岸殴魚(MF文庫J)

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自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ? 6.5
 三河ごーすと(MF文庫J)

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大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ? 7.真の皇帝となり美少女嫁と全世界を救います。
 櫂末高彰(MF文庫J)

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僕のカノジョ先生 4
 鏡遊(MF文庫J)

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黒凪のダンジョンマスター 2.不適合スキルで海賊ライフ
 迷井豆腐(MF文庫J)

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緋弾のアリア XXXI 静かなる鬼
 赤松中学(MF文庫J)

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灰と幻想のグリムガル level.14++
 十文字 青(オーバーラップ文庫)

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現実主義勇者の王国再建記 X
 どぜう丸(オーバーラップ文庫)

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異世界召喚された俺がHできない理由 Answer.2 HPチートで無双したから
 大城功太(オーバーラップ文庫)

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庶民勇者は廃棄されました 1
 ぎあまん(オーバーラップ文庫)

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女大好き、クズ王子 〜転生魔王のハーレム英雄譚〜 1
 葉月(オーバーラップ文庫)

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ありふれた職業で世界最強 10
 白米 良(オーバーラップ文庫)

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異世界でスローライフを(願望)4
 シゲ(オーバーラップノベルス)

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追放者食堂へようこそ! 1 最強パーティーを追放された料理人(Lv.99)は、田舎で念願の冒険者食堂を開きます!
 君川優樹(オーバーラップノベルス)

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学園騎士のレベルアップ! レベル1,000超えの転生者、落ちこぼれクラスに入学。そして、
 三上康明(ダッシュエックス文庫)

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地下室ダンジョン 〜貧乏兄妹は娯楽を求めて最強へ〜
 錆び匙(ダッシュエックス文庫)

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ソロ神官のVRMMO冒険記 4 〜どこから見ても狂戦士です本当にありがとうございました〜
 原初(ダッシュエックス文庫)

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私、聖女様じゃありませんよ!? 〜レベル上限100の異世界に、9999レベルの私が召喚された結果〜
 月島秀一(ダッシュエックス文庫)

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盾の勇者の成り上がり 22
 アネコユサギ(MFブックス)

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錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。3
 夏月涼(MFブックス)

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剣と弓とちょこっと魔法の転生戦記  2 〜凡人貴族、好敵手との邂逅〜
 U字(MFブックス)

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見習い聖女の憂鬱
 澪亜(MFブックス)

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盾の勇者の成り上がりクラスアップ 公式設定資料集
 アネコユサギ(MFブックス)

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マネートラップ 偽りの王子と非道なる一族
 木崎ちあき(メディアワークス文庫)

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わけありシェアハウス
 綾藤安樹(メディアワークス文庫)

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逢う日、花咲く。
 青海野灰(メディアワークス文庫)

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オーダーは探偵に 失われた絆にひとしずくの謎解きを
 近江泉美(メディアワークス文庫)

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おはようの神様
 鈴森丹子(メディアワークス文庫)

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シャバの「普通」は難しい 04
 中村 颯希(エンターブレイン)

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6月24日
【ロード・エルメロイII世の事件簿 4】
 東冬/三田誠(カドカワコミックスA)

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【終末のノスフェラトゥ 3】
 真じろう(カドカワコミックスA)

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6月22日
【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 5】
 ほた。/CHIROLU(MFC)

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【剣鬼恋歌 Re:ゼロから始める異世界生活†真銘譚 1】
 野崎つばた/長月 達平(MFコミックス アライブシリーズ)

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【賭博師は祈らない 3】
 えかきびと/周藤 蓮(MFC)

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【Re:ゼロから始める異世界生活 第三章 Truth of Zero 10】
 マツセダイチ/長月 達平(MFコミックス アライブシリーズ)

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【ようこそ実力至上主義の教室へ 8】
 一乃 ゆゆ/衣笠彰梧(MFコミックス アライブシリーズ)

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新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬ ほど鍛えられて無敵になる。2
 岸馬きらく(HJ NOVELS)

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シロクマ転生 7 ―森の守護神になったぞ伝説―
 三島千廣(HJ NOVELS)

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異世界はスマートフォンとともに。17
 冬原パトラ(HJ NOVELS)

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