小説 エマ (1)
【小説 エマ 1】 久美沙織/森薫

原作の漫画は未見。アニメも第一話は野球放送の延長から見逃し。
というわけで、話題の漫画の小説版を手に取りました。話題だからというのではなく、執筆者があの久美沙織という理由が大きかったのですが。でも、良く考えてみると久美さんの本ってドラクエ以来かも。
で、読了。あー、すごいわ。この圧倒的な質感あふれる文章、ていねいに丹念に書き込まれた物語。なんかすごい「本を読んだー」って気にさせられる。文章を読んでるうちに脳裏にありありとその世界が映し出されていく感覚、これを引き出してくれる文章家というのは案外少ないわけで、久美さんの文章やっぱり好きだわ。ドラクエ、ほんと感動したもんなー。あの読感を思い出しました。
原作は未読なので、どれだけ元の雰囲気を忠実に再現してるかはわかりませんが、ヴィクトリア朝大英帝国の独特の空気を眺めるにはオススメ。さらに、物語としても読めば読むほど味の出る感じの面白さでした。これ、続き早く読みたいんだけど、ていねいに書いてるだけに早々には出ないのかしら。
原作の漫画にも興味出てきました。うん。

しかし、気のせいだろうか。一番印象に残ったのが元家庭教師の老婦人の儚さなんだけど(汗

アニメも第二話見たんだけど、エレノア嬢の感情描写がえらい可愛くて。良作。