トゥインクル☆スターシップ(8) ゴメン、きっとあたし嘘ついてた
【トゥインクル☆スターシップ 8.ゴメン、きっとあたし嘘ついてた】 庄司卓 ファミ通文庫

宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコの続刊が期待されてる庄司卓なんだけど、自分はこっちの方が好きかもしらん。こっちを終わらせてから取り掛かってくれてそれでいいと思う。
粗筋が5千人の女生徒が詰め込まれた研修船に指揮官として派遣された一人の男、というあとがきで著者自身が書いてるように頭の悪い設定なんだけど、当の主人公が指揮官試験をクリアするのに一生懸命で恋愛なんて眼中無しで、女性陣の方もわりとガツガツしてなくて、主人公に好意を示してる相手も数人と限定されているせいか(しかも、積極的なアプローチらしきアクションもあんまり起こしてない)、
あんまり女の中に男一人という印象がない。
料理の品目は濃い味をイメージさせるけど、実際の味付けはさっぱりしていた、みたいな。
実のところ、キャラクターの造形もわりとあっさり風味な上になにしろ数が多いので、今に至ってもメインキャラですら、名前とキャラが頭の中で合わさってないのだけど……なんか読んでたらしっくりするというか心地よいというか。波長が合うんですかね。妙にこの作品、好きなのです。
ともかく、恋愛パートもいい塩梅で、SFサイドも八巻に着て遂に事態の裏側が見えてきた感じ。
と、さっぱり楽しみながら段々と盛り上がってきたところで、ラストの核爆弾。
「え、ちょっ、マジで?」
全然想像していなかっただけに、絶句。作品の方向性、180度回っちゃったんじゃないのか、これ。ストーリーもラブもSFも、徐々に加速を始めたと思ったら、いきなり崖下に滑落したようなもんじゃないか。
うわ、まじこれどうなるの?