ガンパレード・オーケストラ 白の章
【ガンパレード・オーケストラ 白の章】 榊涼介

これのアニメ見て、色々と絶望した人はぜひ、この小説を読んで欲しい。
全然違うから。
吃驚するぐらい違うから。
とにかく面白いから。

本当にアニメと同じキャラなのか、と思うくらいスルスルとそれぞれのキャラが頭に入ってくる。一応、白の章のアニメは全部見たのだが、その際にはまったく完膚なきまでに印象に残らなかった面々が、この本の紙上では生き生きと躍動している。正直、元々のキャラデザインからして、ガンパレードマーチの面々に比べてどうしても見栄えが悪いと思ってたんだが、榊涼介おそるべし、というべきか。

しかし、この作品、榊氏が手がけていたガンパレードマーチの小説群の続編的位置に属しているのだろうか? 
一応、善行司令や原さん、半ズボンやバンダナ少女など、例の連中は登場しているのだが(この辺、ニヤニヤが止まらなかった。前線から退いてもヤツラはヤツラのまんまであった)。前作までの世界観を受け継いでいるのなら、彼らのその後もなんらかの形で追えるわけで、それは大変嬉しいし続編を熱望していた欲求も満たされるのだが。
 でも、これを読む限り九州は保持されてるみたいな描き方をされてる部分があるんだよなあ。有明の海苔云々とか。あれだけ激烈な九州撤退戦をガンパレマーチのラストに持ってきたにも関わらず。

……あれ? シナリオではあのあと、九州を回復するんだったっけ?
うーむ、よく分からんが、前作の面々にもフェイドアウトせず、何かと顔を覗かせてくれるようなので、その意味でも実に楽しみである。

ところで、あの峰岸さんは実際にゲームにいるキャラなのだろうか。それともオリキャラ? めっちゃ好きなんだが。