鬼切り夜鳥子 ~百鬼夜行学園~
【鬼切り夜鳥子 百鬼夜行学園】 桝田 省治

 ……これ、なんてエロゲ?
 あぅぅ、おおお、ひあああ。なんちゅうか……いいのか、これ?(笑

 あとがきにも書かれているが、スバラシイ勢いである。ノリノリで書かれているのが読んでても伝わってくる。概して、ノリノリで書かれた作品というのは置いてけぼりにされてしまうか――やたらと読んでて楽しくなってくるかのどちらかだ。
 もちろん、こちらは後者である。
 楽しめ、理屈はそれからだ。

 しかし、エロいな。エロさが尋常ではない。特に、百爺。これ、ヤバいだろ、ほんとに(w
 表紙のイラストもよく見ると……ひゃあw 私、手元に届いてふと帯を外してみるまで、まったく気がつきませんでした。だからイイのかよ、これ(苦笑
 ヒロインは全身に宿った式神を呼び出すために、毎回服脱がなきゃなんないんだが、だからどんなエロゲだよ。毎回幼馴染の裸を拝むはめになる久遠くんはかなりの役得である。こいつ、駒子の鬼切りを手伝おうとした動機、もしかしたら駒子の裸が見れるからなんじゃないのか(w 最終話じゃ触りまくってるしな。
……しかし、これだけやりたい放題やられてるヒロインも珍しいな。その割りに当人の駒子の性格がカラリサッパリで少々天然快活少女なもんだから、ジメっとしたところがなくていいんだけど。

伝奇モノらしいオドロオドロしい雰囲気を保ちつつ、最初から相手は鬼が五匹、一日一匹ずつ狩って行く、という定義が構築されているので、読んでてノンストップ。登場人物がみんなどっかとぼけたヤツラばかりなので陰鬱な空気にも染まらず、一気に最後まで読みきれる勢い最高の楽しい作品でありました。
うん、伝奇活劇というのが一番似合ってるかしら。

にしても、百爺は……あらゆる意味で物凄いな。ヒロインに何させるんだか。わたしゃ、読んでてどうしようかと思いましたがな(苦笑