オンライン書店ビーケーワン:7SEEDS(セブンシーズ)(フラワーコミックス)
【7SEEDS】 田村由美


最新9巻まで読了。
圧巻。
圧巻としか言いようが無い。特に9巻、見開き一ページを費やした、夏のAチーム誕生の瞬間のシーン。
いったい、この七つのコマを。あの七人の表情を。作者はどんな思いで描いたんだろう。どれほどの思いを込めて書いたのだろう。
私なら、もし私ならこのシーンを書き終えた瞬間に、精も根も尽き果て燃え尽きてしまうに違いない。それほどまでに、凄まじい、あの七人の姿。
だが、しかし。恐ろしい事に、それは始まりに過ぎないのだ。彼等の旅は、ここで終わったのではなく、ここから始まるのだ。
隕石による人類が滅び去った遥か未来の日本で、日本人の、人間の血を残し再び地上に繁栄を築くための種子としての冷凍保存された五つのチームの一つ、夏のAチームとして。

BASARAでもそうだったけれど、この作者の描く人の顔は、姿は、感情の爆発は尋常でないパワーが迸っている。叫びが、爆風のようにたたきつけられる。圧倒され、翻弄され、もみくちゃにされるのだ。ただ、漫画を読んでいるだけなのに。

崩れ落ちた甲子園の残骸を前にして、歌われるあの歌に、人の消え去った遥か未来にそれでも響くあの歌に、涙が溢れてくるのを止められません。