ノエルと白亜の悪夢―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ〈3〉
【ノエルと白亜の悪夢―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ〈3〉】 菊池たけし&F.E.A.R./佐々木あかね 富士見ドラゴンブックス
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TRPGリプレイでも傑作と名高いアリアンロッド・リプレイ・ルージュの第三巻。
なるほど、これは凄かった。事実は小説より奇なり、と申しますが。いやー、これはなんとも得難い感覚でした。興奮とはまた違う、1ページ捲るごとに、クライマックスに至っては一行読み勧めるごとに息苦しくなるような緊張感、胃が締め付けられるような圧迫感に攻められ、段々と体温が下がってくるような感覚。
これはノンフィクションであるが故の、ドラスチックさ。GMの思惑を超え、用意されていた脚本をあっさりと逸脱し、ノンフィクションであるがゆえに、本当に誰も知らない結末へと、一歩一歩近づいていく。
本当にここ、一歩一歩、一手一手、あの結末へ近づいていく雰囲気が凄いんですわ。
このクライマックスの局面は、まさに【運命】を感じさせるような劇的な展開の連続でした。
一つ一つのプレイヤーの選択肢によって導き出される結果、一回一回の振られるダイスの目の出方が、どれもこれもあまりに劇的なんですよねえ。これが人の手による作為の結果ならここまで震えはしないでしょうけど。
いやー、凄かった。TPRGの喜怒哀楽が全部凝縮熟成されたような、まさに名作でした。
しかし、こうなったら4巻はどうなるんだろう。リプレイ本を読むのは初体験なので、こういう展開になった後の進め方の定番を知らないので、興味津々だわ。