だって愛してる 2 (2) (まんがタイムコミックス)

【だって愛してる 2】 むんこ まんがタイムコミックス



一般的にはむんこさんの代表作は「らいかデイズ」になるんでしょうかね。でも、私にとっては最高傑作はこっち。
うらぶれた駆け出しの新人作家の旦那と、しっかりもので元気な美人の奥さんを取り巻く賑やかな日常風景。
むんこさんの描き出す明るく晴れやかで、でも時折人生の酸味も香ってくるような悲喜交々の雰囲気、人情が沁みる空気に一番フィットしてくるのって、この若夫婦の世代なんですよね。
また男女間の愛情も、結婚五年目という新婚ほやほやというには月日が経っていて、それでいて完全に落ち着くにはまだ熟成しきっていないという、ちょうどまろやかな味わいに時期。
この甘くも浮ついた所のない瑞々しい夫婦の掛け合いは、明らかに1巻よりいい感じになってますね。
ちょうど、学生時代のエピソードが挟まれたりしたからでしょうか。
この学生時代の話がまたいいんだ。旦那が学校をさぼりがちな不良さんで、奥さんは彼をまっとうな学生にしようと構いまくる委員長、というまったく王道で、素晴らしい関係でしたのですよ。
そこから、お互いが気になりだし、恋人になるまでのプロセスが、また最高。
しかし、この構図が、現在の仕事をさぼりまくる旦那と、それを蹴っ飛ばして働かせる奥さん、とまったく一緒なのが微笑ましい(笑

この二人、結局駆け落ちという形で結婚するのだけど、学生時代の話を見てると、高校を卒業してすぐかぐらいに駆け落ちしたみたいだし。
1巻を読んだときはそれなりに三十前後まで年齢がいってるのかと思ってましたけど、もしかしたらまだ23、4の若夫婦なんだろうか。
仕事における一歩の前進。駆け落ち以来、断絶状態にあった奥さんの家族との関係修正。そして、最後の新たな展開。
二人の幸せがどんどん膨らんでいくのが目に見えるような話の流れに、読んでるこちらも気持があったかくなる「だって愛してる」第二巻。
おすすめです。