狼と香辛料 6 (6) (電撃文庫 は 8-6)

【狼と香辛料 此曄〇拜凖犧宗進諺匳宗‥天睚幻


どうして、この二人はもっと自分たちの欲求に素直になれないのかなあ。そこがとてつもなくじれったい。
お互いが噛み合いすぎているんだろうか。読者という第三者の立場から見ると、ロレンスとホロは難儀な関係としか思えなくなってきた。お互いに大好きで、それを両方がちゃんと分かってて、ずっと長く一緒にいたいと思ってることもおんなじなのに、これだけ気持ちが通じていながら、あくまで駆け引きというコミュニケーションに拘ってるんですよね。
この駆け引きをお互い心底楽しんでいるのもわかるし、これが一種の彼らなりの睦み合い、戯れ合いなのもわかる。
でも、ここまでくるとじれったいよなあ(苦笑
ホロ、彼女はこれまでの傾向、5巻の最後などを鑑みるに、けっこう直接まっすぐな思いをぶつけられることに弱そうなんですけどね。うん、でもここぞという時に限定しないで、所構わずそういう態度に出られたら、ホロも嫌になるか。ホロとロレンスの関係というのは、綱の押し引きですものね。で、偶に加減できずにバランス崩して、相手にしがみついてしまう、と。

でも、やっぱりどこか遠からぬ先の別れを二人が前提にしているのが、ロレンスの告白を聞いたあとだと、胸が苦しいのです。
さらっと、ホロもロレンスのことを「大好きだ」と裏表の無い言葉で思いを口にしているのに。二人とも、相手がいなくなった後のことを考えてるんだもんなあ。やるせないですよ。
変に悟っているというか、大人な二人がどうにももどかしい。
ホロはいつも、どこかでが本気かわからない言動ですけど、逆に考えるとどの言葉にも本気が混じってるんですよね。だから、子供云々もどこか本気な部分があったんではないでしょうか。待っている、というほどじゃないでしょうけど、手を出してこないことをからかってきたことを勘ぐってみれば、今のホロならロレンスが求めてきてもすんなりと受け入れそう。
いや、まあこれまでも散々思わせぶりな誘ってるような言動とってましたけどww

新キャラ、コルに対しては、あれはどうなんだろう。ホロの可愛がりようは。コルを子供に見立てて、ロレンスとホロを夫婦、と見る形もあると思うけど、私から見ると……うん、ロレンスとホロが夫婦役なのはOKとして、コルに対しては子供じゃなくてって、やっぱり旦那に初めてできた可愛い弟子を可愛がる女将さんって感じだな(なんだそりゃ(笑