紅き月の巫女―ナイトウィザードリプレイ (ファミ通文庫)

【ナイトウィザードリプレイ 紅き月の巫女】 菊池たけし/F.E.A.R /石田ひろゆき ファミ通文庫


どりぃ〜む!!

まさか、プレイヤーさんも思いつきで付け加えたキャラ立ての語尾がアニメでも使われるとは思ってもいなかったんだろうなあ。この時点じゃ、アニメ化の企画なんてなかったはずだし。というか、リプレイがアニメ化なんて考えられないですもんねえ。
しかし、これはアニメ化する前に読んでおくべきだった。アニメでナイトメアが登場した時、さらに「どりぃ〜む」なんて言いまくってたのを見た時は笑い転げたもんだけど、もしこれを先に読んでたらそれこそヤツラが登場したとたんに笑い死にするくらい腹を抱えて爆笑できたでしょうに。
ナ、ナイトメアが、あのナイトメアが動いてるよ、どりぃ〜むって言ってますよ! てな具合に。
いや、それにしても私のきくたけリプレイの読破経験は、あのアリアンロッドルージュだけだったんだけど、それでもナイトウィザードのアニメはきくたけさんのリプレイそのまんまで面白いなー、すごいなー、と思ってたんですけど(いや、ほんとにストーリー云々がそっくりとかじゃなくて、リプレイそのまんまなんですよ。このニュアンスはアニメとリプレイ、両方見た人でないとわかんないかもしれないんですけど)、実際に灯やマユリ、ナイトメアが登場するナイトウィザードリプレイを読むと、アニメのあの再現度は仰天の域に達してることがよくわかりました。
既にアニメもクライマックスですけど、ほんとツボを押さえた良い作品でした。

んで、肝心のリプレイなんですけど……
主人公がひどい(笑
ホ○でへたれで三下で冷血漢でキレやすい、ってどんな主人公だよ!!(笑
クライマックスじゃ、ヒロインのはずの灯に埋葬されてるし……ぶばっ(思い出し爆笑
あのシーン、本当なら悲愴と絶望の極みのはずなのに、大爆笑の渦だったもんなあ。あれは笑った笑った。転げまわって笑った。
あれは反則。だからなんで命を埋めるんだ(爆笑
その灯なんだけど、意外とちゃんとヒロインしてましたね。しかも、無機質無感動な強化人間というキャラクターにも関わらずしっかり「ボケ」担当(笑
ナイトメアは最初から最後までひたすらに暴走しっぱなしだったし。
やはり、きくたけリプレイは面白いですわ。もうお腹痛くなるくらい面白い。
でも、それと同時にルージュが神作品と呼ばれるのがよく分かりました。この紅き月の巫女は、リプレイの文庫化の黎明期作品だけあって、だいぶギューギューに詰め込んでる。たぶん、実際のリプレイから削った部分も多いんでしょう。編集や脚本の展開、ゲームとしての妙なども、あのルージュの神がかった展開やゲームとしての面白さが伝わってくる内容に比べるとまだ初々しさみたいなものが感じられるわけです。初期のものによくある特有の慣れなさ、みたいなものかな。
なるほど、それらが洗練されてくるとルージュみたいなものへと完成していくわけだ。
なんにしろ、笑える面白さという点については一切の遜色なし。とにかく面白い。一発、笑い転げたいという人にはとかく強くお勧めする。
ナイトメアファンにもww