かむなぎ 四 誰をまつらむ天の籬に (GA文庫 (お-04-04))

【かむなぎ 四 誰をまつらむ天の籬に】 沖垣淳/睦月ムンク GA文庫


まったく、けしからん!
巻を重ねるごとにひどくなってる、本当にひどくなってる。

この兄バカめッ♪

もちろん、千尋が可愛いのはわかる。この七歳児、異様に可愛い。尋常じゃなく愛らしい。素直で我慢強くて聡明で健気で甘え上手で、とにかく可愛い。
わかる。わかるよ?
でも、この主人公の真幸の千尋への過保護ぶり、兄バカぶりの凄まじさたるや、古今東西ナンバーワン。
これでもライトノベルに関してはそこそこの数を読みとおしてきた自負はありますけど……こいつの兄バカぶりに匹敵するようなお兄ちゃんはちょっと思いつかない。頭一つ抜けてる兄バカ(笑
でも、こいつの場合、それでダメ人間化しているかというとそうでもないんですよね。むしろ、千尋と出会う前よりも人間として、男としてとても成長している。もともとは短気な若造で考えなしの心の余裕の足りない少年だったのが、千尋という庇護者を得てからというもの、本当にイイ男になった。まだまだ子供っぽいところはあるけど、道理を弁え人の心を慮り、優しさという強さを秘めた懐の広い、可愛げのあるイイ男になった。自覚はないみたいですけど、あの兄バカっぷりを除けば同性にも好かれ慕われるような大人になってますよ。
今回の弟君への真摯な接し方や、ありすに対する裏表の無い素直な厚意といい、最初のくそ生意気なむかつくガキっぽさから比べると本当に成長しました、うんうん。

いや、それにしても千尋は可愛いなあ(オイ
ベッドで食後の満腹感にまどろむ真幸の腕の中で一生懸命折り紙を折ってる千尋。そんな彼女のおでこや鼻の先を突っついたり、髪に鼻を埋めて匂い嗅いだりする真幸……って、こら、おい(汗
なに? このひっつきっぷり?(微苦笑

何気に、この巻に初登場した貞之の式神の金雀や百目も、やたらと可愛らしいし。うむむ、この作者の幼女を描く腕、侮れない、侮れないぞ!!
いや、マジで愛らしくて可愛いんです。ぎゅってしたい、ぎゅって。