光炎のウィザード恋は電光石火 (角川ビーンズ文庫 42-14)

【光炎のウィザード 恋は電光石火】 喜多みどり/宮城とおこ 角川ビーンズ文庫



ぜ、ゼストガさん!? き、気づいちゃだめだ、その気持には気づいちゃだめーー!
破天荒な女の子に振り回されているうちに、その子のことが気になって、というのは王道的なパターンかもしれないですけど、ゼストガ氏の振り回されっぷりときたらそんじょそこらの連中の比じゃなかったからなあ。というか、振り回され方にも色々あって、ヒロインの行動に主体的に関わって振り回されるならともかく、ゼストガ氏の場合はかなりとばっちりに舞台の端っこの方で知らないうちにひどい目に合ってました、みたいな扱いだったですから、周りにリティーヤに気があるんじゃないのか、と言われても、読んでるこっちも本気にはしてなかったんですよね。
皮肉屋で性根も歪み気味だけど、根っこは善人でお人好しの性格だから、ついつい手を貸してあげることも、という傾向だと思ってたのに。
いや、ゼストガのリティーヤへの接し方の辛辣さがあまりにも徹底してたんで、それに騙されたのもあるかもしれません。
って、好きな子を苛めるにしても、それは当たりが激しすぎますよ、ゼストガさん(苦笑
自分の本心を認めたくないからこそ、余計無意識に辛辣に接してた、というのもあるんだろうけど……いや、この人の素直になれない性格の場合、自覚したら余計悪化しそうな気もするけどw

それにしても、この作品、恋愛関係については薄めで、主にヤムセとリティーヤの師弟関係が主軸で、そこから徐々に恋愛感情にスライドしていく流れかと思ってたんだけど、サブタイトルのとおりエラいことになったなあ。本気でゼストガについては賑やかしかと思ってたんで。
リティーヤはリティーヤで恋だのなんだのに免疫なんざないもんだから、ゼストガの態度にパニックになってるし。え? 脈あるの?
相変わらず素直で快活明朗のくせに、やることなすことぶっ飛んでるリティーヤのキャラが面白おかしく話が転がっていくと思ってたんですけど、ゼストガとの関係の変化にリティーヤの家族関係の謎の進展、と本格的に物語も佳境に入ってきましたか?
今回はヤムセはずっと師匠というか大人の態度でしたけど……リティーヤとゼストガの関係に内心はどうなんでしょ。虹ドロさんの記憶も戻ってるわけですし……。うふふ。
Mか?