輪環の魔導師 2 (2) (電撃文庫 わ 4-26)

【輪環の魔導師 2.旅の終わりの森】 渡瀬草一郎/碧風羽 電撃文庫


今回、アルカインの仲間である天才と馬鹿紙一重のホークアイに、アルカインラブなシズクという濃いキャラが登場するんですけど、それらを登場シーンとともに一発で食っちゃって、インパクトを掻っ攫っちゃったのがヴィオレでしょう。
この娘、敵方の魔族なのに、あまりにもおもしろすぎる(爆笑
しかも、単なるネタ要員かと思ったら、かなりドラマティックな境遇だし。
さりげなく、見た目のデザインも一番好みだし、なんでカラー口絵に登場しないのか、とw
今のところ、まともにフィノと張り合ってセロに好意示すような年頃の女性キャラは登場していないんですけど、ヴィオレって候補じゃないんですかねw これくらい空気読めないお間抜けさんでないと、フィノのヤバさに対抗できないですよ。というか、まともに対抗すると惨劇になりそうなので、フィノの狂気を天然でいなしてしまえそうなヴィオレには期待が膨らみます。
まあ、それ以前に彼女を取り巻く問題が解決しなければ話にならないのですけど。あのラスト、どう考えても聞いちゃいけないこと聞いてしまう流れだしw

そして、この作品の見どころ(?)である、フィノのヤンデレっぷりは相変わらず……怖いよ!
アルカイン、思いっきり逃げ腰じゃないですか(笑
ほかのことに関しては敵である魔族についても何にしても超然と構えてる余裕たっぷりのキャラだけに、フィノに対しての腰の引けっぷりが目立って目立って…w
セロはセロで、フィノの狂気については当事者故の視野の狭さか対して問題視してないし。フィノの偏執的なまでの自分への執着を理路整然と解釈してて、言われてみればその通りなんだろうけど……傍から見たら完全に危ないですって(笑
今のところ、セロはフィノに対して殆ど恋に近しい好意を抱いてて、性格的に別の女の子に易々と心映りするタイプじゃないですから危険はなさそうですけど……将来的にはドキドキだなあ。

物語の方は、アルカインの仲間との合流とともに、セロに秘められた力の正体の一端の解明、さらに敵方である魔族の詳しい内情が徐々に明らかになってきて、そろそろ本格的に物語も動き出した感あり。
特に、一概に魔族が力に魂を売ってしまった狂人たちだけではない、というのが明らかになったのは面白くなってきたぞ。あの瞬間まで、あのキャラがそんな立場の人間だとは予想だにしてなかったので、かなり驚かされたし。
しかし、逃亡している姫君ってのはまだ登場してないんですよね? 年代的にはつい最近らしいので、フィノとは違うだろうし。