星霜のロンド (富士見ドラゴンブック 23-13 アリアンロッド・リプレイ・ハートフル)

【アリアンロッド・リプレイ・ハートフル 4.星霜のロンド】 久保田悠羅/bomi 富士見ドラゴンブック


アリアンロッドリプレイ、ハートフルシリーズも佳境の第四巻! 時期的にルージュシリーズが終結したあとなので、あのルージュの最終大決戦の余波がこちらハートフルシリーズにも色々と波及しております。
同じ世界観だとこういうの楽しいんですよね。しかも、プレイヤーも違うから、ちゃんと別パーティーが繰り広げてたらしい他所の話になってるし。
おもに青春学園ドラマ(?)として、学園内部でシナリオを展開してきたハートフルですけど、今回からは夏休みを利用して(笑)、覇王の遺産収集の旅に出ることに。
他のアリアンロッドシリーズでもそうでしたけど、この辺、レベル6や7あたりまで成長してくると、キャラのスキルもあがると同時に戦術の多様化と必勝パターンの確立がなされてくるんですよね。
もちろん、GMもキャラの成長に対抗して敵キャラクターを強化してくるので、戦闘がかなりダイナミックに。
第七話のボスなんか、今まででも一番の強敵で大苦戦することになるんですけど、あれなんて逆にこちらのキャラがどれほど強力なのか思い知らされる感じで、GMナイスジョブ。
いや、ある意味定番といえば定番の敵なんですけどね。小説だとなんだかんだで一蹴されてしまうタイプだけに、TRPGで戦うとこんなに強敵になるのかと、かなり新鮮でしたね。

第8話目は、ルージュでもあったシティ・アドベンチャ。ルージュでも読んでて面白かったですけど、この街を探索するシナリオの自由度はほんとに面白い。これぞRPGというべきか、実際に街で聞き込みして情報を集めて、あっちいったりこっち行ったり。ダイス目や、プレイヤーの発想でシナリオは常に流動しているので、次に何が起こるかわからない固定化されていないルートのドキドキ感もあるし、GMの腕もあるんだろうけどこれは面白いなあ。
ハートフルのプレイヤーは、みんなTRPGのベテランばかりなので、探索にしても戦闘にしても、ツーカーというか阿吽の呼吸が決まってて、読んでて気持ちいいですねえ。そして、相変わらずの人間関係(笑
カミュラ演じる小暮さんは、ほんとに女王様だなあ(爆笑
そして、とにかくヒドイカッツ=きくたけ氏のダイス目。戦術指揮は適格なんだけど、それを自分のダイス目でぶち壊して、小暮さんにいじめられ(笑
街の探索では哀れなほど役立たずと化してしまい、小暮さんにいじめられ(笑
カミュラの下僕と化してしまったのがダイスにも影響を及ぼすのか。なんとなく三下とか下僕に納まってしまったキャラって、ここぞというときに待ってましたというようなダイス目振るんですよね(笑

さて、物語も驚くべき覇王の正体に、ファムやヴァリアスの背負うものも見えてきて、こちらもまさに佳境佳境。
次巻でこのハートフルもついに最終巻。来月発売、こうご期待ってなことで。