銀槌のアレキサンドラ 2 (2) (電撃文庫 う 3-6)

【銀槌のアレキサンドラ 2】 上野遊/いせのやじん 電撃文庫


サンドラたち魔法使いって、けっこう頻繁に各世界を行き来してるんでしたっけ? 第一巻が魔窟の海に沈んじゃってるんで、細かいところはうろ覚えなのですが。
吉野家で特盛りとか、異世界からの来訪者のくせにやたらと現世になじんでるサンドラが、なんかなごむ(笑
異世界人ではあるけど、特に此方の世界の文化風習文明科学に戸惑うことなく馴染んでるのって、これはこれでいいかもしれない。
サンドラがコーヒー淹れてくれるのが当たり前になってる、二人の同居生活。こちらも、まだそんなに時間経ってないはずなのに、馴染んでるなあ。
アルマという、これまたサンドラのいいライバルキャラが登場するんだけど、恋人未満ながらしっかりとお互いを理解し合い意識し合ってる感じの二人の間に、恋愛方面で割り込むのは難しそう。
タカビーなプライド高いお嬢様キャラにも関わらず、サンドラ以外には理知的で穏やか。普通この手のキャラは天才型が多いもんだけど、逆にアルマは基本能力が低くそれを技術と努力で補ってるというパターンは珍しいかも。
なかなか歯応えのあるいいキャラなんだけど……いや、逆に優等生すぎるのが、主人公へのアプローチ力が弱い原因なのか。むしろ、ああいう世話好きな主人公は、ガンガン振り回してくれる我の強いキャラの方が相性がいいのかもしれない。
サンドラは、思ってたよりも主人公への入れ込みが強かったんだな。主人公とのすれ違いから発生した喧嘩の結果の、かなりのへこみ具合にけっこうびっくり。よっぽど相手に心を寄せてないとそうはならんですよ。
普段の態度も変にとんがらず、デレデレとは言わないけど強気系キャラの割りには主人公に気遣い、配慮が行き届いてるし、接し方も相手のこと考えてるしで……おやおや、よく見るとかなりいい彼女っぷりじゃない?
この辺のラブコメ要素、もっと強力にプッシュしてもいいかも。なんだかんだと、作品全体おとなしいですから。
これはもっともっとニヤニヤさせられる場面を引き出せるポンテンシャルを保有している作品だと思うので。
今後にさらに期待ってところか。