sola 2 (2) (電撃コミックス)

【sola 2】 阿倍野ちゃこ/原案:久弥直樹 電撃コミックス



よ、依人が、依人がぁ!!

アニメ、好きだった人は絶対買うべし。これは泣く。泣いた。泣くよ、おろろ〜〜〜ん。
アニメの方では、どうして依人と茉莉が蒼乃の行為を否定したのか納得いかなかったところがあったんですけど、漫画版じゃはっきり理由が明示されてますね。これは、依人にしても茉莉にしても、蒼乃のためを思うならこの行動を選ばざるを得ないと理解できる。
依人の崩壊が、漫画版の方がかなりひどいことになってる。蒼乃によって茉莉に関する記憶が消されるたびに、精神が磨滅していく依人の姿が、もう悲惨で悲惨で。
よりハッキリと、依人が「造りもの」であることが突きつけられて、これは辛かった。
どんなに手を尽くしても、茉莉の影を追い、それを消すたびに壊れていく依人を前にしている蒼乃の絶望は、深く果てがない。
それゆえに、元凶である茉莉を前にした時の蒼乃の怒り狂った憎悪と狂気は、総毛立つほど凄まじかった。ある意味、アニメの蒼乃より凄まじかったかも。
そして、永久の別れ。

ラストは、またアニメの時とは少し違う経過をたどるんですよね、これ。
これが……もう、号泣。私、号泣。
茉莉の優しさに。依人の想いに。胸が苦しいです。
茉莉が呼んでるから 俺もう行くよ
茉莉との約束を守り、蒼乃の幸せを未届け、世界に三人が見上げた希望の欠片を遺して。正直、アニメの依人より、漫画版の依人の方がやるべきことを全部やりきって逝ったような気がします。

そして。
アニメ本編ではそれとなく匂わすだけだった繭子と剛史、お互いの気持ちを改めて確かめなおすエピソードに、一番大切な二人を失い崩れ落ちそうだった蒼乃が前へと歩き出すためのきっかけを絡めたエピローグ。
漫画版では、アニメでは描き切れなかったような部分を、改めてしっかりと描き出している感があり、その充足感たるやたいへんけっこうなものでした。
よかったよーー。
アクションもしっかり躍動感あり、戦闘シーンで翻るスカートから覗く蒼乃姉さんのおみ足も麗しく(笑
なにより、イッちゃってるときの蒼乃の目つきが、ゾクゾクするくらい素晴らしかった。
とにかく、素晴らしいコミカライズでした。堪能した。