看板娘はさしおさえ 1 (1) (まんがタイムKRコミックス) 看板娘はさしおさえ 2 (2) (まんがタイムKRコミックス) 看板娘はさしおさえ 3 (3) (まんがタイムKRコミックス)

【看板娘はさしおさえ】 鈴城芹 まんがタイムKRコミックス


【家族ゲーム】にて、完璧にノックアウトしてくれた鈴城芹氏のもう一つのシリーズ。
いやあ、やっぱりこの人のマンガ、めちゃくちゃ面白いわ!
現在、ラブコメがメインストリームになってる【家族ゲーム】と比べて、此方は質屋を営む早潮家の家族話が主軸となってるんですけど、恋愛要素なくても、この人のマンガ、めちゃくちゃ面白い!
家族ゲームでもそうでしたけど、この人の作品、人と人との繋がりの描き方がとびきり上手いんですよね。技巧的、構成的なものだけじゃなく、情緒的な側面。優しくてあったかくて、ギュッと抱きしめたくなるような愛おしさが込み上げてくるような登場人物たち。それでいて、一癖もふた癖もあって一筋縄ではいかない連中で(笑
お父さんの立場が弱いのは、鈴城作品の共通点なのかしら。
ヒロイン的主人公的立場であろう長女、小学一年生にして家族一のしっかりもの、商いの鬼である小絵や、外見十歳の幽霊少女十世、小絵の友達にしてジュニアアイドルの小学五年の五十鈴らを差し置いて、本作で一番飛ばしているのが、お母さんの桜子さん(30)
この人がまき散らす下ネタのせいで、さり気にこの作品、2〜3割近くはエロネタですよ!(爆笑
お母さん、あんたエロオヤジ過ぎ! まだ十世ちゃんでコスプレ遊びしているだけなら良かったんだけど、一巻中盤を過ぎた頃からだんだん発言が本格的に生々しいエロネタを自重しなくなってきたし! 
けっこう本気でセクハラっぽいんですけど! なんも知らない子供らが相手だから??だけで済んでますけど!
未だ三十歳になったばかりというところで、まだまだ女盛り。夫婦仲もよろしく、夫婦の営みも頻繁に行ってる模様でw
【家族ゲーム】でもけっこう、おお! と思うようなエッチぃ話は振られてましたけど、こっちの桜子の暴走っぷりは洒落になってません(笑
これで、22歳まで男と付き合ったことも手を繋いだことすらなかった、ってのがまたギャップがあって……エロいw
お祖母ちゃんが、爺ちゃんと喧嘩してしばらく家に戻ってきてる間、エッチできずに悶々としてたり、帰ったあと久々にハッスルして翌日腰立たない、みたいな生々しいネタがさらっとネタにされてて、油断できん!
案外、本気で小絵に妹できそうな勢いなんですけどw

本業である質屋の話や、幽霊ながら商売繁盛の守護神となり、早潮家の家族となっていく十世ちゃん(行李に憑いていて、中に服を入れるとその衣装を身につけられるという特性を桜子に利用されて、彼女のコスプレ遊びのおもちゃにされてる。趣味はロボットと戦隊モノ。生前からカラクリが好きだった)。小絵の商売の師匠で、素手でイノシシやクマと戦えるデンジャラスなお祖母ちゃん(ツンデレで娘より初心w
と、濃いキャラも揃ってて、根本的には家族間のまったりとあったかい関係を腹を抱えて笑いながら堪能できる、これは傑作!

ちなみにタイトルの【看板娘はさしおさえ】は、実は捻っているわけでもなく、そのまんまなタイトルだったりします。そのまんまなのが捻ってると言われてばそれまでですがw
早潮小絵→さしおさえ