Under the Rose (1) 冬の物語    バースコミックスデラックス

【Under the Rose (1) 冬の物語】 船戸明里 バースコミックスデラックス



………うあぁっ(絶句

これは、マジすげえ。なに? これ。
泥沼というのも生ぬるい、重油の海をも連想させるドロドロに重たく渦巻く情念の海。
重たい。感情が重たい。潰れて息ができないみたいだ。漫画読んでてこんな気分を味わわされたのは初めてかも。
時代は十九世紀後期。ヴィクトリア朝イギリス。
引き取られた父であるローランド伯爵の邸宅で独り母グレースの死の真相を追い求めるライナス・キングの彷徨。
いや、もうこれはマジで凄すぎた。たまんない。震え上がった。冗談じゃないよ、洒落にならん。これどう考えても稀代の傑作じゃないか。信じられん、参った。
こんな漫画があったんか。いや、参った。参った。勘弁してくれ。
野心とか企みとか謀とか名誉とか、そんな所じゃない。闇はそんなところにはない。ただ、生きることに、これほどの闇が満ち満ちているってのか。
たまらんなあ。死にそう。うわあ。