ひとひら 5 (5) (アクションコミックス)

【ひとひら 5】 桐原いづみ アクションコミックス


甲斐のやつはあれか? 天然ジゴロか? この野郎!!
……orz
うああああ、恋愛模様がちょっとえらいことになってきたなあ。もともと、ちとせと甲斐って、距離感や気安さからいうと男女間で言うと一番近いような見せ方してたんですよね。屈託ない友達関係として。
そうなんだよなあ。そういう関係って、歯車が一個ズレたら一気に意識してしまう関係でもあったんだよなあ。あんまりにも普通に仲良い気安い友達だったんで、その辺ほとんど予想してなかったですよ。考えてみりゃ、こうなることは予想できたのに。
麦が演劇に対して前向きに、積極的になってきて安定してきたー、と思いきやすかさず恋模様が動乱の時代に突入ですかーー!
ちとせ、イイ子なんだよ。もう、信じられないくらいいい子。ハッキリ言って、ちとせがいなきゃ麦はこんな風に舞台に立てなかったはず。野乃先輩だけじゃ無理だったと思いますよ。野乃たちが卒業したあとに至っては、もうちとせの独壇場。麦が演劇部に入部したのも、舞台に立つようになったのも、ほとんど彼女の働きがあったからと言って過言ではない。
それだけに、甲斐に思わず吐露してしまった悔しさは、胸を突くんですよね。この子は本当に勇気がある子だと思います。傍観者じゃなく、同じ役者として、ライバルとして麦と張り合うべき立場にいるはずなのに、この子は麦の才能に気づくや、それが埋もれることを許さず、常に麦に力を与え、勇気を与え、進むべき方向を示し続けたんだから。
それが、麦という存在が自分の前に立ちはだかるであろうことを、薄々察しながら。それでもためらわず、逃げ出さず、真っ向から立ち向かって。
だから、このまま引き立て役に甘んじているのは、どうにも惜しい。悔しい。見てるこっちも悔しくなってくる。
これで、恋愛まで麦に持ってかれたらかわいそうすぎるじゃないですか。ただでさえ、こないだ失恋したばっかだってのに。
いかん、すっかりちとせに感情移入してるなあ。麦も、最近じゃあ鬱陶しい性格も改善されてきて素直に応援したくなるような子になってきてるだけに、苦しいものです。
しかし……、甲斐はなあ、この野郎。なまじ、好感のもてる男だけに、なぜか腹立たしくなる(苦笑
なんか、関係がややこしくなりつつありますけど、私、誰がどうくっつこうとイイ気になってきた(汗

麦を育てたのは野乃


いや、待て。それは、ちとせにゃあんまりだろう。こないだ振られたばっかだぜ?