約束のアンサンブル  アリアンロッド・リプレイ・ハートフル (5) (富士見ドラゴンブック 23-16 アリアンロッド・リプレイ・ハートフル)

【アリアンロッド・リプレイ・ハートフル 5.約束のアンサンブル】 久保田悠羅/bomi 富士見ドラゴンブック


ぶはははははっ(大爆笑
カッツの、カッツのデザインがえらいことに。最初のセットアップで、オリハルコンの髪飾りと豊穣の花冠なんてものを装備してしまったものだから、カッツの兄ちゃん、頭がおかしいんじゃないかというビジュアルになっちゃって(笑
アリアンロッドシリーズって、イラストではきちんと装備変更が反映されるもんなあ。以降、カッツが挿絵に出るたんびに吹くことに。だって、頭に花輪かぶったまんまシリアスやられても(笑

というわけで、とうとうハートフルシリーズも最終章。エルクレスト・カレッジが占領されるという自体に、学園開放に立ち向かうファムたちパーティ。覇王の遺産とファムの魔族化にまつわる冒険もついにクライマックス。
今回は全般的に、戦闘に大苦戦したというイメージでしたね。おおむね、この手のリプレイシリーズって終盤に来るとキャラのレベルアップと、パーティーの必勝戦術が確立されて、強力な敵が出てきてもバッタバッタとなぎ倒していくという印象が強かったんだけど。
やはり、パーティーが2:2に分かれて行動する、という展開が大きかったのか。最初の戦闘なんて本気でヤバそうだったもんな。
結局、最後までダイス目の傾向はカミュラ、ファム>ヴァリアス、カッツ、GMという流れでしたね。というか、カミュラの小暮さん、なんかもう最後の方は神がかってましたよ。自分のサイコロだけじゃなく、人のダイスのクリティカルまで予言してましたし(笑
ここまで凄いと、なんかカミュラが伝説の七賢人のひとり、という設定もなるほどと納得してしまいそうです。
一方のカッツ=きくたけさんのダイス目の貧しさも最後まで貫徹(笑
カッツのダイス目はもう、貧しいとか赤貧というのが妙に似合うw なんで毎回毎回達成値ギリギリなんだよ。そういう時に限って、小暮さんはひょいひょいとあっさり達成値クリアしてるし。ほんとにダイス目からなにから最後まで小暮=カミュラときくたけ=カッツのご主人さまと下僕の構図が崩れませんでしたねえw
そして、今回冴えわたってたのがこじまめ=ファム。もう完璧にヒロイン・主人公として戦闘にもシナリオにも大活躍。戦闘じゃヴァリアス差し置いて思いっきりエースアタッカーでしたし、シナリオの方もパーティーのリーダーとして大事なところでみんなを引っ張ってと……ほんとにあのこじまめか(笑
ところで、カッツの事件が解決して学園に戻ったらみんなにご飯おごるぜ、というキャラ発言に対して、「じゃあ、上野のお店で焼き肉がいいですー♪」とナチュラルに中の人発言で返すの自重しろw
きくたけさん、色んなところで声優さんたちにご飯たかられ奢らされまくられてると言ってますけど、こりゃ本当にかなりたかられてんだなあ(爆笑
ヴァリアスは、とうとう信じてた固定値にまで裏切られそうに。ここは笑った笑った(w
GM狙ってたのかなあ。
彼も最後までダイス目微妙だったなあ。おかげで、メインフロントアタッカーのはずなのに、戦闘じゃいいところ全部ファムに持っていかれたまんま、いまいち目立ててなかったし。仮にもヒロインの相方のはずなのにw
いや、でも今回一番ダイス目が悲惨だったのはGMか。これまでも決して目のいい方じゃなかったですけど、今回の目の悪さは可哀想になるほどw
敵のセットアップ、今回はかなり本気で倒しにきてたはずだったのに。ダイス目さえせめて平均値だったら、これラストバトルに限らずかなりの確率で死者が出てたんじゃないでしょうか。
肝心なところで神がかりな数値(逆)ばっかり出すんだもんなあ(苦笑
こじまめさんの毒電波、あれ本気で効いてたんでしょうか(汗

きくたけリプレイほどド派手ではちゃめちゃな盛り上がりこそなかったものの、安定していて隙のないシナリオで、とっても面白かったです。
まさにタイトル通りのハートフルな、キャラたち。
ラストも盛り上がり、じんわりと胸に来るあったかなエピローグ。
いやいや、これは最後まで楽しかった――。
こじまめさんのファムは、最初こじまめさんだからして徹底した三下キャラになるのかと思ってたのですけど、これが思いのほか真っ当なヒロインとして成長しましたよね。いやいや、三下キャラでは定評のあるこじまめと大畑さんがメインを務めるとあってどうなるかと思いましたけど(笑
そして、やっぱり存在感が大きかったのが小暮さんですか。本来、パーティを引っ張る役割になるだろうきくたけさんのキャラを首根っこ押えて下僕化させ、文字通り使役しながら(笑)、このゲームの中核としての存在感を示してらっしゃいました。
いや、実際会話パートの英麻さまっぷりは元より、戦闘やシナリオの分岐点での的確な助言や指摘には目を見張るものが。まさしく要でしたよ。

というわけで、ルージュに引き続き、このハートフルも終了。
で、アリアンロッドシリーズ、今後どうなるのか、と思ってましたら……。あとがきにてちゃんと発表がありましたよ♪
プレイヤーの会話とかを除いて、TRPGとして、ゲームとして読んでて一番面白いのがこのアリアンロッドシリーズだったので、この展開は素直に嬉しく、楽しみですわ。