コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー (3) (角川コミックス・エース 175-3)

【コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 3】 たくま朋正 (角川コミックス・エース)


うわぁ……このナイトメア・オブ・ナナリーに出てくるC・Cは、なんか迫力が段違いに凄いな。アニメでの彼女はどこか儚さを感じさせるヒロイン性を携えているのですけど、こっちのC・Cはまさに魔女。
表紙絵を見てもらえればわかりますけど(って、アマゾンはまだ書影ないけど)、C・Cのデザイン、意図的におそろしく妖艶なものになってます。
作中での行動力も凄まじい。暗躍というべきか、黒幕というべきか、物語の裏側で動く動く。おそろしく能動的。
ゲンブを殺害したのはスザクじゃなくて、こっちじゃC・Cになってるし。
というか、この巻で明らかになった彼女の出自(?)は、アニメ版と共通設定なのか!? 
百年戦争でフランスの魔女ジャンヌを破ったイギリスの女神って!?
いや、この過去回想、かなり衝撃的なんですけど。事実、アニメでは似たような場面がC・Cの記憶にありましたけど。
えええ?!
いやいや、しかしこれは。アニメのC・CとこっちのC・Cは気質が全然違うからなあ。独自の設定かと思いたいところだけど、細部の変更はあっても基本線は守られてるっぽいし、まったくの独自設定というわけではないのかも。
というか、歴史の改編はここから始まってるのか? 

いや、なんにせよ、ここにきてグンと面白くなってきた。謎の開示が謎を呼び、混沌に拍車をかけていく状況。
ルルーシュも、なんかどういう状態にあるのか。最後に正体を現したゼロ=ルルーシュとは別に、本国にルルーシュを名乗る枢機卿がいるし(ルルが二人??)
魔女C・Cも、マリアンヌとの関係や、彼女がルルーシュやナナリーを守る意図、人造ギアスユーザーとかの関連性も含めて、正体や目的もはっきりしないし。
C・Cはじめ、ルルーシュにスザクが前面に出てくると、全体が映えるなあ。
そこに、あのナリタ攻防戦でゼロとスザクという対立軸とは別に、アリスとナナリーという要素も加わって、盛り上がってきましたし。
というか、ここでルルーシュ、堂々とスザクに正体明かすのかよ!?

しかし、この漫画の柩木ゲンブは、その下衆で外道で賤しい売国奴の本性がもろに顔に出てて、かなり悪党顔になってるなあ(笑
一方で、スザクは子供のころのガキ大将っぷりが気持ちいいくらいに素敵だ。……ん? そういえば、こっちのスザクは父親殺しの原罪を背負ってない以上、あの鬱屈したトラウマは抱えてないのか。
このスザク、妙に背筋に一本芯の通ったような清涼さを感じさせられると思ったら……でも、一人称は僕になってるんだが。んん?