グロリアスドーン 少女は最果てにいざなう (HJ文庫 し 1-1-7)

【グロリアスドーン 6.少女は最果てにいざなう】 庄司卓/四季童子 HJ文庫


具体的にチェーンソーが敵でございますか!
こうなってくると、HELLOに属するbioクラフトも単純な思想的好悪感で行動しているわけじゃないというケースも考えられてくるのか。彼らなりの具体的な最良の判断として、現在の活動を行ってるとなるとどちらが良い悪いかじゃなくなってくるな。
でも、まだまだイモータルヌーンらbioクラフト側が伏せている情報も多く、チェーンソー含む判断材料が乏しいため、なんとも言い難い。イモータルヌーンの方針が、何らかの具体的な理由があってのことかもしれないし。ただ、そうなると彼女の秘密主義は結局不信感を招くしかないんだよなあ。
ティセのチェーンソーに関する話も、味方によっては一方的なbioクラフト側からの視点による説明で、実際にチェーンソーの具体的な姿形、行動パターンなど殆ど人類の眼に晒されていない今の状態では、一概に信じるべきかどうか。もちろん、ティセは人を騙したりできるタイプじゃないのはわかるんだが、どうにも一方的な印象は否めない。
今回のティセの行動って、かなり巧妙な立ち回りに見えるんですよね。例の人類側に伏せられていた惑星群の秘密の開示なんか、ある意味かなり要所に打ち込まれた楔になってきますし。ああした先例を見せられたら、今更HELLOの目的のようにbioクラフトと手を切るなんて選択肢はなかなか選び難くなってくるわけですし。それがたとえ、チェーンソーとの全面戦争になったとしても、これって、ある意味絶滅を賭した戦争か、それとも緩慢だが確実な滅亡か、どちらかを選べってなもんですし。
ティセがまったくそういうキャラじゃないだけに、なんとも複雑な……。

ただ、あの距離への絶望っていうのは、なんか胸にくるものがありました。この孤独感というのは、空に近づけば近づくほど迫ってくるものなんだろうなあ。同様に、受け継ぐ者なく潰え去ることへの恐怖。宇宙はやっぱり、無限のフロンティアであって欲しいです。

ところで、なんだかんだと、ティオと桜子も嫌がりながらも顔を出すようになって、なんだか戦隊モノの様相を呈してきてますね、これ(笑
本来なら単純熱血なアンリがまんまレッドのキャラなんだろうけど、主人公は広大なわけで……。直球で調整型で頑張れとか言われてるし。今回、「まあまあ」って何回言った?ww