ナイトウィザード The 2nd Edition ノベル 冥き迷宮のバーレスク (ファミ通文庫 N 3-6-1 SPECIAL STORY)

【ナイトウィザード The 2nd Edition ノベル 冥き迷宮のバーレスク】 藤原健市/みかきみかこ ファミ通文庫



オール・ハイル・ベール=ゼファー!

はいはい、ベル様万歳万歳。
まあ分かっていたことではあるんですよ。【合わせ鏡の神子】事件で裏界第一の魔王・金色の魔王ルー=サイファーが敗れ、アニメで描かれたマジカル・ウォー・フェアーの終幕である【宝玉の継承者】で、皇帝シャイマールが封印されてしまった今。蠅の女王たるベール=ゼファー様に互するような存在はいなくなってしまったわけです。
非情にして冷酷、希代の陰謀家にして享楽主義者。最強にして最悪の大敵であるベル様ですが、数々のナイトウィザードにまつわる事件を追っていくと、はじめは敵対者だったり事件の黒幕だったりと主人公側の敵として登場する彼女なのですが、なぜか最終的には主人公側の味方に回っていることが多い(追記すると、なぜか主人公側の大親分であるアンゼロット様は、ラスト前になると毎回毎回主人公(もしくはヒロイン)の命を世界を救うためなのですー、と狙いだす困った人である。ガッデム! とか叫び出すと危険信号)。
でも、マジカル・ウォー・フェアーの終焉までに裏界の名だたる実力者の多くは、数々の戦いで敗れ去り、現実世界に介入する力を失ってしまっています。それって、もはやベル様がウィザード側に肩入れした時にまともに対抗できるような相手がいなくなってしまったって事なんですよね。

つまるところ、ナイトウィザード The 2nd Editionの新たな敵・冥魔の侵攻によって、ウィザードと魔王が共闘する局面というのは、まさにベル様のために用意された舞台(笑

というわけで、舞台がThe 2nd Editionに移行してのこの小説では、案の定ベル様が大活躍(笑
この人、絶対悪人だし、実はイイ人だとかいうことは絶対ないんだけど、面倒見はいいんだろうな、と思える節は多々見受けられますね。同じ魔王のアゼルに対する態度もそうだし、一度気に入った相手ならウィザードだろうと誰だろうと、なんだかんだいいながらも最後まで面倒を見ようとする。その代わり、甘えさせてはくれないですけど。なれあいはしないんですよね。
しかし、ベルの得意技というか十八番だった「ディバイン・コロナ」。あれって、まさにベール=ゼファーの力を利用した魔法だったのか。いわばドラグスレイブの力の源がシャブラニグドゥ、みたいな。
クライマックスでの「ディバイン・コロナ」の呪文詠唱シーンは、自然と燃えましたね。

今作はアニメのあとの話ということで、柊たちはチョイ役で登場。DVDのブックレットでの四コマだったっけか。あれで描かれてた柊の卒業証書の惨状、本気で公式設定だったのか(爆笑
くれは、他人ごとみたいに言ってるけど、証書破ったのあんたらでしょうが。柊知らんのか(笑
挿絵のみかきさんはみかきさんで、柊とくれはのイラスト、フリーダムだったし。一ページ使ってなんの絵描いてるんですか(w

今回はわりとアンゼロット独り勝ち? 意外と珍しいパターンかも。あの人、最近かなりマジで無能なんじゃないかと心配してたんですがw
いやいや、でも今回のあれは、今までとは別の意味でヒドいですよ? 本格的に黒いですヨ? 
主人公の関西弁の女の子は、なかなか好みのキャラクターだったので、また別の話で出て来てくれると嬉しいかも。こういう屈託のない柔らかい感じの関西弁の女の子は好きなんですよね。
グィードのイラストがほとんどなかったのは正解か? 筋肉あんまり見たくないよw キャラは好きなので、また見れて良かったけど。筋肉はいいよ。田中天ボイスがえんえんとコダマしてましたw