ラッキーチャンス! 4 (4) (電撃文庫 あ 13-24)

【ラッキーチャンス! 4】 有沢まみず/QP:flapper 電撃文庫 Amazon


沙代さんかわいいよ沙代さん!
けっきょく、二ノ宮さんを差し置いて、キチに続いて表紙に抜擢されたのは天草沙代。
この娘、よっぽど絵師さんにも気に入られているのか、彼女の登場する話ではかつて【いぬかみっ!】で猛威をふるったあの衣装チェンジ風見鶏が登場して、いろんなコスチュームを着せられる沙代さんですが、なんか全部イラスト化されてるし。全裸もそうですけど、あの黒ストパンモロは反則だ(w
厚遇という意味では絵師さんだけでなく、ストーリー的にも実はメインヒロインじゃないのかと疑っている。前々からちょっと思ってたんだけどね。巧妙にメインヒロインはキチと二ノ宮さんみたくなってるけど、話の持って行き方やキャラの配置を見てると、実のところ天草沙代の立ってる人間関係の立ち位置って、キチや二ノ宮さんより遥かに強力なんですよね。
今回、二ノ宮さんの家柄にまつわる事情が匂わされて、ヒロインとしての立場が強化されてますけど、マサトのキャラクターの性質や立場からすると、彼女の置かれた境遇を引っくり返すことはできても、それが恋愛を動機とする、もしくは恋愛に繋がるものとは非常になりにくいような気がするんですよね。
こう考えると、ある程度精神的に大人として完成されてるマサトのキャラクターって結構厄介なんですよね。
思慮深いから、ジワジワと想いが醸成されるタイプだから。
キチ相手でも、キチがちっちゃすぎるというのもあってか、まず妹的存在としてカッキリ枠組みができちゃってるんで、突発的に彼女が恋愛対象にはなかなかなりにくいように思えるわけで。
一方、沙代さんはというと、元々何の面識もないところから、徐々にマサトの意識に浸食してる感じがするんですよね。しかも、マサトの方はかなり嫌われていると誤解している所がポイントとして大きいわけで。
占い師のおばちゃんがマサトに出した占いの対象者が明らかに沙代だったのも、単純にドタバタネタというには色々と意味深。それに、あそこで沙代が自分から踏み止まったのは、後後大きいと思いますよ。


可愛いと言えば、佐野ちゃんがさり気にポイント高いわ。まだ恋も知らないと断定されてしまったけど、和尚とのコンビはけっこういい雰囲気なので、もっと仲良くなってほしい所。両方ともいいやつだし。