ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1)

【ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート】 森田季節/文倉一 MF文庫J

Amazon



にゃあにゃあにゃあ!!(奇声
解釈など要らぬ、ただ感じるままに受け止めよ!

というわけで、めちゃくちゃ好きです。ツボ嵌まりまくり。何が、と問われると非常に困ってしまうんだけど。部分部分ではなく、全体が……というよりも読み終えた後の読後感が、というべきか。流れ流れて積みあがった結果訪れるこの感覚こそが、風となって意識を吹き抜けていく清涼感。
何を表現したいのか、何を伝えたいのか、何を書きたかったのか。それを具体的な言葉の表現によってあらわすのではなく、その全体の物語の流れを持って感覚としてダイレクトに投げつけてくるというその、とてつもなく音楽的、という意味ではあの【さよならピアノソナタ】の3巻に佇まいが似ていると言ってもいいかもしれない。
だから、感想と言っても大したことは綴れない。内容に触れることはどうにも瑣末に思えて筆に乗せる勇気がない。
だから、言えるのはきっとこれだけのこと。
この物語を読み終えた時の感覚を私はきっと忘れないよ、とそれだけのことなんだろう。

約束して。
ベネズエラ・ビターを忘れないって……


また、とことんまで追いかけたくなる作家が出てきたなあ。嬉しいことヨ。