ハニカム 2 (2) (電撃コミックス)

【ハニカム 2】 桂明日香(電撃コミックス)

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……あれ? おかしいな。この漫画のヒロインって、鐘成さんだったよね?
この二巻を読み終えたあと、第一巻の感想を読みなおす。うん、鐘成さんだ。確かに鐘成さんだ。見ろ、阿呆のようにかわいいかわいい鐘成さん可愛いと連呼しているじゃないか、この私。
落ち着いて振り返ってみよう。二巻だって、決して鐘成さんが登場していないわけじゃない。良く読むといい。鐘成さんがメインを張ってる話がどれほどあるか。半分近くあるじゃないか。しかも、実に可愛らしい顔を何度も見せている。決して、攻勢が衰えたわけじゃない。むしろ、畳みかけるように攻めよせてさえいる。考えてもみませい。本来の対抗馬だった、むしろ御手洗くん的には本命だった湧水さんと来たら、ズレた趣味趣向が響いたのか、完全にヒロイン戦線から脱落してしまったどころか、本編への登場頻度すら減少してしまっている始末。
ならば、どうして私は今、こんな――メインヒロインは誰だったのか、などという疑問に惑乱しているのか。

大魔神襲来!!

ラブコメ要因としては役者不足だったと見られたのは湧水さん、そのテコ入れなのか何なのか、新たに出現した新キャラクター。新ヒロイン。新バイト。その名も守時規子15歳!
かわいい! かわいいのだこの娘。とてつもなく可愛いのだ! 
いちいち、いちいち、仕草が、セリフが、反応がクリーンヒット。挙句、毎話のとどめに、でっかい必殺ブローのごとき凶悪な一コマが。
あかん、殺しにかかってる!
しかも、鐘成さんの必殺パンチには反応の薄かった御手洗君、この野郎、守時ちゃんにはいちいちときめいてやがるし!主人公にそういう反応をされてしまうと、読んでるこっちも、ああやっぱりかわいいんだ、と念押しされてしまうので、効果倍増なのである。
さらに、最初は眼中になかった御手洗くんが、順調に気になりはじめてるし。まあ、バイトに入る前から御手洗くんと何かといっしょにいるんですよね、守時さん。なんだかんだと最初から頼ってるし、助けられてる。その上で、御手洗に弱音や愚痴、すっごく気を許した顔をポンポン見せてるんですよね。んで、段々と自分がそういう顔を御手洗くんに見せてしまっていることに気付き始めていると同時に、なんで彼に対してそういう反応をしてしまうのかについても考え始めている。完璧にラブコメパターン(ww
男としてもねー。たまらんてー、そんな顔見せられたら。どーしても一旦壁を作ってしまう鐘成さんにしちゃあ、こりゃあ大変なハンデですよ。
巻き返せるのか、鐘成さん! 応援したい、応援したいが……守時ちゃん、マジかわいいからなあ。かわいいもんな。かわいいかわいい(ほえ〜

一方で舞さんと米斗さんの関係は、まだ未満で踏みとどまってる関係にも関わらず、しっとりとして艶っぽくて…味わい深い。
意地っぱりとか素直じゃない、という段階の話ではなく、なんというか大人であるからこそ、お互いの事とってもよくわかっているからこそ、単純に好きという感情に身を任さず腕組みしてその場にお互い立ち止まってる、みたいな関係が妙に素敵なんですよね。
好き、ってだけじゃ踏み出せない関係というのもあるのよ。でも、好きなんだよね。だから、時々ふっと物凄く至近距離にまで近づいてしまう。でも、そのまま何もなかったみたいに離れてしまう。でもでも、離れて行ってしまいはせず、適度に離れたら振り返ってじーっと横眼で見てるんですよねー。えへへ。