荒野に獣慟哭す 9 (9) (マガジンZコミックス)

【荒野に獣、慟哭す 9】 伊藤勢/夢枕獏 マガジンZコミックス

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あんぎゃーーーーーー!!(発狂

途中、途中だから。思いっきり話、途中だから。

第一部完!

伊藤勢の悪夢再び。呪われてるのかこの人。まさか、またここに至り、掲載誌の休刊というよんどころない事情で中断させられる羽目になるとは。
いやね、なんでこれが連載中断なんて羽目になるんですか。どっか引き受けてくださいよ。なんとかしてくださいよ。月刊ヤングマガジンとかダメなんですか? 冗談じゃないっすよ。傑作ですよ、傑作これ。うあああ(頭抱える
信じられん。

いやあ、もう本当に話は途中。佳境も佳境。ジャングル奥地での薬師丸法山の部隊との追いつ追われつの密林追撃戦。
このジャングルという土地の不気味さ、神秘性、恐ろしさが肌にビリビリ伝わってくる描写力は相変わらずながら、ジャングルの雰囲気は前巻の神聖さをフッちぎって今度は、映画【プレデター】を彷彿とさせる、一瞬あとに何が出てくるか分からない寒気を帯びた閉塞感がビリビリくる。
と言っても、ある意味主人公側もプレデターなんですよね。敵一般兵を襲い、喰い殺す巨大ブラックジャガー。味方側ながら、獣こええ。
脳の発達が巨大化を促進させる、というロジックは地味ながら面白いなあ。

今回は途中から別行動になってしまったけど、やっぱり摩虎羅は可愛いなあ。久々に本当のヒロインである赤石摩耶も出てたけど、どう考えてもメインヒロインは摩虎羅だわ。別行動を提案した時の、彼女のシュンと落ち込んだような仕草が可愛いったらありゃしない。まったく、お猿さんだってのに、なんですかよこの可愛さはよぉ。
御門は御門で、彼女のことめちゃくちゃ信頼しているし。信頼している以上に、色々と気遣いもしてるもんなあ。元々は同じ自衛隊員で仲間であった独覚兵と、彼女を戦わせたくないと考えて、直接独覚兵との交戦が避けられそうにない戦場から遠ざけようとする辺りは、単純に彼女を戦力として捉えてるだけでない、という気持ちがよく伝わってくる。
実際、これまでの激戦を振り返っても、単純に戦力として以上に、追い詰められ自らの正体も分からず先の見通しも立たない中で、摩虎羅の明るく芯の通ったキャラクターは御門を精神的に支え続けてたもんなあ。

一方で、ラストではもう一人の女性の独覚兵迷企羅との激闘。アニラとのカーチェイスも凄かったけど、虎特有の剛猛さと柔軟さを兼ね備え、女性の狂熱をあらわに闘争する迷企羅との密林というフィールドを駆使した格闘戦はド迫力の一言。まあ、この人の戦闘シーンは総じてド迫力なんだけど。

……その迷企羅との激闘が終わった直後に(号泣
ほんとに話の途中も途中。一区切りもついてないってば。頼みますから、続きお願いしますよ、本当に。
泣いちゃいそう。