狼と香辛料 2 (2) (電撃コミックス)

【狼と香辛料 2】 小梅けいと 電撃コミックス

Amazon


小梅版ホロの色気は異常の領域。この巻は一巻の時のように肌は見せないのだけれど、服を着ていようと着ていまいとこの狼神のつやっぽさはいささかも変わらない気がする。正直、同じ部屋に泊まっていながらロレンスがなんで手を出さないのか不思議になってくるくらい。と言っても、ロレンスの野郎もだいぶクラクラ来ているのがよく伝わってくるんですけどね。良く我慢してる我慢してる。えらいえらい。この自制心こそが、彼の商人としてのプライドに掛かってくるんだろうけど。ただこの時点ではまだまだホロの恐ろしさが実感できてない部分もあるんだろうけどねえ。さんざん手玉に取られ出すのはむしろここからだったような。
にしても、ホロのえっちいさはハンパない。ベッドの上でゴロゴロしてるだけなのに、もうこれは辛抱たまらん。ころころとかわる表情の豊かさ、少女のように快活な仕草は、だけれどふとした瞬間異様な艶めかしさを浮き彫りにして、男心をくすぐってくる。
原作のホロも相当だけど、漫画版のホロもこれは相当である。これほど彼女の魅力を見事に漫画として出力してくれると、もうどこにも文句のつけようがない。
個人的に、このホロの一番の表情はやはり泣き笑いの顔にあるんじゃないだろうかと愚考する。
しかし、あのシーン。ホロが助け出されたとき、やっぱり抱きつきにいってたのかー(笑
原作じゃ具体的にどうしたのかは描写してくれてなかったので、ここではどう見せてくれるのかと期待していたんだけど。にゃははは。そりゃあ怒る、ホロの立場からすれば怒るというか拗ねる。

と、ホロの魅力についてばかり語ってしまう漫画版だけれど、もちろんそれだけじゃないんですよね。ロレンスをはじめとした男連中、商人たちの快濶かつ狡猾な素顔、切羽詰まった交渉シーンの迫力ある鬩ぎ合い。
この狼と香辛料という作品の魅力はホロというヒロインであると同時に、ロレンスという主人公も同じくらいの比率をもって重きをなしているんですよね。この二人のカップルだからこその、この面白さ。その点を、この漫画版でも十分承知しているのがよく伝わってくる、このロレンスの描き方。実によい男であり、商人であり、ちょっと間抜けで、かっこつけで、でも実際にかっこいいのである。

にゃは、堪能しました。やっぱいいわー。