ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

【ロウきゅーぶ! 2】 蒼山サグ/てぃんくる 電撃文庫

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実に恥ずかしい事なんだが、この作品のタイトル【ロウきゅーぶ!】。つい最近までその意味にまったく気が付いていなかったのだ。
ずっとどういう意味なんだろうと首をひねっていたのだけれど(ロウはLOWだよな。きゅーぶはcube? LowCubeってなんぞなもし?)、ふと、唐突かつまったく脈絡もなくハッと思いついてしまったんですよね。
ろうきゅうぶ…籠球部だったのかorz
せめて何かきっかけがあって思い至ったのならいいんですけど、ほんとに脈絡なかったからなあ。一巻出てからもうだいぶ経つのに……。
いや、まったく本の中身とは関係ない事で失礼しました。

で、中身なんだけど。個人的には高校生と小学生、それほど問題になるようなことなのか、と思っちゃうんですよね。いや、問題なんだろうけどさ。ロリコンとか騒がれることなんだろうか。高校生と言ってもまだ十五歳のガキんちょだし、小学生と言ってももう6年生。歳の差で言ったら、僅かに四歳差ですよ? いいじゃん、たかが四歳差。などと思ってしまうのは、もういい加減イイ歳になってしまったからなんでしょうか。ショックなんかじゃないやい。
とはいえ、この年頃だと、三十四十になってからの四歳差とは、歳の差ってとてつもなく大きく感じるものなのは確かなんだよね。現実に、智花がちょっとマジっぽい以外は、他の娘さんたちは昴に対しては大人のおにーさんという認識が強いみたいだし。コーチやってるせいもあるんだろうけど、昴のこと、先生に近い視点で見てるっぽく思えるんですよね。その意味では、竹中の方が身近な兄ちゃん的な近い視点で見上げるようにも見える。

そういえば、その竹中くんだよ。ぶっちゃけ、ロリを強調しているくせに一番愛いのがこの男の子だっていうのは実際どうなんだ? めちゃくちゃ可愛らしいんだが(笑
真帆に対してのムキになる姿。誤解が解ければすっきり筋を通す男の子らしい気持ちよさ、好きな女の子にデレデレしてしまうだらしなさ。もう可愛いったらありゃしない。変にスレてない分、まっすぐで純真で一生懸命で、いい子なんだよなあ。
微妙に惚れてるひなたに相手にされてないっぽいのが可哀想なんだが、むしろこのパターンだと真帆とフラグが立ってるのが通常のパターンなんだけど、そういう気配がまったく見えず、見事に男と女の友情になってるのはやっぱり小学生か。これがもうちょっと思春期に近くなってくると、ガシガシ意地をぶつけ合い、お互いを認め合う関係というのは、そのままお互いを意識するきっかけになっていく、のがラブコメの常道なんだよね。まあ、その辺は将来に期待しよう。こいつは良いラブコメの主人公になる資質を持ってるぜ?

前回のような凝った戦術パターンの構築に向けた作戦タイムなど、バスケに裂く文章量こそ減ったものの、ないがしろにしているかというとそんなことはなく、ラストの試合は非常に面白かったし、各々が確固とした目的と指針を抱いて、練習を積み、努力を重ねて、新しいスタイルを紡ぎ出していく姿が密度濃く描かれていて、スポーツモノとしての体裁は失っていなかったね。
ラブコメ方面でも、智花とのイベントを重ねつつ、序盤では幼馴染という強烈無比なカードの存在が示されており、次回以降凶悪な修羅場が用意されてそうで、色々な意味で戦々恐々興味津津なのでありました。
個人的には基礎部分を踏襲するのに目一杯だった一巻よりも、余裕が出てきてとてもよくなったと感じている。そのまま伸びていってほしい所ですね。面白かったっと。