六畳間の侵略者!?2 (HJ文庫)

【六畳間の侵略者!? 2】 健速/ぽこ HJ文庫

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ゆりかの扱いが一巻から引き続き、ぶっとんで酷いヨ!!(笑
幽霊に地底人、宇宙人まで現れているというのに、ゆりかだけは魔法少女だと信じてもらえずに、重度のコスプレイヤー扱い。生活環境もキリハは地下にスペースあるし、ティアたちは宇宙船に繋がってるのを思うと、押入れのゆりかは一人だけやっぱり酷いw
ただ、肝心な場面で一番活躍しているのって、実はゆりかだったりするんですよね。ティアもキリハも何だかんだとはた迷惑なことしかしてないのに比べて、誰かのピンチに颯爽と……とはいかないけど、魔法で助けているのは彼女なわけで。
大丈夫、読者は見てるぞ、ゆりかよ。
その理不尽な御不幸に見舞われ続けるゆりかも、今回晴海と知り合う事でなんとか報われることに。誰かに認められ、見てもらえるって嬉しいですよね、うんうん。
六畳間の侵略者たちのドタバタの中に、学園での平和な時間の象徴ともいうべき晴海先輩は、なかなか関わり様がなくて、どうするんだろうと一巻の時点で気がかりだったのだけれど、現実に学園の方に舞台が移っても、六畳間ヒロインズとの賑やかな騒ぎの中に入り込めない晴海の内気で心細そうな心境が描写されてて、かなり心配させられたのだが、なるほど、そこでゆりかの存在が生きてくるわけかー。
この作品、案外主人公である所の孝太郎が、決して話の中心でも人間関係の中心でもなく、そこはかとなく群像劇的に話が進んでいるので、こうしてヒロイン同士の横のつながりが強化されていく形で、全体をふくらませていくのかなあ。
あんまりラブコメにもなってないし。孝太郎の事を意識してるのって幽霊の早苗と、晴海先輩くらいだもんなあ。キリハは腹に一物抱えてて本気で異性として考えてないみたいだし、ティアは完全にこれ喧嘩友達だし。ゆりかに至っては接触すら稀なんだが(苦笑
というわけで、ドタバタ賑やかな日常コメディーにとどまってて、意外なほどラブに関しては発展ない展開が続きそうだな、こりゃ。ただ、一歩視点を変えると一気に濃厚なラブコメ展開にも転がりそうな要素も多分にあるので、油断はできん。
これはこれで、やたらと騒がしくて、面白いんだけど。孝太郎のキャラクターも、如才なくかつ落ち着きがあるようで、ヤンチャで騒がしいナイスガイというなかなか他に類をみないタイプで面白いし。うん、確かに健速氏の主人公らしいキャラではあるか。

前回がOPだとすると、今回は共通ルート入りました―、みたいなノリ、というべきか。ただ、管理人さんの存在感の弱さは、ちょっと意外だったなあ。もっとメインに食い込んでくるかと思ったけど。いや、個性は強いんだから、もっと絡めそうなもんなんだけど。彼女、マッケンジー絡みの方なのか?