C3‐シーキューブ〈7〉 (電撃文庫)

【C3 ―シーキューブ― 7】 水瀬葉月/さそりがため 電撃文庫

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いいんちょーさんは、忘れてるふりなんかしなくて良かったのに。我慢しなかったらよかったのに。ばかだなあ。ばかだなあ。どんなに恥ずかしかろうと、いや恥ずかしがるからこそ春亮に意識させれたものを。
それにしても、反則である。鬼である。一挙手一投足が炸裂する戦略弾頭である。
ネコミミ装着による猫化なんて、まあベタなネタなはずなんだけど、やるキャラクターとシチュエーションが合致してしまうと、やはりあり得ない威力を発揮するよな、ベタネタは。

一方で、同じ恋を自覚する少女のはずのこのはは、ヨゴレ路線を順調に爆走してるよなあ(苦笑
なんだよ、デカパイ仮面って!
こっそり、元来は一人称が艶っぽい妾キャラというのは気に入ってるんですけどねえ。そこが逆に変にサバ読んで若づくりしているキャラに見えなくもないという悲劇w
それでいて、みんなのお姉さん役はきっちり黒絵に握られてるもんなあ。
黒絵がはじめて夜知家に来た時のエピソードも収録されているのですが、もうすでに最初の最初、速攻から黒絵には好いように弄られてて、そのアワレさには涙さそわれるw

一方の黒絵だけど、この人にはみんなやっぱり敵わんのだなあ。一番最初に呪いから脱した先達としての余裕かとも思ってたけど、初めて来たときからあんなんだったと知れると、もともと人格が懐広い人物だったのだとわかってくる。
とはいえ、夜知家に入ることになったときの自分の存在をなじませる為に仕組んだ演出は、その後の彼女の自然な振る舞いとは違って、恐る恐る慎重に、かつ手探りで立ち位置を確かめるようなところがあって、彼女なりに緊張していたのが伝わってきて、なかなか興味深かった。おかげでこのはがひどい目にあってるんですけどねw