ギャルゴ!!!!! 6 (MF文庫 J ひ 1-6) (MF文庫J)

【ギャルゴ!!!!! 6.地上波初登場大全】 比嘉智康/河原恵 MF文庫J

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真・ギャルゴ 爆誕!!

と、叫びたくなる、とんでもない結末というか、ラストのオチにはもうそれこそ色々な意味で鳥肌が立ちました。戦慄に震え、もはや笑うしかないという、凄まじさ。
いやいやいや、あれはちょっとしたホラーだぞ。ぶっちゃけ、ギャルゴの称号を少々舐めていたかもしれない。仮にもゴッドを名乗るからには、あれぐらいはこなして当然なのかもしれない。数々のギャルゲ系、ハーレム系主人公を鼻で笑い飛ばすくらいの格の違いを見せつけた、あれこそまさに神。ゴッドの名に相応しい結末でした。
ヒーローにしてゴッドという、どれだけーだよな、どれだけー。

とは言え、物語のクライマックスとしては前回の正体バレに伴うクラスメイトたちが見守る中での噂長との決戦がピークだったと言えるだろう。この巻は、残った謎の回収と噂長との戦いの後始末、といった風情で盛り上がりに関しては、あんまりだったかなあ。
なにより、あれほどの狂気を纏いて恐怖の権化として暴れまくった噂長がああなっちゃったらね。本当に悪い人は誰もいませんでした、という展開はイイ話として締めれるのかもしれないけど、テンションがガタ落ちしてしまった点は無視できないんじゃないだろうか。
それに、肝心のコトリにライムにハナさんというメインヒロインたちとの絡みがガクンとなくなってしまって、賑やかし以上の存在になれてなかったのは致命的。
できれば、五巻の尋常でない盛り上がりのまま、結末まで走り抜いて欲しかったところだけど。その意味ではちょっと残念だったかな。
でも、独特の語り口、云いまわしを駆使した文章に彩られたストイックな孤高のヒーローの戦いの軌跡は、御町内を舞台にしたちょっと間抜けな都市伝説を相手にしたものにも関わらず、非常に先鋭としたカッコよいヒーロー像が描けていて、とても燃えた。そして、コトリ、ライム、ハナさんというヒロインたちもまた、愛くるしいまでの可愛らしさで描けていて、非常に良かった。

次回作も、非常に楽しみにできそうです。