ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)

【ソードアート・オンライン 2.アインクラッド】 川原礫/abec 電撃文庫

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なんでこんなに早く短編集なんだ、と思う所だけれど、タイミングからするとやっぱりここしかないんだよなあ。三巻はアインクラッドから舞台外れてしまうみたいだし。
短編は最前線で戦い続ける攻略組とは別の生き方をする人たちの視点からの物語だったせいか、なるほどキリトたち攻略組と呼ばれる連中がどれほど特別な存在か、というのがよくわかるなあ。
一巻での主だった登場人物はみんな攻略組だったせいか、それほどイメージは湧かなかったのだけれど、それ以外の連中からすれば攻略組は本当の化け物なんだ。それは、翻っては弱い人たちを圧倒的な力で救ってくれるヒーローでもあるわけで、そりゃフラグも立つわな(苦笑
キリトが攻略組だと気付いたあとのPKの取り乱しっぷりは、あまりに痛快すぎて苦笑いすら浮かんできたね。なるほど、ツボを心得てるわ。そつがない。
はじまりの街で、ひたすら街に籠もって危険を避け、細々と生き延びている人たちの事も、一巻では語られていたけれど、具体的にはなるほど、こういう状況になってるのか。ここまで来ると、お互い別次元の人間にすら見えるんだろうな、これは。
ここでは、まだ十歳にも満たないような子供プレイヤーの件についても語られているわけだけど、アインクラッドの中とはいえ二年という月日が経っているんですよね。この年頃の子どもからすれば、二年ってのはとんでもない長さのはず。ゲーム解放後の社会復帰にはみんな苦労するんだろうけど、親元から引き離され二年もの時間を置き去りにされた子供たちは、もっと大変なんだろうな。
ゲーム解放後、というと、そういえばあのビーストテイマーの子、せっかくの使い魔もゲームが終わっちゃったら消えちゃうのよね。
……なんというか、ああいう話の流れからすると、けっこうヒドイ話のようなw