てるてる天神通り (4) (角川コミックス・エース 135-12)

【てるてる天神通り 4】 児玉樹 角川コミックス・エース

Amazon
 bk1

和菓子、御菓子と来たら、次の子はもう洋菓子しか残ってないじゃないか。なんて読むかって? ……ヨカコ? さすがに洋菓子店の娘が洋菓子じゃあ笑い話にもならない。でも、御菓子のお母さんは甘味処の跡取り娘で和菓子なんだから、別にいいのか?
しかし、鈴花お母さんの若いころのスペックは尋常じゃなかったんだな。このキャラデザインって殆どメインヒロイン仕様じゃないですか。明るく強気でそそっかしく、本番では押しが弱いところなんぞ、典型的な幼馴染スペックだし。この点は、大らかでポワポワとした天然素材の御菓子とはだいぶ違っているわけで、そりゃあ親父と同じ女の趣味ってわけにも行くまいなあ。それだとただのマザコンになってしまうし。いや、天志の場合、小さいころに随分と和菓子さんに懐いてたっぽいからなあ。多少マザコンの卦はあるのかもしれん。
まあ、現状でも鈴花ママの若々しさは図抜けているんですけどね。
しかし、今のこのイチャイチャラブラブ夫婦が、昔はこんなだったんかー。いやはや、気心の知れた幼馴染同士だから恋人同士、夫婦になってもさほど変わらんだろうというのはきっと思い込みの類なんだな。幼馴染カップルによっちゃあこいつらのように箍が外れてえらいことになるケースも出てくるわけか。
くぅ、となると天志と御菓子もくっつくとこうなってしまうのか。どうやら天志の方が先に自覚したみたいなのは意外だったけど、いやこの様子だと最初から好きだという自覚はあったっぽいなあ。その気持ちから目をそらしていたのが、タイムスリップで両親の馴れ初めを見てしまって、ごまかしきれなくなったというところか。親父さんと一緒でこいつも一旦誤魔化せないと理解したらもういちいち優柔不断に躊躇わない気風のよさがあるからなあ。御菓子の方も段々と天志の事を男性として意識し始めてるみたいだし、こりゃあ次の巻で一気に決着がついてしまうかも。他にも草輔と冬子や、頼子姉と本屋というほかのカップルも着実に仲は進展しているみたいだし、シリーズ自体がそろそろまとめに入っているのかも。
となると可愛そうなのは高津原嬢なんですけどね。このツンデレお嬢様もイイキャラなんだけど、逆に言うと典型的な報われなさそうな女の子という立ち位置になっちゃうんだよなあ。まあ、天志と御菓子の関係が鉄板という揺ぎ無さが、それ以上の立ち位置を許さないのですけれど。このまま、気持ちも知られず終わってしまうのはさすがにかわいそうなので、盛大に振られるイベントくらいはあるのかなあ。