神様ドォルズ / 6 (サンデーGXコミックス)

【神様ドォルズ 6】 やまむらはじめ サンデーGXコミックス

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詩緒の顔芸はかわいいなあ、かわいいなあw
この作品って、閉鎖された環境の因習や人間の悪意、不信感やむき出しの感情、生々しいまでの野心などが蔓延り、登場人物たちを翻弄する、言ってしまえば陰惨極まりない話なんですよね。
それなのに、話の雰囲気は深刻でマジメではあっても決して暗くはなっておらず、鬱々としたものにはなってはいないのである。それは偏に詩緒がその落ち着きのないドジっ子っぷりでカバーしているから、と言ってもいいのではないでしょうか。
この子、ほんとに可愛いんだわ。バカな子ほど可愛いっていうけど、この娘はまさにそれだよなあ。詩緒って別に明るい性格じゃないんですよね。けっこう気難しいし人見知りもする。むっつりとして言葉数は少ない方だし、むしろ狷介ですらあるかもしれない。
でも、そうした部分を補ってあまりある、そそっかしさがたまらないわけだ。背伸びしようとしているけど、根っから子供っぽいし。今回だって、まひるが乗り込んできて一触即発、みんな真剣な場面で一人だけ、まひるが踏んづけているお饅頭の箱の参上にアワアワと目を剥いて頭を抱えてるのが、笑えるやら可愛いやら。息が詰まりそうな展開の中で、ほんとにこの子は清涼剤になってるんですよね。放っておくと際限なく酷い話になっていきそうなのが、この娘がいるお陰で塞き止められている感じすらある。まあ、それはあくまで読者側の視点であって、中の人達は詩緒のドタバタについてはあんまり気にしても気がついてもいないみたいだけど。
まひるを追いかけようとしてちゃぶ台踏んづけてひっくり返して顔面直撃って、どれだけドジっ子なんだ(w

一方でもう一人のヒロインであるところの日々乃さんは、まひるに匡平の恋人と勘違いされ拉致された挙句、監禁されている部屋で貞操の危機に。この人は身持ち固そうなのに、やたらとエロい目に合わせられるなあ。勿論、そこまでアレなことにはならないですけど、ベッドに縛りつけられて身動きの取れずにいる日々乃さんのエロいことエロいこと。おっきい胸はもちろんのこと、むっちりとした太もももジーンズ越しながら、ああして強調されるとかなり際立つよなあ。

しかし、日々乃のお父さんもこうも立て続けに娘が危険な目に合わせられたら、色々と考えてしまうんじゃないだろうか。都会に出たとしても故郷との繋がりは(あの特殊さもあって)早々断てないだろうけど、度重なってるわけだし。

そんでもって、まひるの回想をもって匡平が隻を辞めるに至った直接の原因となる事件がようやく語られたわけだけど、玖吼理にはまだまだ秘密があるということか。匡平は自分があの事件をどうやって収めたのかの記憶はないにしろ、実際に玖吼理を操ってあれを倒しているわけだしなあ。この男も、主人公のくせにどこまで真実を語っているか、何を隠しているかわからないところがあるんだよなあ。嘘をつけるほど器用な男とも思えないけど。
紫音についてはどこまで引っ張るんだろう。そこまで容姿まで隠さずシルエットにとどめている理由もよく見えてこないし。それをネタにして巻末で遊んでいるということは、単に出すタイミングを逃しちゃってるだけ、という可能性もあるよなあw