真月譚月姫 (7) (電撃コミックス)

【真月譚月姫 7】 佐々木少年 電撃コミックス


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6巻が発売されたのが2008年の三月だったか四月だったか。ほぼ丸二年ぶりとなる新刊【真月譚月姫】。
そんでもって、今回は圧倒的なまでに、アルクェイドのターン、アルクェイドのターン、ターン、ターン!
思い出させられるのは、2001年。あの衝撃的だった原作ゲーム【月姫】のプレイ。そうなんだよなあ、そうだったよなあ。あの時は、もう狂熱的に、発狂したかのように、アルクアルクと絶叫していたもんだった。あまりのアルクの可愛さに、あのアーパー吸血鬼の切ないまでの生き様に、アルク萌えぇぇーーー! と叫び狂っていたんだった。
あの狂熱を、いやおう無く思い出させられる、佐々木少年版のアルクェイドと志貴との月下の恋物語。胸が高鳴り、目じりが熱くなる。今にも命尽きようとする中で、狂おしいまでに求め合い、悲しいまでにすれ違う二人の想いに、もう七転八倒でありますよ。
並み居るヒロイン衆を押しのけて、アルクが長らく人気投票でトップを取り続けたのは、伊達じゃないんですよ、伊達じゃあ。
そして、やっぱりタイプムーンの主人公の中では遠野志貴が一番好きですなあ、私は。こいつは、ごたごた難しいことを言わず、一番大切なもののために一直線に突き抜けられるんだ。優しくて、強い。迷いながら、揺るがない。観ていて、本当に愛おしくなる男の子なんだよなあ。ただただ頑張れと、その背中にエールを送りたくなる漢なんだよなあ。
改めて、惚れ直した。

で、やっぱり野獣化するのね(笑

まさかの、エッチシーンも余さず描写。二人の愛の行方を描く過程で、やはりこの場面ははずせないと判断したのか。ああもう、アルクかわいいよ、アルクかわいいよ、ふにゃああ。
この本、この巻、危なすぎる。あらゆるページに致死量の凶器が仕込まれていて、危険極まりない。なにこの一面に敷き詰められた地雷原は。ページめくるたんびに爆発だよ。コマに視線を移すごとに吹き飛ばされるよ。
やめてー、もうとっくに私のHPはゼロポイントよー!! LPもゼロよー(w

はぁ、はぁ、はぁ。

と、ほぼ完全にアルクェイドのターンだったわけですが、シエル先輩、このシリーズではメインヒロインじゃなかったけど、脇を固めるキャラクターとしてはほぼ完璧に近い存在力でした。
吸血衝動に犯され、半分魔王化したアルクと激闘を繰り広げる先輩の強いこと強いこと。
原作ではここまでバンバンと遠慮なく魔術を連発していなかったので、かなりインパクトが強いんですよね。元々蛇に憑かれていたために、シエル先輩は魔術師としても凄まじいまでの腕前、という設定があったのですが、あの頃の忌まわしい記憶から極力魔術は使わないようにしているんだったかな。その自縄を解いて魔術全開のシエル先輩の凄まじいこと凄まじいこと。これ、普通の一流どころじゃないよなあ。
代行者としての厳しい顔を前面に出しながら、ツンと志貴の額を突っついたりと垣間見せる先輩としての優しい顔など、シエル先輩もこれ、相当に魅力的なんですよねえ。
ううっ、シエルルートも読みたいなあ。

状況はついに最終局面。二年待たせてくれただけあって、8巻はまさかの翌月連続刊行。そして最終巻は夏に予定と、ラストに向けて一気に畳み掛けてきてくれましたよっと。
よし、後は一生懸命待つだけだ。