おれと天使の世界創生(ユグドラシル) (HJ文庫)

【おれと天使の世界創生(ユグドラシル)】 冬樹忍/魚 HJ文庫

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くっだらねーーー! 本気でくっだらねーーー!
ストーリーなんてあってなきがごとしだし、ヒロインはこれでもかというくらいに落ち物同居美少女だし。
ひたすらに、くだらないボケとツッコミの応酬が続いて続いて最後まで続きまくると言う、本当にもうくっだらない話なのでした……。


……ぶははははははっ!!


いや、もうね。このくだらなさが、やっ、やばっ、ツボ入った。あははははは!!
設定とか、もうどうでもいいんですよ。ただただひたすらに、この主人公とヒロインたちの脱力系の漫才を楽しめれば、すなわち大勝利みたいな?
前のシリーズの【たま◆なま】でもこの手のひたすらノリボケツッコミという会話シーンはあったけど、今回は敢えてストーリー性をうっちゃって、こっちに特化してきた風である。
うむ、何事もやりすぎくらいがちょうどいいと申しますw
こっそり、メタ・ダークなネタも仕込んでいるみたいだけど、機能するのかこれ? でも、場違いでもないんだよなあ。こんだけくだらない話なのに、こういうネタを忍ばせられるのは、この作者の妙なセンスの賜物である。キワモノである?


内容について語りようがまるでないなあ。いや、それがイイ(笑
主人公の抱える、思春期特有の現実への褪せた失望感など、突き詰めて行くと面白そうな仕込みもあるんだけれど、この漫才偏重路線は崩して欲しくはないなあ。とはいえ、その手の空気を全廃してしまうと、このくだらなさ、バカバカしさが軽くなりすぎて面白くなくなってしまうような気もするので、このバランスはこのまま絶妙なところを維持してやってくれると嬉しい。

こればっかりはツボに入るか入らないかで極端に評価変わりそうだし、誰がどう読んでもくだらねー、という点だけは揺るぎそうにないので、オススメのしにくさに関してはピカイチとすら言ってしまえそうな作品なのではありますが、ただただ気楽に道楽にケラケラと笑ってしまいたいのなら、これに手を出してしまうのも一つの手というものではないでしょうか。
ウケたもん勝ちですわ、こりゃあ。

あー、楽しかった。