電撃4コマ コレクション 放課後プレイ2 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 127-2)

【電撃4コマ コレクション 放課後プレイ 2】 黒咲練導 電撃コミックスDX

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あれ!? これ、帯に書いてある事の意味、そういうことなの?
前巻の続編としての二巻ではなくて、RPGなどのゲーム。たとえば「ドラクエ」とか「FF」とかで言うところの「2」なわけか。
彼と彼女は一巻でのあの二人から交代して、漫研の女部長と、唯一の幽霊部員じゃない後輩君の二人にチェンジ。うわあ、これは結構冒険というか思い切ったというか。あれだけ話題になったんだから、そのままあの二人で話を続ければそれだけで安全に人気も引き続いただろうに。
ただ、うん、なるほど。確かに考えてみれば、一巻のあの二人の関係というのは、あれで一区切りついたといえばついてるんですよね。そこからまたいろんな方向に進めていくことは出来るだろうけれど、区切りはついている。仕切り直しというのも、ありといえばありか。

しかし、改めてみると、すっごい絵だなあ。絵柄も全然変わらず一貫して目つきがやべえ(笑
でも、なんていうんだろう。キャラの感情表現については偏執的なほど丹念なんですよね。これでもかこれでもか、と妥協を許さず丁寧に丁寧にそのシーンそのシーンの漫研部長の感情の揺れを細かく細かく微細に、繊細に、余す所無く描ききってやろうと言う執念が伝わってくる。うまく繋がらない二人の普段のブツ切れの会話も、二人きりで妙に沈黙が居心地の悪い空気も、凄みに拍車をかけてくる。なんちゅうか、異様に生々しい。
なんかこれ、青春と恋愛を描くに当たって、余計な部分を徹底的に削って削って拭い落として、最後に残って剥き出しになった真芯の部分を無言で目の前に突きつけられて、下から「どうよ」と言わんばかりにギロリと睨みつけられたような、思わず息を止めてしまうような作品だなあ。
正直、一巻の時とはかなり作品全体の印象が違うんだが、いやはや、これは予想しなかった方向から圧倒されてしまった。一巻からこんな風に方向転換してくるとは、なんという度胸というか意欲というか。
なんにせよ、恋愛漫画として異色だけれどこれ、本気だわ。

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