えむえむっ! 9.5 (MF文庫 J ま 1-14)

【えむえむっ! 9.5】  松野秋鳴/QP:flapper MF文庫J

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9巻でついに美緒がブタローへの愛を自覚してしまった挙句に告白し、恋人である嵐子に宣戦布告してしまったことで、三人の関係はついに劇的な進展を迎え……たのか? あれ? やってることはいつもと一緒のような、と思ってたらぬおおっっと、いつものように太郎をいたぶっていた美緒が突然デレた!?
前は鞭だけだったのに、飴も併用するようになっちゃって、男性恐怖症で男に触れられない嵐子の弱みを突くように、積極果敢にスキンシップを図ってくる怒涛の攻勢。一応、嵐子と太郎は正式に恋人として付き合っているのけれど、これは嵐子の分が悪いよなあ。前の巻で身を引こうとした美緒を無理やり引き止めた手前、嵐子もなかなか美緒のスキンシップを邪魔しきれ無いし。
二人して、露骨に太郎を取り合う日々が訪れようとは。
じゃあ、太郎がそれで幸せなのかというと……こいつも大変だなあ。ただでさえ家で母親と姉が変態的に暴れまわっているんで心休まる時間がないだろうに、学校でも修羅場が続くとは。まあ、本気で相手を殺りに掛かっている母姉と違って、美緒と嵐子はむしろ仲がいいくらいなので安心なのだけれど。

と、ある意味三人の関係が膠着してしまった現状に対して、さっそく新キャラを投入してくるあたりはマメだなあ。まあ、ぶっちゃけこの三人の間に割ってこられるようなキャラはいませんでしたからね。あのちびっ子天才をはじめとして、サブキャラ連中は基本的に変人なビックリドッキリ人間であることを優先させてあって、ラブコメのヒロイン要員としては力不足もいいところですし。
じゃあ今度の新キャラ。真・ボランティア部の部長さんがどうなんだ、というと……まあ微妙なところではあるんですが、無闇にインパクトが強く個性的で我が強そうなキャラより、この手の精神的にヨワヨワな子の方が影響を及ぼすにも及ばされるにもより能動的だったりするので、ラブコメに一石投じるキャラとしては相応なのかも。強力なのは、この竹澤さんのキャラデザだよなあ。絵師本人がどうも気に入ってる節があり、かなり力入ってるんでしょね。カッコカワイイ系なのかなんなのか、かなり自分の好みストライクですw
この調子だと今後も出番あるのかな。そうだと、ちょっと嬉しい。

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