Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! (2) (角川コミックス・エース 200-4)

【Fate/kaleid liner  プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! 2】 ひろやまひろし 角川コミックス・エース

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どうやら第二期はこのまま長期で続いてくれるらしい。嬉しい話じゃないか。話の筋立てもロングスパンで組み立てられるし、ここからが作者の腕の見せ所。
にしても、面白い。Fateのスピンオフ作品というのはまったく度外視しても構わないくらい、これ単独で面白い。ちょうど、リリカルなのはとコラボしているけれど、スピンオフ作品としてはあれと同じくらい躍進しそうな気配があるよ、これは。具体的に言うとアニメ化とかしませんか?w
とはいえ、Fateを知っていれば知っているほど面白いのも間違いない。術理や世界観の共通性というのとはまた別に、キャラクターの在り方、というべきところとか。例えば、新しく出てきたもう一人のイリヤであるところのクロエ。彼女の抱えるコンプレックスであり渇望であり怒りというのもは、ある意味原作のイリヤが抱えていた闇であり狂気であった部分の源泉ともいうべきものなんですよね。そう考えると、この作品におけるイリヤの影の無さというのにもしっかりとした意味付けがなされているのだな、というのが見えてくる。
なるほどね、短絡的なコメディだからというキャラクターの変質ではなく、歴とした可能性の問題なわけだ。
そして、クロエとの対立と和解は、イリヤスフィールが自分と向き合い、自分が置かれている現状と向き合い、自分がどれほど守られてきていた身だったのかと向きあうために必要不可欠な儀礼だったのだろう。彼女は、ここで人間的に成長することが求められていたわけだ。
クロとのトラブルに目を奪われがちだけれど、随所に伏線は仕込まれている。この散りばめ方は絶妙と言っていいよなあ。あくまでクロとの話を阻害しない形で、さりげなくいろんな所に挟まれてるんだから。
勿論、その忠心となってくるのは美遊なんだろう。クラスメイトの娘らといい、ここでのオリキャラ、ほんとにキャラ立ったよなあ。たつこ、大好きです(笑

戦闘シーンは相変わらずスピード感と空間演出が半端ねえ。動静の鋭さと迫力、それに単純な力押しにならない、思わず声を上げたくなる発想の豊かさ。今回は戦闘シーン少なめだったけど、それでも魅せるなあ。
んでもって、アイリ母さんは最強っと(笑 裏表紙の美遊の心象では、あの天真爛漫さは演技クサさがあるとつぶやいてたのはちょっと気になるところだけど。
あと、凛はなんか一メイドに成り下がってるんですが(笑


番外編では、保険医の話。やっぱりあれ、カレンだったのか。原作に輪をましてひどいってか、ヤル気が皆無なんだが。いや、保険医としてもやる気なしってどうなのよww

そして、もうひとつの番外編では、リリカルなのはとのコラボ企画。この人がなのはを描くと、彼女の魔法、単純に戦略兵器にしか見えないんですが(笑


シリーズ感想